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2014年7月

2014年7月27日 (日)

ガルパン 1/1 西住殿バスト その3(最終回)

一昨日まではなかなか暑い日が続き、夜も寝苦しい一週間でした。昨日は雨模様で気温も一段落でしたがこの後はどうなるのやら?
一昨日の日中からなんだかお外はガス模様?と言うか霧だと思っていましたが、なんだかきな臭い感じも。昨日の新聞でロシアのどこかの火災による煙霧らしくPM2.5の危険も有るので注意の程を、との事。え〜っ!?そんな事、有るのかいな??って感じなんですが。
雨模様に混じっての白っぽいこの雰囲気、昔のスパイク時代の粉塵が舞う春先にも似た雰囲気、人体にも影響大らしいですよ〜!
そんな中、西住殿バストも最終回です。

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画像1、塗装途中
なにせ大きいものですので、途中経過はあまり撮れていませんです。
髪やお肌、コスチュームのベースの下塗りが完了の状態。なにせ1/1ですので、多げさな陰影は付けなくても結構雰囲気は出ちゃいます。目が怖っ!

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画像2、塗装最終段階。
髪やお肌、コスチュームとそれぞれ軽めにシャドーとハイライト処理を施しました。
やり過ぎは妙な事になってしまいそう。
瞳が入るとそれだけで出来上がった感じがしてしまいます。

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画像3、塗装最終段階2。
髪の毛や顔は表面を結構滑らかにしてあるのですが、細かな凹凸が結構致命的になって行きます。そんな部分も塗装段階にて目立たない様にして行きます。
瞳部分もできるだけ丁寧に仕上げたいところ。

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画像4、完成その1。
じゃじゃ〜ん、の完成の姿。
こうして見るとそのスケール感はよく分からん事になっていますね。単なるスケール物のバストモデル的な…。
横から見た後頭部の形はアニメ版を参考にしていますが凄い形です。
髪の最終分割の位置も分かります。前後に取り外せるんです。

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画像5、完成その2。
髪の毛の先端の形状には不満が残るところです。今後の反省の一つ…。
しかし、デカイのです。ベースを含めた全高は約650mm有りますからっ!

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画像6、完成その3。
イベント等での存在感は結構なものですが、メジャーになったガルパンとは言え、一般的な認知度はまだまだでしょうか。今後に期待がかかります(笑
右はアングル替え。

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画像7、完成その4 。
アングル替えバージョンですが、こんな感じでの画像では一切スケールは、不明、と。
それにしてもこの一年、良い勉強になりました。発泡素材によるデカもの立体物製作、今後の製作に大いに活かして行きたいところです。

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画像8、完成その5 。
やはりこうして正面で鎮座したものが最も存在感が有りますでしょうか。
ちなみのバックの布。実は移動の際に本体を包んで持ち運ぶための風呂敷的な布、なのでした。皺が目立つのはそのためなのですね、かたじけない。

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画像9、オマケ画像 。
上が今年の静岡ホビーショーでの展示風景。大きいとは言えこんな会場ではすっかり埋もれてしまいますね。やはりもっと大きな全身像なんかが求められる??
下画像は大洗でのタクシーの運転席での西住どののお姿。既によく分からない世界になっていたようですね〜(笑
HMEまで一月を切っていますので、それに向けての製作も、そろそろ進めなければです!。

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2014年7月20日 (日)

ガルパン 1/1 西住殿バスト その2

最近は天候絡みから始めるのが常になっていますが、なんとも札幌、暑い日々が続いています。30度前後の気温は正直厳しいのです。本州の方にはお叱りを受けそうなんですが、なんとも参った日々なのです。色々な緊張感がホンワカ頭の上に上って行くのです。これ以上続くと色々な事が今年はヤバそうですよ〜〜!
昨年のHMEに塗装無しバージョンで展示しました1/1 西住殿バストですが、今年の静岡ホビーショーに旅立たれるという事で、なんとか完成したのでありますです。
で、西住殿のバストの続きなのです。
画像で見る限りはコンスタントに作業が進んでいる様に見えますが、今回の分も実際の作業は1年前の物。大きいと言う事は良い事なのかも、ですが、その分圧倒的な時間が掛かっているのでありました。

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画像1、制服の襟。
前回に引き続きあちらこちらを盛ったり削ったりの繰り返し作業は続きますが、制服の首元の襟を表現して行きます。
こちらは単純に粘土を盛って形作って行くだけなのですが、物が物だけに、厚く盛った粘土はなかなか乾燥してくれないのでありました、しかも湿度高ぁ〜(泣

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画像2、腕の付け根部の追加。
バストモデルなので、当初は肩でスッパリと切断の仕上げを考えていたものの、全体のボリュームのバランス上、急遽、肩部分も再現する事にしたため、スチレンボードで追加なのでした。全てが良かれと思っての単なる思いつき〜♪
笑っている表情を付けようと、口元を開口の状態にしてみました。
これがなんとも良い感じにはなってくれなかった…。

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画像3、全体の調整。
髪の毛や顔、そして制服部にもコーティングの様に粘土を付けて形を整えて行きます。
おおよその形状は発泡段階で形作って行くのですが、細かな部分は粘土による表現も必要なのです。私の技量では…。
髪の毛部分は細かいだけに本当、時間がかかりますです。

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画像4、スカーフとベースの台座部。
全体的にそれらしくなってきたところで、スカーフ部分を作ります。
スカーフ部もスチレンボードにて大まかな形に削りながら形を整えて行きます。
バストモデルのべース部分は、植木鉢の大きいサイズの物を用意して取り付けようかと。
ただし取り付けの際のフィギュアとの基部をしっかりと作り込まなければなりません。これが結局かなり厄介な事に…。

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画像5、ジェッソにて表面処理。
ベースと本体の取り付け部分は桐の板上の物をがっちりと接着し、なおかつボルトにて取り外し可能な様に加工しました。安定性抜群です。
そして口元、結局良い表情が付けられなかったために、一度埋めてから線状の彫り込みに変更いました。口が開いているならばそれ様の基本形状にしておかないとアンバランスだと言うのが良〜く分かりました。
おおよそ全体の形が整ってきたので、表面の処理に取りかかりました。今回はジェッソを使用。30年前程の学生時代の物が合ったのですが、やや固めになっていましたが水で薄めれば全く問題無く使えました。結局足りなさそうなので新しいものも用意しましたが、容器の形状も全く別物に!30年の時、恐るべし!!
今回ジェッソを使った理由は、サイズ上の重量を増やしたくなかったのと、表面に適度な強度を持たせたかったから、です。ただし乾燥にやたら時間はかかるは、その後のペーパー掛けにもやたら時間がかかるのでありました、あちゃ〜。

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画像6、昨年のHMEにて。
結局塗装までは間に合わなかったため、HMEには表面処理のホワイト状態に目元を描き込んでの展示となりました。会内企画の「俺達のガルパン」にはなんとか参加できたと言う。
心残りでしたが、まあ、これはこれで存在感が有ったかな、と…。

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画像7、なんとか成功のHME 。
と言う事でなんとか展示に漕ぎ着けたのでありました。
画像上は会場にてパーツの造りを説明するため分解した状態の物。髪の毛の分割が制作途中の物から変更して、通常のフィギュア的な分割になっています。これはこの後の塗装を考えての事なのですよね〜♪パーツ数は少ないですね!
下の画像はクラブのメンバーで熱烈なガルパンファンのO氏。ベースが植木鉢なので頭にスッポリと被る事ができちゃいます。
それにしてもこの嬉しそうな表情。彼のこんな笑顔は普段はなかなかお目にかかれない貴重な画像なのでした!(笑
…つづく。

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2014年7月13日 (日)

ガルパン 1/1 西住殿バスト その1

台風だ、地震だと、なんとも穏やかではない事が続きますが、その影響は今後じわじわとやってくるのでしょうか。消費税が上がり、原料の高騰や物価自体の底上げが目に付きますが、手元が潤っている様子は全くないどころか、その逆を行っているのが現実です。この先色々な意味で心配ですよね〜!
昨年のHMEに塗装無しバージョンで展示しました1/1 西住殿バストですが、今年の静岡ホビーショーに旅立たれるという事で、なんとか完成したのでありますです。
流石に1/1という事も有り、作業行程がいつもの様に簡単には撮影が行えない状態でしたので、なかなかご紹介できないでいましたが、取り敢えずの有り合わせの画像ですが、なんとか日の目を浴びていただこうかと…。
と言う事なので、ややお見苦しい画像も有るかとは思いますがご勘弁くださいませ〜♪

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画像1、本体のベース。
通常の女の子系のフィギュアと言えば1/10〜1/6当たりがスケールとして多いのですが、1/1となると、なかなかどうするか考えてしまいます。
と言う事で今回のベースにしたのが、ダイソー製600円商品のもの。本来はカツラや帽子などを飾るもののようですが、素材が発泡スチロール製なので非常に適しているな、と。
私のところでは通常はマスク関係が被せられている代物です。

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画像2、本体の形状加工。
今回はベース自体全て発泡スチロールで考えていますので、必要に合わせて他の発泡スチロールを切断接着し、カッターやヤスリにて形を整えて行きます。かなり大雑把な感じでいいのですが。元の面影はあっと言う間に無くなっています。

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画像3、髪の毛のベース。
顔部分と同時に髪の毛に当たる部分を別のパーツとして発泡スチロールを被せて行きます。これもまたかなり大雑把な感じですが、後々の突起部分を考えながらのイメージが、サイズが大きい為に掴みにくいのですよね〜♪
まるでヘルメット状態なのでした!
下画像が作業中のガレージ内ですが、削りカス等でなんともワヤワヤな事に…。一般のお部屋では決してお勧めできない作業なのです!

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画像4、髪の毛と顔部の途中その1。
髪の毛をそれらしく角を落とす様に切断して行きながら別のパーツも付け加えながら形を整えて行きます。カッターやノコ、粗目のサンドペーパーが大活躍です。
ボディーと顔の表面には軽くて弾力性のある木粉粘土を盛り付けて表面をならして行きます。これも盛ったりヤスったりでできるだけスベスベになる様にして行きます。
なぜ木粉粘土?と思うところなのですが、サイズが大きいのと、移動時の衝撃等を考えると、できるだけ軽量に、そして破損のダメージが少しでも避けられると考えたのでした。
後々の表面処理はまた別に考えてありますが…。

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画像5、髪の毛と顔部の途中その2。
上記の作業を繰り返して行きますです、幾度も。髪の毛部分もかなり形が整った段階でお肌と同様に木紛粘土にて表面をならして行く訳ですが、一歩手前の発泡素材段階での丹念なペーパーがけがその後の作業に大きく影響するので、番手を変えながらできるだけ丁寧に処理して行くのがポイント。
首回りのディティールも盛りつけながら表現。
バストモデルとしては結構ボリュームが足りないと思い、肩から胸当たりまでの下部をスチレンボードにて追加して行きました。素材が変わっても同様の作業が可能なので全く問題ありません。
ディスプレイ等の製作の業者さんなんかは、これら全てを一つのブロック状の発泡スチロールから削り出すと言うのですから驚きなのですが、そこまでしなくとも案外うまい事形になってくれるものです。
以前から気になっていた発泡スチロールでの立体物製作が、ここに来てようやく実現しようとしているのですよね。まあ、ネタがガルパンものなのは?なのですが…(笑

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2014年7月 5日 (土)

ガルパン 西住殿 山下しゅんやバージョン その4(最終回)

ようやく本来の季節らしい様子になってきた感じがしますが、全国各地ではやはり記録的な事象も多々起こっているようでして、一体何が起こっているのでしょう、地球で。
個人的にはこの時期、やたら忙しい時期です。模型のイベントや車のイベント等に加え、この季節ならではの各種行事ごとが目白押し。のんびりと模型を楽しむ余裕は全くと言っていい程無いのであります。来月のHMEの準備も…、トホ。
と、ここで新情報。そのHME2014に、あの、某タミヤ(?)の元社長(現会長)がいらっしゃってトークショーをはじめ多くの方との交流をはかりたいと言う話しに。ん〜、なんかすごい事になりそうな予感…。いろんな意味で今年も盛り上がりそうですよ〜!
という事で西住殿の一応の完成です。

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画像1、完成その1。
あれやこれやバタバタの中、なんとか塗装が終了しました。と言うか、何とか間に合わせるレベルにはなりましたけれど…的な仕上がりですが(泣
全身くまなく、いつもと同じ様にひたすら重ね塗りして行きますです。

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画像2、完成その2。
塗装の途中経過の画像は今回撮れていません。なぜかと言うと、塗装はたったの1日作業でしたので、全くそんな余裕は無かったという事なのであります。
これで完成とは決して言えないのですよね〜♪本当は!

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画像3、完成その3。
各部のシャドーとハイライト処理は簡単に済ませてあるレベル。
ただし塗りムラや色ムラは各所で見受けられてしまいます。
締め切りの有る作業、やはり時間との戦い、また己との戦いな訳でして、まさに戦場。
お部屋もかなりバッチイ事に…。

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画像4、完成その4。
あらあら、画像で見ると本当に手抜きさ加減があらわになってしまいますね。
背中のあんこうマークも何となく悲しげな表情に見えるのですが…。

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画像5、完成その5。
髪の毛の塗装の前に終らせていた顔の塗装もけっこうイイカゲン。造形自体はこんなに怖いお顔ではない筈なのですが…。やはり手抜きの作業がバレて怒っていらっしゃる?
一応ローアングルからのいや〜んなショットも。

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画像6、完成その6。
さらにいや〜んなショットですが、顔つきはこのアングルの方が優しく見えますです。
反省点は言うまでもないのですが、取り敢えず展示会に向けて形にしましたよ、という事に。ただしこんな形での完成は完成とは言えませんので、展示が終了後には再度色を落としてサンディング整形&塗装のやり直しが必要です。HMEまでに間に合うのでしょうかね?

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画像7、背景付き画像。
お約束の背景付き画像はメトロン星人の際の大型バックを兼用して使ってみました。自然の広大な風景をバックにたたずむ西住殿の精悍な指差し姿勢。アニメのイメージはかけらも感じられませんね。それもそのはず、山下しゅんや氏の独特なイラストが今回のモチーフですから。造形としてどこまで表現できているのかは??ですが…。

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画像8、今回の決めの一枚。
セミリアル路線の今回のフィギュア、女性らしさと言えばお花。という事でお花をバックに、ハイポーズ!
妖艶な香りが漂う妖しい悪女風な一枚になりました、とさ。個人的にはお気に入りの一枚です。

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画像9、オマケ画像。
北海道AFVの会、会場の展示風景です。
こんな感じで展示しましたよ〜♪ガルパン物とは言え、会場内では異質な空間になってしまいましたが…。いろんな意味で新しいアプローチはできたかな、と。
右に見えるのが前回の作例のエルンスト・ウーデットさん。こちらも展示に向けてベースに草なんかを植え込んでみました。1/16とは言え小さく見えてしまいますね。
さて、この後はこの西住殿のリペア&仕上げ作業が待っています。仕上がりましたら再度ご紹介する事になるかもです。
次回はいよいよ1年越しの1/1西住殿バストモデル、の予定ですよ。

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