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2015年11月

2015年11月29日 (日)

セガ トリケラトプス その2

今週はドカッと来てしまいました、雪。現在は結構溶けてしまってますが、このまま気温が下がってくると本格的な根雪も、もう間もなくという事ですね〜!いよいよ、という感じです。まあ、遅かれ早かれ冬はやってくるのですが…(笑
今年も間もなく12月、そりゃあ冬にもなるという物です。年内も残すところ一月と考えると、おちおちしていられませんね〜。やり残した事も山ほど有りますし、そろそろ年内の反省とともに、来年の事も組み立てておかなければ、あっというまに来年すらもも終わってしまうという物です。毎年同じ事を思っていてもなかなか実践できていないのが何とも自己管理能力の欠如が甚だしい訳でありますね〜(泣
現在進んでいますトリケラトプスも同じ物があと2体有りますし、同シリーズのティラノサウルスも2体。ペガサスホビーのトリケラとティラノも組み立てまでが終わってますので、この後、恐竜だけでも6体は完成させなければ、なのですね、トホ…。
という事ですが、現在のトリケラ君も一応頑張ってはおりますですよ〜!ひと行程ごとにみるみる変わって行く過程を眺めるのも結構面白い物なのですが(笑


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画像1、塗装第二段階その1。
全体の上部には茶系を、下部には白系を何層も塗り重ねて行きます。この段階ではまだドライブラシの手法は使っていません。どちらかというとウェットブラシ(?)なのかもです(笑 それって普通の筆塗りかウォッシング?と思ってしまうかもですが、実は微妙に違うのですよ。水で薄口多塗料を豚毛の平筆にて塗りぬり、半乾き状態でさらに筆を運ぶと凹部には塗った色が残り、凸部の絵の具はこすれて下地が再度露出してくるのです。しかも全体の色味も調整できると言う優れ技!


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画像2、塗装第二段階その2。
上記の手法を幾度も繰り返して行くと、しっとりと馴染んだ風合いに色味が変化してくるのでありますです。全体の上部も下部も同様の作業にて色分けして行くと画像のような雰囲気に。この状態でオリジナルとはかなりイメージが変化してきています、よね?


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画像3、塗装第三段階その1。
おおよそ全体の色味が良いところまで来た段階で、ウォッシングやドライブラシによって色味に変化を加えて行きます。
パッと見では上記との違いは分かりにくいのですが…。


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画像4、塗装第三段階その2。
身体の一部をアップにした画像ですが、細部の色味の違いが徐々に変化してきているのが分かるかと…。実際かなり気長な行程、なのです。


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画像5、上部の模様の描き込みその1。
基本のボディ全体の下地の塗装が出来てきたところで、お次は上部の模様部分を描き加えて行きます。まずはミディアムのグレーで全体の枠を描き込み、徐々に暗くしながら塗り重ねて来ます。印象はグッと変わってきました。


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画像6、上部の模様の描き込みその2。
この際単色をベタッと描き込んで行くだけですと何とも単調な仕上がりになってしまいますので、数段階に濃さを調整しながら塗り重ねて行く事で違和感を感じない仕上げにして行くのです。ボディー中部から下部の白っぽい部分には斑点模様も描いて行きますよ。


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画像7、再度のウォッシング。
上部の模様がおおよそ描き終わると、再度の全体のウォッシングです。今回のウォッシングの目的は全体の色味というよりも、皺や凹部のモールドの色味の調整、です。
上部の濃い色味の凹部には明るいサンド系を、下部の白い色味の凹部にはグレーおよび茶系の色味が付く様に色味を使い分けして行く必要が有るのです。
この作業で全体的な色はやや彩度が落ちてしまいますが、後でさらに調整して色味を立ち上げて行く事に。


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画像8、ウォッシング処理後のアップ。
単調めだった全体の雰囲気が凹モールドに加えた色味によって立体感が増してきました。
上部の模様の色がややもっさりとしてきています。
部分部分の色味の変化でリアル感もますます倍増中!
しかし作業はまだ7割方の段階、この後に更なる色味の調整と細部の描き込み作業が待っている訳なのでした〜!
完成までにはもうちょっとかかりそうですよ〜♪


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2015年11月22日 (日)

セガ トリケラトプス その1

冬の足音も徐々に高まってきた今日この頃、皆様の身の回りはどのような感じでしょうか。冬支度はお済みでしたか?年末を控えたこの時期の冬の準備は、なかなか忙しさに拍車がかかってくる物ですね。身体にもこたえると言う物です。
昨日は「POOH熊谷と仲間達の模型作品展2015」に行って来ました。場所は芦別道の駅内「星の降る里百年記念館」。展示会のみ観覧の場合は入場無料です。11月21日~12月6日までのロングランな展示会なのですが、数点私も作品を展示させていただきに。予報では前夜から雪模様の話でしたが、札幌はその気配は全くなかったのですが岩見沢辺りからはちらちらと雪が舞い始め、砂川辺りからは本格的に冬景色、いよいよ本格的な冬将軍の到来の予感なのですね〜!
展示会場の方では初日と言う事でまだ作品数もまばらな感じでしたが、例年の感じですと徐々に増えて、最終日には増えに増えて、ごった返した展示になる、と言った事なのですね〜!この後2週間近く有りますので、皆さん是非足をお運びくださいませ!!
と言う中で、今回は恐竜君などを…(笑


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画像1、パッケージとオリジナルのフィギュア。
「大恐竜 プレミアムトリケラトプスソフビフィギュア リアルカラーVER.」という商品でセガのゲーセン用のプライズ品なのでした。全長で380mmほどの大きなソフビ製のフィギュアです。大きいために迫力満点、造形的にもとっても素晴らしいのですが、塗装が単調な為にもっさりとした子供向けのトイと言った雰囲気が何とも切ない事に…(泣
今回はリペイント塗装にて新たな命を吹き込みたいという事なのですよ〜。


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画像2、オリジナルのフィギュアその2。
恐竜のイメージも時代時代で様々な解釈が有ります。トリケラトプスも例外ではなく、各部の形状や身体の色や模様に関しても色々と新しい物が発表されている訳ですが、今回のフィギュアは10年ほど前のイメージに近いのかも?


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画像3、オリジナルのフィギュアその3。
現在ではこの手のキットはほぼ出ていませんので、完成品ではあるとは言え、とっても貴重な存在と言えるのかも、です。造形的にもプロポーション全体のイメージも従来のガレージキットとその出来映えには遜色がないと言えそうなのは、プライズ品としては全く驚きのアイテムなのです!!


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画像4、オリジナルのフィギュアその4。
目元はかなり小さめのイメージですが、最近の解釈ではこの方がリアルと言えるのかも!?皮膚のたるんだ感じもも良い雰囲気です。
全体的な塗装による切なさは、せっかく開いている口の中にも言えるのでした。ピンク一色のベタ塗り塗装にはげんなりしてしまいますよ〜(泣


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画像5、修正その1。
塗装もされた状態ではパーツの接合箇所はそんなに目立たないのですが、よくよく見て行くとリペイント後には目立ってきそうな箇所が…。
エポパテにて隙間は埋めて、周囲のモールドに合わせて大まかに形も造形しながら修正して行きます。
その後はラッカーパテにて表面を微調整です。エポパテと元の下地を自然に馴染ませるにはこれが最適と思っているのですが、いかがなものでしょ??。


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画像6、修正その2。
一見では分かりにくいのですが、パーツの数は15点ほどの接合で成り立っているようです。意外に手間隙がかかっているのが改めて分かるというもの。プライズ品とは言え、なかなかな作りの物なのです〜!


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画像7、下塗り。
修正にメドが付くと下塗り作業です。
下塗りはボディーの色に近い色にて修正箇所も目立たない様に塗って行きます。下塗り段階では塗料の濃度も適度に濃いめに、ただしあくまで筆目が残らない程度の濃度でなのですが。その後ダークグレーにて全体をウォッシング処理、細かなモールドの存在もこの作業にて改めて浮き彫りにさせて、その後の作業の目安を掴んでおきます。
この状態だけでもオリジナルとはかなり印象が変わった感じですよね!(笑


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画像8、塗装第1段階。
今回は色味のイメージをアイボリー調に仕上げて、さらに斑点模様を全身に散りばめる予定なのですが、その下準備作業として、徐々に明るく立ち上げて行くという、ちょっと手間のかかる行程を敢えて選んでみましたよ。
という事で茶系の色味を上半身に、アイボリー系の色味を下半身に、何度も何度も塗り重ねて行きます。あくまでもトロトロに薄めた色にて幾重にも重ねて行きますです〜!
続きは次回で。

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2015年11月15日 (日)

ズベズダ ロシア砲兵 1/72  その2

このところ天候は穏やかな日々が続いておりますが、本格的な雪の季節ももうすぐそこまで来ている、筈…。11月も早くも半ば、年末への準備も色々としなければならない時期です。何かと慌ただしい季節なのですよね〜♪
この時期も全国あちらこちらで模型のイベントが目白押しで開催されている様ですが、それに向けての各種の取り組みで皆さんもお忙しいのではないでしょうか。
こうした展示会やイベントが有ると、それに向けて製作が一気に進むと言う事も事実なのではないでしょうか?かくいう私もそう言った理由でお尻に火がつくと言う事は良く有ること。それでなければなかなか完成までこぎ着けないと言う事も有るはずです。
やはりある種の目的が有ると、自ずとやらなければっ!と言う気にさせられると言う物ですよね。しっかりと自己管理が出来ている方は周りに流される事無く計画的に製作されるのでしょうが、実際はなかなかそうはいかないのが現状の中で、展示会やイベント等は良いチャンスとも言えるのかもしれません。
日々の精進が実る良い機会ですからね〜!頑張りましょう!!
と言う感じですが、1/72ロシア砲兵も今回で仕上がりますです。(笑


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画像1、塗装第二段階。
第二段階と言っても、物も小さく、全てが一気に同時進行なものですから、前回に続いての作業も、かなりハイペースな感じなのでした。
各部のシャドー処理とハイライト処理、細部の描き込みを一気に進めていますです。
ナポレオニック関係の衣装は各部の色の使い分けがはっきりしていますので、各色の発色を意識しながら、特に色の境目辺りを意識しての作業が必要です。


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画像2、完成その1。
その後、細部の調整や描き込みが終わると、あっという間に完成です。(笑
ボタン関係や金属部分、色の境界部分の微調整が主な作業です。
漠然とした色の境目は墨入れの要領でアウトラインをしっかりと描き込みます。ただし、黒を線描の雰囲気でしっかりと描き込んでしまうと、リアルな表現にはならないでアニメチックに仕上がってしまうので、適度な濃度の変化を付けての作業が必要ですよ。


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画像3、完成その2。
前回も悩みどころだった目の表現、若干描き込みに手が入っていますが、しっかりとした描き込みは今回は避ける事にしました。白目、瞳孔、をこのサイズにてしっかりと描き込む作業は物理的には可能では有りますが、これまた漫画的な事になる危険性も大!今回の目元はほんわかした感じで仕上げてあります。
その代わりに顔の表情的な意味では口元の歯の表現はけっこう重要かも!?(笑


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画像4、完成その3。
ボタン等の金属部分は水性の金にて表現。ただし、その部分をベタッと金属色を置くだけではおもちゃ的に。周囲の境目や光源を意識したグラデを意識した描き込み作業になっています。


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画像5、完成その4。
背中周りの小物関係もしっかりと塗り分けする事でそれぞれしっかりと存在感が主張されますよ。細部の描き込みはここでもとても重要です。


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画像6、完成その5。
上半身の各種ベルト状の白と、下半身のパンツの白は敢えて色味に差を付けて表現してあります。上部は青みがかった白に、パンツは黄色みがかった白に、と言った感じで。
同じ白でもこうして雰囲気を少し変えてあげるだけでかなり印象に深みがプラスされるのです。特に今回のようなミニスケールではその意味は大きい事に。


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画像7、完成その6。
例のごとく背景付きの画像。(笑
足下はまだベースに固定されていないのですが、簡単な背景が有ると印象はがらりと変わるのでありました〜!


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画像8、完成その7。
細部の完全には描ききれていない箇所も解ってしまうのですが、こうして画像で確認しながらさらに手を加えて修正できるためにも、途中の撮影は大きな意味が出てきます。完成後、にもなのですが…。
バックが有ると表情も何かしら生き生きと感じられる気も…(笑


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画像9、サイズ比較。
今回の兵隊さん、あくまでも1/72のミニスケール物。製作途中の状態ではなかなか伝わらないので、一応サイズの比較用に10円玉とタミヤの1/35フィギュアにも登場いただきました、とさ。
1/72ですので、全高で25mmほど。タミヤの1/35の約半分のサイズなのがお解りいただけると思います。こうして見てしまうと、細かな粗もさほど気にならない事に、それでもまだ手を入れたいと言う衝動、なんか変でしょうか〜?(笑
いずれこの兵隊さんもビネットかジオラマ状態には仕上げてあげる予定です。


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2015年11月 8日 (日)

ズベズダ ロシア砲兵 1/72  その1

11月3日(火)に開催されました「さっぽろモデラーズフェスタ2015」ですが、第1回目の開催としてはほぼ成功だったのではないでしょうか。一般来場者数もそこそこいらしてましたし、何より道内各地からの参加者の交流の場としては多いに有意義だったんだと思います。HMEの初期の頃の市民会館での開催を彷彿とさせる雰囲気も、なんだか懐かしさが込み上げたりして…(笑 次回以降の開催とその内容にも期待ですね〜♬
私も今年はなんだかんだと模型のイベントには5回程の参加となり、そりゃあなんだか忙しい一年だったんだと改めて感じてしまう訳です。色々な意味で刺激も受け、自分の作品にも少なからず影響も有るはず。こんな感覚をしばらく維持しながらこの後の制作に活かして行けると良いのですが…。
手隙になってきましてあれやこれやと新作にも着手し始めている訳ですが、なかなか順調とは言えないのが正直な所。どれもが進んではいる物の進捗状況が好ましいとは言えませんです(泣 特にこのブログ用のネタとなると…(大泣
と言う事で今回は気分も変えて新しい物に目を向けてみますよ!
物はズベズダのナポレオニック物1/72スケール。ロシアの砲兵なのであります。
これまたちっこい物にて気分を高めてみたいと思っていますです〜♬


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画像1、パッケージ。
考えてみますと久々のヒストリカルもの、しかも1/72と小スケール。なぜに今更?という感じなのですが、このズベズダのキット、以前の1/72物とは違うんです。何が?と言いますと、なんとインジェクション。数年前までのこの手の物はほとんどが軟質塩ビ製で、加工にもなかなか手こずると言った案配でしたから、インジェクションでというのは何ともありがたい事なのですよ!ホント!!


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画像2、開封したキットの状態。
キットの出来はと言いますと、これが又なかなかというか相当に良い出来!以前の材質の物も出来はかなり良い雰囲気だったのですが、インジェクションでの細部のディティールも良好ですし、造形的にもグッドなのです〜♪
ズベズダは10年以上前から大きめのスケールにての原型をサイズダウンして商品化しているので、出来が良いのは当然なのですが、インジェクションにてさらに磨きがかかったという感じでしょうか〜♪。


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画像3、修正その1。
今回のフィギュアはその中の一体なのですが、パーツ構成はボディーと背嚢の2パーツのみ。何とも驚く構成なのです。いたる箇所のディティールもご覧の通り、素晴らしい造形なのです。
特に顔なんかはとても1/72には見えませんです〜♪


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画像4、修正その2。
パーティングラインもさほど気にならないレベルですが、塗装後には小スケールですので目立つ事には違いない為、しっかりと修正しておきます。修正後の表面は流し込み接着剤で撫で上げると綺麗になじんだ状態になってくれるのもインジェクションならではの作業効率なのです。以前の軟質塩ビ製」の際はこの辺りにたっぷりと時間を取られてしまったんです〜。それだけ見ても有りがたや〜♪


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画像5、下塗り。
下地処理が終わると早速の下塗りです。大まかな色分けで全体に塗り残しがない様に、しかも物は小さいので、いつも以上に丁寧に進める事が重要です。小さな塗りムラや表面の荒れは塗装するたびに目立ってきてしまうので注意が必要ですよ!


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画像6、塗装第一段階。
今回はグラデ処理の前に細かな色もしっかりと塗っておきます。
ナポレオン戦争時のロシア軍ですので、赤の配色は重要です。赤の部分は事前に下地に白で塗っておきましたので発色は良好なのです。
顔の部分も大まかに手を入れておきました。帽子のひさし部で目はほとんど満足には見えないのでこのままでも十分なのですが、どうした物かは未だに考え中なのでした。
なにせ1/72スケール、へたに描き込む事で全体の雰囲気が台無しになってしまう恐れも多分に抱えておりますので…。
と言う事で次回には完成してしまう予定なので有りました〜!(笑


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2015年11月 1日 (日)

小粒なラットフィンク

はい、11月に入りましたね!めっきりと寒いです。白い物もついに舞ってました、先日は。とは言いながらも、根雪になるのはまだまだ先のはずですが、寒いのは、ホント年々辛いのです〜(泣 皆さんもお体には気を付けてくださいませ。
衣料品や身の回り、特に車関係はそろそろ冬支度を始めませんとね〜。車というと、間もなく車検の頃合いなのですが、流石に40年も経つとあちらこちらがサビとの戦い。車検も満足に通るのか?心配な所です。シャーシの穴はかなり致命的みたい、ですし…(泣  近年は車の整備の事情も昔とはかなり変わってしまっている様でして、板金屋さんなんかはめっきりとその数が激減みたいです。私の場合、以前みたいな訳にはいかないらしく、修理というよりも、もはやレストアに近い作業なんでしょうかね〜!?身体が先か?車が先か??と思っていましたが、やはりこうなって来ると、車の方が先に逝ってしまいそうな雰囲気〜(怖 どうなりますやら。
さて、本業も少し手が隙かけてきていますが、前回の物とは違う趣きのアイテムが今回の物。40年程前から出ていますレベルのドラグナット。偉大なエド・ロス氏の手によって描かれたイラストをプラモにした物です〜!今回はその中に同梱(おまけ?)のラットフィンクなのでした〜♪


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画像1、パッケージ。
何ともおどろおどろしいのに可愛い(?)ファニーカーに乗るモンスター君、ドラグナット。そして小さなラットフィンク、なのです。
箱の中には車体一式とドライバーのドラグナット、そしてラットフィンクがおまけで付属されているのでした。
一応全ては仮組みが終わっているのですが、今回はラットフィンクの塗装です。


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画像2、組み立てたキットのラットフィンク。
ラットフィンク自体は4つのパーツで構成されているめちゃ簡単な物なので、組み立ては5分程で完了です(笑
とは言え古いキットですのであちらこちら気になる所は必要最低限に修正しておきます。敢えて今回は改造はしない事に…。
全高で約5cm程の食玩レベルのサイズ、そして造形なのですが…。


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画像3、下塗り。
形状の修正が終わるとそのまま下塗り作業です。
各部所の色分けをある程度綺麗めに下塗りして行きます。
キャラクター自体の色合いは割合ビビッドな色味で進めますよ。


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画像4、各部のシャドー部処理。
赤や緑の色は基本色よりも彩度が落ちないくらいのダークめな色を先に処理した上で、黒をメインにシャドー処理にてグラデを加えて行くのです。
元々の原画のイメージもダークなイメージが強いので、今回は暗めの雰囲気にしておいても結構行けるはず、なのですが。
色味の綺麗なキャラクターや女性のフィギュアでは極力黒は使わない方が無難ですよ〜!


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画像5、各部のハイライト部処理。
全体のシャドー部が良い感じになったところでハイライト処理を。
主に顔や身体の緑の皮膚感を原画のイメージに近づけるイメージで処理して行きます。
あくまでも安っぽい感じにはしたくないので出来るだけ丁寧に進めて行きます。
今回はハイライトのトップの色は濃いめの黄色の薄塗りにて表現する事に。これはベースの緑に深みを持たせる為に敢えてという感じです。
衣装の赤みのハイライトも同様に黄色にて調子の変化を加えておきます。


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画像6、仕上げの各部の描き込み作業。
シャドーとハイライトが終わった段階でさらに細かな細部の描き込み作業に入ります。
まずは目。瞳孔部や眼球周辺の血管等を。だんだんそれらしくなってきた!?(笑
口元は色を調整しながら歯の部分を出来るだけシャープに表現したいところ!
衣装のイニシャルの文字もアウトラインや内部の線描写を加えて行きます。
顔と身体の皮膚部分には、原画に見られるイボ的な表現もモールドが有りませんので描き込みにて再現して行きます。あくまで雰囲気的に、ですよ〜♪


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画像7、ほぼ(?)完成。
という事で98%は完成です。
残りの2%はと言いますと、瞳孔部分が凹モールドになっている為、この後クリアか透明レジンを入れる予定、なのです〜。
最終的にはこのラットフィンク単体での完成ではないので、この後は元のキットの別ものパーツの作業も進んで行く訳なのですよ〜!
連続のブログアップになるかどうかは未だ未定なのですが…(笑
わずか5cm程の小柄なラットフィンクですが、小さいながらもけっこう良い雰囲気に仕上がってきたかと思います。
この辺りのサイズでのラットフィンクのスクラッチにも手を出してしまいそうな、予感(笑
さて、11月3日(火)は「さっぽろモデラーズフェスタ2015」が開催されます。
私もノースフォックスのメンバーとして参加予定です。
札幌近郊の模型好きな方はぜひぜひいらしてくださいまし〜!
詳しくはこちらで

http://ameblo.jp/mokeidai-smf2012/entry-12086686120.html
お待ちいたしておりますです〜♪

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