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2018年4月

2018年4月29日 (日)

ミリキュー アリエ Max Factory 1/20 その5(最終回)

世の中はまさにGW真っ最中のタイミングです。今年も特にどこかへ行く様な事はないですし、大きな予定は入ってないのですが、近場での人が来たり、行ったり、細かな用事は結構詰まっているのでした。多分気が付くとあっというまに終わっている事と思われます。これで良いのか、悪いのか…(汗 毎年、なんですが。 札幌でもようやく桜が咲き始めた様です。今年は暖かな事もあってか全国的に例年よりも早めと言う事でしたが、GW最中に桜が見られるのも滅多に無い事の様な気が。そんな事もあって余計にあちこち混雑しそうな予感、です。それも結構困ったりするんですよね。
先日は韓国と北朝鮮の南北首脳陣が戦後初めての会談に及んだ件、世界的には平和指向と言う歓迎ムードで盛り上がっています。友好的な表現も通常は大歓迎的な話題なのですが、それ以前の好戦的な姿勢を考えると手放しでは喜んでも居られないと思ってしまいます。まるで手のひらを返した様な、と言う言葉なのでは無いでしょうか?この後も良い方向で話がまとまってくれる事を祈るばかりです。
ここ最近はパワハラ問題、セクハラ問題と、何かと世間を騒がせる話題が多いのですが、発信側と受け手側との意識のズレが大きい気がしてしまいます。何かとジェネレーションギャップが広がりつつある現在、各世代感との間でしっかりとした考え方の交流を深めながら、古い体質に引きずられない様に今の世相をしっかりと認識しながら自己表現して行く事が必要なのかもです。私も既に古い考えの人間の部類なので、気を引き締めなければ…(汗
そんな中、アリエ嬢はなんとか今回で完成、です。


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画像1、ベルト類やコスチューム全体の微調整。
前回の続きでバッグのベルト部分を更に微調整して行きます。
コスチュームの最終段階での調整にも手を加えておきますよ。
コスチュームのつやの雰囲気もこの段階でつや消し状態に整えておきます。


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画像2、装飾の赤ライン用の下地処理 その1-1。
襟元や肩、スカート株やバッグのエッジ部の赤いラインに取りかかります。
各部で既に色がしっかりと入っていますので、まずは位置確認と発色の為に、白にて下塗りして行きます。


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画像3、装飾の赤ライン用の下地処理 その1-2。
赤や黄色等の色は下地の色に大きく影響される為に、発色を整える意味でも必要な作業です!この段階ではさほど丁寧でなくても良いのです。
キットにはこの赤ラインのデカールも付属されているので、そちらをしっかりと使うのも手なのですが…(笑


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画像4、装飾の赤ラインの塗装 その1-1。
しっかりと位置決めしながら描いた白いラインの上に、赤で丁寧にラインを描いていきます。下地用のラインの上に描いていくので結構楽なのですが、色むら等が出ない様にしっかりと丁寧な作業になります。
同時にボタン類も描き込んでいきます。


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画像5、装飾の赤ラインの塗装 その1-2。
全体の赤ラインがしっかりと描き込まれました。
既に塗装された部分に描く為かなり気は使うのですが、濃度や線幅に注意して慎重に。
ブーツの艶表現も同時に処理してあります。


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画像6、顔部分のアップ。
唐突ですがお顔のアップ!
ヘッドギア部も各種の色で質感をプラスしてあります、画像では分かりにくいのですが…(笑


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画像7、完成 その1。
その後も細部の微調整を加えて完成です。
1/20スケールですがサイズ感は分かりにくいと思います。今回はいつも以上に神経を使っていますので…(笑
コスチューム色相と露出度の低めの肌部分のバランスが良い感じに出せたかとは思いますよ! その分時間はかかっていますが…(汗


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画像8、完成 その2。
作業途中ではなかなか全身はお見せできないのですが、しっかりと各部にも手が入っています。赤いラインがしっかりと入ると全体が引き締まってくれていますよね!


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画像9、完成 その3。
全角度から見ても極端な破綻は見受けられません、ひとえに造形氏の絶妙な技のおかげと言えるでしょう。 上半身のフロントのボタン類も結構気を使って描いていますよ。濃度を変えて何層かに塗り重ねながら立体感を。ベルト部も使い込んだ感をプラスしてあります。(汗


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画像10、完成 その4。
襟元や肩のエポレット部分の赤ラインも丁寧に描いてあります。
バッグ本体もやや使い込まれた雰囲気を意識して傷や擦れた感じをプラス。やや艶を出して素材感の違いも演出してあります。


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画像11、背景替え画像 その1。
コスチュームの色相的にはこんな秋めいた草原がピタッと合う気が。ロシア軍の軍服のカーキ色は他国以上にそんな場面が似合う感じがするのですよね。大自然に溶け込むと言った事なのでしょうか。


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画像12、背景替え画像 その2。
戦闘の傷跡で荒廃した廃墟をバックに、の一枚です。
こんな寂しい場面でも可愛らしい女性兵士の存在がとても似合ってしまうのは、何とも切ない物があるかも!?
キャラ物なので許されそうな場面ですが…(笑


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画像13、完成 その3。
こちらも広大な大自然をバックに、ややファンタジー的な一枚になっているのではないでしょうか。
秋めいた草原と青空の中で怪しく影を潜める雲。こんなシーンで彼女は一体何を思っているのでしょう??(笑
と言う感じで結構時間がかかってしまいましたが、ミリキューのアリエ嬢がようやく完成なのでした!
3体の時点でいったん休止状態のこのシリーズですが、新たな展開で再始動の予定もあるとか、ないとか…(笑
いろいろな意味で新たな境地を切り開く同シリーズなので、今後もますます期待が膨らんでしまうのですよね〜♬ 関係者の皆様、よろしくお願いいたします〜〜!!


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2018年4月22日 (日)

ミリキュー アリエ Max Factory 1/20 その4

GWまであと一週間らしいですね。昔はワクワク感満載でしたが、今では何もしたくないし何所にも行きたくありませんです。人ごみや混雑は苦手で、しかも気持ち的なテンションも上がらないとなると、こりゃあすっかり年寄りでしょうか〜?(笑 年々そんな風になってくるのですね。考えると若い頃には親を何かに誘っても、面倒そうな顔で全くノリが悪かったのを思い出してしまいます。私もずいぶん大人になったと言うこと?…(汗
世界的には北朝鮮やシリア絡みの問題で各国がなかなか騒がしい事になっています。この辺りの話になると各国の思惑の違いが複雑に入り交じってなかなか難しい話になってくるのですが、冷戦以降の表面的な平和な雰囲気が影を潜めて、自国の再優先的な発言や行動が度を超して表面化してきている気がします。早い所で沈静化を図っていかないととんでもない事態にならないとも言えませんよね。本音優先だけでは世の中なかなか上手い事には向かわない気がします…(泣 本音と建前の使い分けは必要だと。
国内情勢では様々な疑惑が日に日に浮上。国会が空転する事態に陥ってしまっています。政治家と官僚の蜜月関係は昔から事あるたびに問題が表面化していましたが、今回の一連の状況はなかなか根が深そうな雰囲気に…。こちらも早い所落としどころを見いださない事には、国民の生活にも大きな影響が懸念される事になってしまいそうです。全く持ってヤレヤレな状況が続きまくっていますね。
アリエ嬢はなかなか一気には進みませんが、作業は遅々とした状況で進行中です(汗


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画像1、コスチュームの塗装 その4-1。
前回はコスチュームのカーキ部分までの塗装が進んでいますので、今回は全身のブルー部分の塗装です。
下塗りは既に済んでいますので、色相の変化をしっかりと付けていく段階です。


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画像2、コスチュームの塗装 その4-2。
下塗りの色味よりもやや濃い色味のブルーでシャドー部分を重ね塗りして行きます。
今回は割とあっさり目に綺麗め的な仕上げを目指しているので色は徐々に立ち上げる感じで進めます。


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画像3、コスチュームの塗装 その5-1。
次にブルー部分のハイライト処理を。
こちらも極端な色相の変化にはならない様に微妙に変化を付ける感じで、下塗りのブルーに気持ちホワイトをプラスした色にて重ね塗りしていきます。


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画像4、コスチュームの塗装 その5-2。
一気にハイライト部分の色味を立ち上げ過ぎてしまうと立体感は増す物の、なかなか自然な感じには仕上がってくれません。あくまでも自然な感じになる様に極薄状態の色を徐々に重ねて行きます。


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画像5、コスチュームの塗装 その6-1。
ブルー部分の色味が良い雰囲気になった所で、次にステッチ部のの凹部分に濃いめの色を描き込んで全体をしっかりと引き秘めていきます。
凹モールドとは言えウォッシング的に色を入れていくと全体の色相も大きく変化してしまうので、あくまでも一本一本丁寧に描き込んでいきます。


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画像6、コスチュームの塗装 その6-2。
凹モールド部分に対する描き込み作業はかなり厄介です。ラインの太さにばらつきが出たり、塗料の濃度の差で色の微妙な差なんかも出てきます。周囲にはみ出さない様に出来るだけ均一な太さで描き込んでいくので、かなり精神的にやられますよ!しかも描き込む作業の回数もかなりの物…(泣
単純作業ですがグッとこらえて作業に集中、です。今回はこの作業が最も時間がかかっています〜♬


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画像7、バッグのベルト部の塗装。 その1-1。
コスチュームのブルー部に目処が着きましたので、次に残っているバッグのベルト部分の塗装を。
茶系の色で再度下塗りし、やや使い込んだ雰囲気に墨入れ状態で色味に変化を付けていきます。あくまでも革の持つ質感を丁寧に出していきたい所です。


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画像8、バッグのベルト部の塗装。 その1-2。
ベルト部分はまだまだこの後も作業が続きますが、しっかりと塗装してこの状態でも問題ない雰囲気までにしておきます。
バッグ本体は次回にまわします(汗


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画像9、手で掴んでのサイズ表現の一枚。
この段階までの状態をFBアップ用に手で掴んだ状態の一枚です。フィギュア単体だとスケール感がなかなか掴みにくい為にこうして自分の手を一緒に写し込む事でスケール感が分かりやすいと言う事ですね。
実際の塗装作業中には出来るだけ手で触れない様に作業しているのですが…。


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2018年4月15日 (日)

ミリキュー アリエ Max Factory 1/20 その3

4月も中盤、めっきりと周りの様子は春めいてきました。しかしまだまだ暖房無くしては暮らせません、4月いっぱいは必要なんです、特に朝晩には。しかし桜もあと数週間で姿が見れそうですし、GWも目前に迫ってきています。色々と忙しい時期なのですよね。春だからと、のんびりとしている訳には行きませんです。
熊本の地震から2年が経った様ですが、いまだに様々な傷跡が多く残っている話を聞くと、最近頻繁に起る地震を耳にするたびにいろいろと不安が募ってきます。幼い頃には滅多に起きない物、たまたま起った事などと勝手に思っていましたが、その影響等を真剣に考える事の無い能天気なだけ、だったんですね、きっと…。今ではかなり遠い場所でも地震と聞くたびに様々な不安が頭をよぎってしまいます。歳を重ねて抱える物も増えた事で捉え方や考え方が変わってきたのでしょうか。
先日「火垂るの墓」が久々に放映されました。もう何度も見ているのに、真剣に見入っていました。なのに、細部の表現なんかで今回改めて気付いた箇所も数カ所。これも歳を重ねた事に起因する事なのかもです。好きな映画は本当に何十回も見たりするのですが、若い頃とは見方や考え方が大きく変化しているようで、感動の場面も変化してきています。同じ体験でも回を重ねる事や時間の経過によって大きく変化する物なのですね。
世界情勢もきな臭さがいっそう増しています、どうなっていくのか、今後ますます気になる所ですね!国内情勢も、なのですが…。
アリエお嬢の作業は更に続きます。


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画像1、顔部分の塗装 その5。
前回に引き続いてお顔の塗装です。
目元の細部を更に描き込み作業。瞼周辺の調整や瞳部分の微調整、繊細なので慎重に。
口元も歯のホワイトやシャドー部、唇の色味を加えていきます。
髪の毛の色味もホワイトで一度綺麗に下塗りして、シャドー色も加えていきます。
ヘッドギア部も徐々にブラック方向に重ねて行きます。


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画像2、顔部分の塗装 その6-1。
顔部分は更に細部に手を加えて行きます。まずはその全身。
お顔回りが出来上がってくると全身も何となく進んだ様に見えるから不思議です。


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画像3、顔部分の塗装 その6-2。
更に細部を重ねて行きます。ただし微妙過ぎて判断しにくいのであしからず!(笑
ヘッドギアの色が更に濃くなってきているのは分かるかと思います〜♬
お顔はかなり女性っぽい感じになってきていますです、あともう一歩。。


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画像4、顔部分の塗装 その6-3。
お顔部分のアップの状態。
前回も書いたのですが、前髪や顔側面の髪の毛の数ミリの段差のおかげで目元の両サイドはなかなか筆も入りにくく細部の表現は無理めな感じに…(汗
今回は頭部のパーツ、既に接着済みなので、どうにもこうにも…(泣
塗装前にはしっかりと段取りを頭の中で組み立てながらが必要と言う事なのでした。


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画像5、コスチュームの塗装 その1。
お顔がおおよその所まで来ましたので、次にコスチュームの塗装に取りかかります。
コスチュームのカーキ部分から進めますよ。
下塗りは済んでいますが、それまでの作業で触れてややはがれた箇所もありますので改めてしっかりと下塗りを済ませておきます。
次にシャドー部に基本色よりも濃いめの色味を薄めに加えていきます。


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画像6、コスチュームの塗装 その2。
カーキ部分のシャドーを更に色味を濃くしながら重ね塗りしていきます。
衣服の陰部分に徐々に重ねて行く状態。特に凹部分を重点的にしていくとかなり全体が引き締まった立体感が出てきます。


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画像7、コスチュームの塗装 その3-1。
その後部分的にハイライト処理も施しながらコントラストを立ち上げていきます。
コントラストが付き過ぎると不自然になるのと、色むら等もやや出てくるので、その後下地の基本色を全体に薄く薄く塗り重ねて全体の色調を自然な状態になる様にフィルター処理して行きます。
色味が自然なグラデの見え方になってきました。


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画像8、コスチュームの塗装 その3-2。。
上の状態までの別アングルはこんな雰囲気です。
作業途中は比較の為に同アングルでお見せしていますが、当然背面等も同時に作業は進んでいますよ!(笑カーキ部分の立体感がしっかりと出てきました。
今回は全体に綺麗めに仕上げていきたい所なので極端な濃淡はいつもよりも控えめな見え方になるよに意識しているんです。
次回は手や足、腰のコスチュームのブルー部分の処理なのでした〜♬


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2018年4月 8日 (日)

ミリキュー アリエ Max Factory 1/20 その2

なんと気が付くと先週の時点で4月に突入していました。何を今頃、なのですが、個人的には本当に年が明けたばかり、の様な気持ちです。雪がすっかりと無くなって辺りはしっかりと春の様子になっているのに、なのです。なので4月を迎えた事に気が付いた際のショックと言ったら…。しばらくは立ち直れそうにありませんね。立ち直る頃にはまた年末辺りになっていたりするの、かも!?(笑 そんな中、今朝は雪が薄ら積もっていましたよ、冬に逆戻り??(爆
先週お伝えしたHMEの日程に引き続き、本年度の北海道AFVの会の日程が7月8日(日)に決まりました。昨年は知り合いの結婚式と重なったので初めての不参加でしたが、今年はなんとかしっかりと参加できそうですね〜!頑張ります!AFV関係が好きで興味のある方はぜひご参加くださいませ〜!!
模型関係の展示会は全国的にも年々その数が増え続けています。元々は各地方の各ジャンルの合同展示が多かった物が、ジャンル別に移行した物が増えたり、クラブ単位での単独の展示会が増えたり、web上での繋がりによる展示会が出来たり、いろいろと多様化しながらその数が増えてきているのが現状です。本当に喜ばしい事です。その反面、各展示会やイベントが同時期に開催されると言う贅沢とも言える現象も…。早めに様々な情報を入手しながら調整して行かなければならない状況も発生してきています。今後は多くの繋がりをより密にして行かなければ行けませんですよね!
そんなこんなですが、アリエ嬢は続いています。


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画像1、肌の塗装 その1-1。
前回で下塗りまでが終了していますので、今回から塗装の本格作業の開始です。
まずは肌部分の色味を徐々に重ね塗りしていきます。
いつもは早い段階でシャドー部の色を濃いめに入れ込む事が多いのですが、今回は薄めに徐々に色を濃くしていく事に。あくまでも女性の肌を意識した行程と言う事です。


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画像2、肌の塗装 その1-2。
上のアップ状態の画像です。
単色での肌部分に薄らとシャドウ色が重ねられています。撮影のライティングの関係上もあってまだはっきりとは認識でないレベルですが。この後少しずつ色を濃くしていくと言う段階です。


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画像3、肌の塗装 その2-1。
肌部に更に色味が重ねられてきている状態です。
まだまだ薄らと色が重ねられている段階なのですが明らかに立体感が増してきていますよ。
あちらこちらの肌の色味を同時に作業して行く事で全体の中での色の統一感が損なわれない様にして行きます。


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画像4、肌の塗装 その2-2。
アップの状態。造形がしっかりしている為、微妙な色味の変化に伴って立体感が増え、表情がしっかりと出てきます。
まだまだその差が分かりにくい状態ですが…(笑


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画像5、顔部分の塗装 その1。
その後も各肌部分は同時進行なのですが、この後しばらくはお顔部分を中心にお伝えして行こうかと。
更にシャドー部に色が重ねられて顔の表情が明確になり始めてきた段階。
眼球部分に薄めのホワイトも加わっています。


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画像6、顔部分の塗装 その2。
何とも微妙な感じですが色が更にプラスされてきています。
眼球のホワイトも何層か重ねて純白になってきました。瞳の目安に瞳孔をちょこんと描き込んであります。


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画像7、顔部分の塗装 その3。
肌部分にはシャドー部分のみならずハイライト部にも色が徐々に加わっていきます。
瞳部分にも徐々に色が重ねられて明確になり始めてきていますね。
瞳部分は先に入れた目安の瞳孔を中心に瞳の外周部分は濃いめに、内側は薄めの色を描き込んでいきます。


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画像8、顔部分の塗装 その4-1。
瞳部分に更に手が入ります。
色味を加えて形状の修正もしながら瞳部分の描き込み作業が続きます。
瞼上部のアイライン等も徐々に描き込んでいきますよ。
目元がしっかりとしてきて精悍な表情が明確になってきました。


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画像9、顔部分の塗装 その4-2。
この段階までのお顔のアップ。
まだまだこの後も作業は続くのですが、しっかりとした造形のお顔立ちのおかげで作業はサクサクと進行しています。
口元には歯のホワイトもはい入ってきましたよ。
今回は何となく目元の作業をしていてイメージ通りになかなかなってくれないと感じていましたが、その理由がが判明!なんと髪の毛のパーツが結構作業の邪魔になっている事を!今更、なのですがこのコンマ数ミリの段差のおかげで細かな描き込みがしにくかったのですよね〜(泣  どうした物か…(汗


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2018年4月 1日 (日)

ミリキュー アリエ Max Factory 1/20 その1

今週の暖かな、いや、暑いくらいの気温によって、見た目の景色の雪はほぼ無くなりました。建物の陰の日当りの悪い場所の雪はまだ残っていますが、日に日にその姿も小さくなってきています。いよいよ春の到来ですね!国内の各地ではお花見真っ盛りとの事ですが、札幌はまだひと月近く掛かると言った所でしょうか。日差しも日中は強い日が多くなり、肌に刺さる程の強い刺激の日も増えてきました。気が早いのかもですが、夏すらもその辺りまで来ている気も…(笑 気の、せいです、よね?
昨年秋以降はずっと何かと忙しく、まとまった模型製作にも手が付かない状態が続いております。実体顕微鏡の導入で精度は上がったものの、携わる時間も増えている事もあるのかもしれませんが、小さめのフィギュアばかりが数体と言った感じです。今年はボリューム感がこじんまりとしてしまいそうな…(汗 今後の各種の展示会等も見据えて、この後の作業も考えていかなければ、と言った感じです。
そうそう、重大なお知らせがありました。今年のHMEが10月の7日(日)・8日(祝)の2日間に決定いたしました。例年の7月末から大きくずれ込む感じです。会場もファクトリーホールの1会場のみとなり、細かな調整が必要になってきていますよ。詳細は後日の発表なのですが…。
今回はミリタリーキューティーズの第3弾のアリエお嬢様の登場です。


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画像1、パッケージ。
発売から結構経ってしまいましたが、ミリタリーキューティーズの第3弾のアリエです。山下しゅんや氏とカニオ氏のコラボシリーズですね。
ボックスアートのしゅんや氏の原画も良い雰囲気です。


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画像2、パッケ裏の完成見本。
パッケージ裏面に掲載の完成見本の絵。
原型のカニオ氏の手による物か?はたまた他の方の手による物か?結構あっさり目に塗装されて良い雰囲気です。美少女系のフィギュアらしい仕上がりの見本となっています。
日本国内ではまだなかなかなじみの薄いガレージキット的な要素のアイテムですが、インジェクションで裾野を広げるチャンスのアイテムと言えそうです。


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画像3、組み立て その1。
パーツ構成も今までの物以上に研究されているようで、サクサク組み上がります。
パーツの切り出しの際は結構繊細なパーツが多いので注意が必要です。
接合部は場所によって緩い箇所もあるので、しっかりと接着が必要な部分もありますです。
全体のプロポーションは完璧な状態に仕上がりますから安心して作業が進められます。


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画像4、組み立て その2。
組み立ての際にはしっかりと接着しないと相のバランス的に隙間の出来る部分もありますが、その辺りは後で修正しますので気にしなくても良いレベルに。
繊細な割にパーティングライン等もさほど気にならないありがたい造形となっています。が、各部を接着前にしっかりとチェックして塗装前に修正しておきますよ。塗装の際にその辺りがグッと目立ってくる場合もありますから、ね。


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画像5、組み立て その3。
各パーツは仕上がりに近い成形色で構成されているので、大まかな雰囲気は組み立てた状態でほぼ掴めるのもありがたい所。
付属の目のデカールを貼れば、そのままほぼ完成の気もしてしまいます。
何と言ってもプラなので修正加工もラクラク、しかも色プラなのでレジンに比べると遥かに敷居が低く組み立てられるのもありがたいお話なのです。


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画像6、造形の微調整 その1。
楽に組み立てられるとは言え、各部の気になる箇所には、塗装前にしっかりと手を入れておきましょう。
コスチュームの色の切り替え接合部や足の付け根部分、バッグの肩ひもの接合部には微妙な隙間が出てきますのでエポパテにてしっかりと埋めておきます。


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画像7、造形の微調整 その2。
コスチュームの色の切り替え部のパーツの隙間をしっかりと埋めておきます。
バッグのショルダーベルトの身体に密着した部分もしっかりと。
右の画像は頭部のアップ。前髪先端や後ろ髪の先端部分のモールドを削ってしっかりとエッジを出しておきますよ。


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画像8、造形の微調整 その3。
足の付け根付近にも気になる隙間が、ややいや〜んなカットですがしっかりと修正。
今回最も気の使った部分が両手の部分。繊細な造形が製品化の関係でしょうか、パーティングラインも目立ち、かつ内側のモールドが埋まってしまったり、全体の中でもかなり気になる造りでしたので、時間がかかりますが慎重に削りながら形状を修正してあります。ポーズ的にもかなり重要な位置付けになりそうな手元の再現は意味合いが大きいのです!


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画像9、下塗り その1。
造形の微調整が終わった所で下塗り作業です。
パッケの原画のイメージに近い色にてサクサク下塗りしていきます。
あくまでもにた色味で全く問題ないですよ。


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画像10、下塗り その2。
いつもそうですが、下塗りの際の色味自体は極端に違わなければ似た色でも問題ありません。その後の重ね塗りにてイメージの色にに近付けて行く事になるので、神経質になる事は無いのですよね。
それよりも塗りムラや素材感の隠蔽度合いの方が重要かもです。その後の重ね塗りの為にもしっかりとした下塗り作業が必要です。特に今回の様なプラ素材の場合、製造工程状の剥離剤等が嫌ないたずらを起こしかねませんから、しっかりとチェックしながら丁寧な作業が必要となるのです。


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