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2017年6月

2017年6月25日 (日)

ベロキラプトルの爪 1/1 その1

6月も最終週です、周りはかすかに夏の雰囲気も漂い始めて来た感じですが、新聞の折り込みチラシやテレビでは既にサマーバーゲンなども始まっている、とか…!? そう言えば昨年8月初め頃にふらりと立ち寄ったユニクロの売り場が、全て秋冬物に変わっていて驚いた記憶が!! 世の中のサイクルも全てが先に先にと早まっているんですね〜♪ それだもの時間の経過の感覚も以前とは違う筈、です…(汗
政治的な話もここ最近はどうもきな臭い話題が飛び交っています。選挙をにらんだ部分もあるようですが、そうではないお家騒動的なお話もちらほらと。一カ所に掛かるプレッシャーも、どこかに分散しないまま放っておくと、必ず亀裂が生じて来ると言う気もしてしまいますが、忙しいのがしばらく続いた私自身にも言えそうな気が…(汗 しっかりと気分を切り替える様にしないと、妙な事でもしてしまいそうな…(笑 HMEまで一月ちょいと迫ってきましたので、そこに向けての取り組みも真剣に挑まなければ、です。
前回までのヴェロキラプトル、その関連でラプトルの鉤爪の1/1のキットを手に入れてあったので今回からはその辺りを、と言う感じで考えています。今年のHMEは一人ヴェロキラプトル祭りになるかも、ですね〜♪(笑


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画像1、ラプトルの鉤爪 1/1のキット。
物はマスターピースモデルズと言うメーカーの 1/1のレジンキットです。キットと言ってもワンパーツのレジンのムク状態(笑 ただのレジンの切れ端的な感じも…。
映画ジュラシックパークの中でグラント博士がずっとポケットに忍ばせていたのが印象深く、今だに頭から離れないのでした。
こんなキットも出ていたんです、よね〜♪


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画像2、開封状態。
箱を開けるとご覧のような感じ。
全長85mm程の白いレジンの固まりです。どう見てもキットには見えない気も…(泣
とってもとっても好きではないと一生入手する事は無いでしょうね〜♪
それにしても大雑把な状態、レプリカ品を複製したようにも見えてしまうのですが…。
フェバリット社からも1/1のレプリカモデルが販売されていましたが現在は発売中止みたいです。もはや入手困難アイテム〜!?


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画像3、サンプル画像と現物。
箱の中にはパッケ上の物と同じ低品質なプリントアウトされた画像が入っています。
以前のガレージキットはよく完成見本の写真プリントが添付されていましたが、こちらはかなりの低品質、これを参考にしてはどうにも、と言う感じです。


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画像4、簡易複製 その1。
いろいろと考えて、キットの現物に手を掛けるよりも、複製して手を掛けた方が効率が良いのと、いくつか数も欲しかった為に、今回は簡易複製をする事に。
今回はお湯丸君を使っての複製です。片面で6本程のお湯丸君を使って片面を上の画像のように型取り、です。


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画像5、簡易複製 その2。
暖かいうちにしっかりと型を取って直後に冷水で冷やしてしっかり固めた後、もう片面は違う色のお湯丸君にて型取ります。完璧な鯛焼き方式!(笑
はがした状態で見ると結構しっかりと複製が出来そうな予感です。
正確性が要求されず、またレジン以外での素材を使って複製する場合なんかにはとっても有効なお手軽な複製法ですよ〜!!時間もここまでで30分程です。


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画像6、複製品。
今回はポリパテで複製しました。完全硬化前の切削性の良さを上手く使って、表面のディティールを付け加えて加工出来る為、です。レジンだとなかなかそうは加工出来ないので。 二つはイエローの通常版、右はそれにアクリル塗料を加えて着色成形した物です。この手法が結構使えます〜♪ 完全硬化後にも全く問題ありませんしねっ!!


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画像7、キットのオリジナル。
原型にしたキットのオリジナル状態です。
なかなかあっさりとした表面のディティールなのが気になっての上記の手法をとることに、なのです。完全硬化の状態のレジンに細かなディティールを加える作業は結構時間が掛かってしまいますから。


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画像8、イエローバージョン(Aタイプ)。
二つのうちの始めの方をAタイプと呼ぶ事に。
ポリパテの完全硬化する前にあちらこちらに手を加えて行きます。様々な穴や傷等を勝手気ままにつけて行くのはなんとも快感。


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画像9、イエローバージョン(Bタイプ)。
もう一つのイエローバージョン(Bタイプ)も同様にいろいろとディティールを加えて行きます。ポリパテは使い方次第で結構役に立つんです。
ただし匂いが結構強烈なのがたまに傷…(泣


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画像10、ブラックバージョン(Cタイプ)。
硬化剤と主剤を混ぜる段階で赤や黄色そしてメインに黒のアクリル塗料を混ぜ込みながら良く練り込んで複製です。想像以上に良い感じに!
このまま墨入れ等の処理だけでもかなりの雰囲気になってくれそうな…。
今回は同じ化石でもいろいろな色が存在する状態を3種類作ってみようと考えています。
カラーバリエーション、どう仕上がるかは次回以降で!(笑


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2017年6月18日 (日)

タミヤ ヴェロキラプトル 1/35 その4(最終回)

6月も中盤を過ぎてしまいました。今だに年が明けて間もない位にしか感じていませんが、既に今年の半分が過ぎようとしている、と言う現実。本当に時間の過ぎて行くのが早過ぎます。なぜなのでしょうね。色々と忙しい身の回りの一つ一つを毎日こなしているだけなのですが。しかもそれらは以前と同じように処理していて決して無駄に時間が掛かっている訳でもないのに、時間の経過だけが日々グングン速度を上げて進んで行っている様に感じてしまうのです。なんとも不思議です。子供の頃は一日が本当に長く感じられたものだったのですが…(汗 何事も無駄に過ごしていてはいけない、と言う事だけは間違いなさそうです、ね!
さて、今年のHMEまで一月ちょいとなってきました。私も今年は結構制作に時間が取れていませんので、なかなか数も揃わないかと…(泣 このブログでアップしている分くらいしか無いので、この辺りで真剣にHMEに向けての計画を立て直しておかないと、などと考えてはいるものの、なかなかネタ的な整合性も取れない状態が続いています、です(汗
そんな状態の中ですが、ラプトル君はなんとか完成、です。このネタあたりでいろいろと目論んでいたりはするのですよね〜♪


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画像1、目のクリア塗装。
前回までで、ある程度全体像がつかめて来ています。
かなり重要な目元のクリア塗装が終わっていませんので、ほぼ最終仕上げのこの段階でしっかりと済ませておきます。
いつものように薄めに溶いたクリアを何度も重ねて行くだけ、なのですが…(笑
その間にも全身の微調整も同時に続いています。


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画像2、目元のアップ。
なにせ1/35スケールですので、クリアを乗せた眼球の状態もさほど見た目でわかるレベルではありません。
クリア塗装の際には、手や脚の爪あたりにもいっしょにクリアを塗って行きます。


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画像3、目元のアップその2。
更に目元のアップの絵。
クリアが乗った事で輝きが増しています、間違いなく。あとは途中で施した金の粒子も気持ち見受ける事が出来ます。何となく艶かしい輝きになって来たかと。ここまでアップにする事は無いのですけれどね、一応…(笑


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画像4、完成の姿 その1。
と言う感じでなんとか完成の姿に!
目元のクリアと同時にその他の細部の調整も進めていたので、その後は割とあっさり完成なのでした。


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画像5、完成の姿 その2。
今まで見れない後ろ姿もしっかりと。イメージ的には正面や後ろ姿は薄っぺらく存在感がとても弱い絵になってしまいますね。
ベースにはあまり手は加えていませんが細かな描き込みでなんとなく岩風に仕上がっています(笑


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画像6、完成の姿 その3。
やはり側面の裏表が迫力のある存在感がありますよね。映画等では小型ながら結構な大きさに描かれているヴェロキラプトルですが、実際には中型や大型の犬程度だったみたいです。この辺りは想像や空想の世界になってしまいますが、その方が夢が有って楽しめる部分です。


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画像7、完成の姿 その4。
目元は光の加減で結構しっかりと輝いてくれます。
身体の縞模様や皮膚の細部もしっかりと微調整、各部のハイライトも細かく描き込んで、見た目のイメージも映えるように一応演出してありますよ。この辺りはやりだすと本当にキリが無いのですが。


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画像8、完成の姿 その5。
目元のクリア塗装の際に同時進行の手や足下の爪のクリア掛けの状態もしっかりと見て取れます。皺の立体感も見やすいように細部を塗り分けているのもわかります。この辺りも実は結構時間が掛かっているのですよ!(笑


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画像9、完成の姿 その6。
やや斜め上部から見た顔周辺のアップの絵です。
縞模様や皮膚のハイライト部に手を加えたので結構リアル感が増しました。実際1/35のサイズではほぼ判読不可能な状態なのですが…(汗


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画像10、背景替え その1。
背景を黒の状態で撮影したもの。白バックとは存在感に大きく違いが感じられます。
コントラストの強い黒や白での撮影の場合には被写体自体のコントラストや明るさ、色相などが大きく影響されますので注意が必要です。


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画像11、背景替え その2。
このアングルがイメージ通りの迫力が出ているかと。
食玩レベルの大きさではありますが、やはりその辺りはディティール等にも明確な違いが感じられる筈です。小さいサイズながら立派に育ってくれた感が…(笑


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画像12、背景付き画像 その1。
森のイメージをバックに。
自然界を背景にした途端に見事に風景に馴染んで見えるのは、自然界の恐るべき成せる技と言えるのでしょうか!?
こうした緑の生い茂る場所では、保護色で身体も緑っぽく変化して行くのでしょうね〜♪


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画像13、背景付き画像 その2。
上の画像のややアップ気味の絵。
こうした背景だとフィギュア自体の存在感も大きく変わって見えてきます。今も実際に存在している生物っぽい?(笑 この辺りも恐竜系の面白い所。


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画像14、今回の決めの一枚。
ひと味違った森林の背景をバックに、の一枚。
しっかりと背景に馴染んでくれる姿には恐ろしいものが感じられます…!こんな生き物がその辺りでうろちょろされたら、堪りませんね!!
1/35で気軽に楽しめるタミヤのキットもこんな風に結構真剣に取り組んでみると、またひと味違った作品に仕上がってくれちゃいます、是非御試しくださいませ〜!!
恐竜、万歳!!


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2017年6月11日 (日)

タミヤ ヴェロキラプトル 1/35 その3

5月末あたりからの数週間、毎週、土・日になると雨模様です。朝から晩までではないものの、断続的に、しかも局部的に荒れ模様も多発しています。運動会シーズンで今だに終了していない学校も有るようですが、世の中、なかなかうまい事行ってくれない様です…(泣 この時期は札幌も各地で各種のイベント等も執り行われている訳ですが、その辺りにも影響が出始めているようですよ〜!気温も雨となるとグンと冷え込みます。着る物も悩みがちに。流石にMA-1とは行かないまでも中綿無しのL-2B辺りは必要なのもなんとも悲しいお話、です。例年はすっかりアロハな時期なんですけれどね〜♪
さて、北海道AFVの会の7月9日(日)も迫って来ています。私は今年度は不参加ですが、例年参加の皆さんや興味の有る方はお越しくださいまし〜!恒例の缶バッヂももらえるし!!(笑 そして7月29日(土)・30日(日)にはお待ちかねの北海道モデラーズエキシビジョン2017が開催です!色々と有る中ですが、今からなら、まだ準備は間に合いますよ、きっと、頑張りましょう〜〜♬ しかし運営準備の人間の頭数が、年々増えるどころか減って行く現状、どうなっているのでしょう??(泣
地味な作業ですがラプトル君も着々と進んでいます。


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画像1、目の塗装 その2。
前回白にて下塗りが終わった目元の続き、です。
まずは黄色にて重ね塗り、その後赤味を眼球周辺部に重ねながら立体感の有るグラデの調子を付けて行きました。特にこれと言う眼球の決まった色も無いようなのですが、イメージ的には黄色っぽいのが似合うかと…(笑


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画像2、目の塗装 その3。
続いて縦長の瞳孔部を描き込みます。
眼球周辺にもシャドー色を入れながら立体感を徐々に付けて行きますよ。
少しずつですが、なんとなく凶暴さが出て来たような…(笑


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画像3、目の塗装 その4。
瞳孔の縦ライン横サイドに微妙な明るい色を描き込んで瞳孔を強調します。同時に目元の周辺の細部にも各種の描き込みを。
顔全体の斑点や縞模様等も描いていきます。
身体にも徐々に模様を描いていきます。


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画像4、目の塗装 その5。
眼球部に、薄めた金の顔料がほんのうっすらと残る程度に重ねます。完成後の乱反射に効果がありますよ。この後クリア掛けを行います。
その他の部分にも徐々に色が加わってきました。微妙な変化ですが…(笑


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画像5、ここまでの全体塗装。
顔や目以外も同時には進めていますよ、の絵。
身体上面の縞模様はまだ下書きレベルの状態です。
目元がやたら主張しています、か?(笑


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画像6、身体の模様 その1。
身体の縞模様や斑点等を徐々に描き加えて行きます。
身体のラインや皮膚のモールドも考えながら、資料とにらめっこでイメージを頭に描いた上での作業が必要です。
顔あたりのリアル感は結構出て来た感じが…。


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画像7、身体の模様 その2。
全体的にはこんな雰囲気まで来ました。
あとは更に細部に手を加えて行くと完成も近い!?
1/35スケールなのでかなり細かな作業ですが、造形の良さにも助けられて結構いい感じになって来たと思うのですが〜♪


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画像8、身体の模様 その3。
あまり見れない反対面の状況はこんな感じです。
当然片面のみの作業で済む筈もないのですが…(笑
お腹周りのアップ状態は下画像のような感じになっています、今の所。アップにすると粗さが目立つ、と言う…(汗


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2017年6月 4日 (日)

タミヤ ヴェロキラプトル 1/35 その2

先週は孫娘の運動会のお話をしましたが、決行の日曜日、開催直前にまた雨が降り出してマジですか!?と言う感じだったのですが、30分もしない頃には結構な降り方に!一時中断したり雨も小振りになったりしましたが、その後もわんさか容赦なく降る雨。結局各学年の表現種目のみやってのお開きに…。残りは火曜日に持ち越されましたよ。火曜日にはうって変わっての大晴天!平日とは思えない親御さんの数にも驚きましたが、何よりも子供たちの素敵な笑顔が晴れ渡るまぶしい程の日差しとともに、しっかりと心に降り注いだのでありました。めでたしなお話ですが、親御さんたちの準備や気配り等の心労は計り知れないものが…(泣 現在の天気予報はかなり精度が上がってますので、信用した方がいいんですよね〜♪ 先生方、その辺りよろしくです!(笑
さて、今年度のHMEの受付が6月1日より開始されています。今年は夏のワンフェスと被ったりで昨年程の参加者は見込めませんが、またまた盛り上がりそうな予感、です。参加予定の方やクラブはお早めに!!
と言う感じで未だ忙しさが続いております。なかなか制作に時間が取れませんが、ラプトル君は少しずつ進んでおりますです。


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画像1、塗装 その1。
下塗りは前回で終わっていますので本格塗装の開始です。
まずは身体下半分をアイボリーで白っぽく塗って行きます。諸説ある恐竜の身体の色ですが、私の中の恐竜の身体のイメージはあくまで爬虫類や両生類の類いのイメージが強いのです。ですから太陽光のあたりにくい身体の裏面はうっすらでも白っぽいのが何となくしっくり来る、と言う…(笑


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画像2、塗装 その2。
その後、全身にうっすらと白っぽい感じで軽いドライブラシを重ねます。
これは皮膚の凹凸感を手軽に出しておく為、なんです。普段はあまりドライブラシ的な手法は使わないのですが…。
かなり以前だとこの段階で出来上がったと手を止めていたものです(笑


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画像3、塗装 その3。
次に体全体に極薄に薄めたダークグリーン系の色にてウォッシング塗装。
あくまでも皮膚の質感の凹部分に色を溜める感覚なのですが、モールドが非常に繊細な為拭き取る作業はせっかくの色を全て取り去る事に! なので全体が暗くはなるものの、やむなくそのまま色を重ねる事に。


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画像4、塗装 その4。
同様の作業で色を更にダークグレー系の色にて重ねて行きます。
全体がかなり暗いものになってきました。これはこれでいい感じですが、やはり色を意図的に調整したようには見えません、ですからこの後更に彩度も明度も上げて行く作業に。


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画像5、塗装 その5。
彩度を上げながら色味を調整して行く為に、黄色やオレンジ系の色を薄く重ねて行きます。出来るだけ皮膚の凸部分に色が乗って行く感じで!
下半身部分の白っぽい箇所も凸部分にアイボリーにて立体感を出して行きます。あくまでも一気にではなく薄く何度も重ねながら徐々にと言う感じです。


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画像6、塗装 その5の顔のアップ。
1/35スケールですので全体を見て行くと大雑把な皮膚の感じも、アップにしてみると結構繊細に各種の色が乗って来ているのが分かります。皮膚のベースがおおよそ出来て来た感じですが、この後色の調整と模様等の描き込み作業が待っています。 その前に目の塗装を先に済ませておく事に。


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画像7、目の塗装 その1。
と言う事で手始めに眼球に白を入れてみました。
イメージ的には眼球は黄色系なのですが、その下地色として白にて!発色的に彩度の有る色味の塗装には下地の色が大きく影響しますから、ね〜♪ これ、とっても大事なのです!!
小さいながらも結構手間や時間がしっかりと掛かってしまっています(汗


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