2013年10月13日 (日)

司弾 マリコ その2

忙しいのです。誰がなんと言っても、忙しい!!この時期は例年の事なんですが、模型の展示会にも、車のイベントにも顔すら出せない始末。このまま今年も過ぎてしまうのでしょうか〜?まあ、毎年似た感じなんですが…(泣。
季節的にも模型に没頭出来る素敵な秋の夜長のひととき、皆さんはいかがお過ごしな事でしょか?人生なんてアッと言う間ですから、ぜひ大切に使いましょうね〜。
てな感じですが、マリコさんはちゃんと進んでおりますよ!
いろんな新しい発見もあり、これは結構楽しめてますです、マジ!!

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画像1、前回から少しづつ前進。
お肌やコスチュームを中心にどんどこ塗り重ねていってます。今回は全体的に薄めの色味が基調なので、飛躍的な進化は感じられませんが、確実に一歩一歩進んでいるのでありました。
フィギュアにおいて、扱いにくい基本色は、白、そして黒、の2色です。白はハイライトが、黒はシャドー部が既に限界点に達してますので、その手前までで色味の変化を表現しないといけないので、他の色に比べると階調の変化の段階を掴みにくいわけです。
白の場合には私はブルー系か黄色系に気持ち振りつつの仕上げが多いのはそんな理由もあります。当然イメージを意図的にコントロールする事も出来ちゃったりしますしね。

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画像2、目の塗装その1
オリジナルでの目の表現が原画とはかなり違った角度なのと、描き込みの表現法がややイメージと違って感じたので、今回はその辺りも含めて描き直しとなりました。
まずはベースの白をベタベタと。
眉毛もいったん肌色系でつぶしておきます。

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画像3、目の塗装その2。
瞳の茶色部を中心に向かって薄らと明るくなるようにグラデ表現。さらに瞳孔周辺を明るめの色で縁取り、アイキャッチのホワイトを描き込んで行きます。オリジナルよりも瞳は小さめになりましたが、色味がハッキリとしてさらに色味の変化によって立体感が出たかなと。美少女系のフィギュアでは目元をプリントデカールにて表現する方法も多く使われているようですが、描き込んだ方が自分の思いのママに表現できる事と思いますです。

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画像4、目の塗装その3。
腕や脚の素肌部分を今回はホワイトパテにて修正してあります。通常のグレータイプですと塗装の際にやや手間が増える物ですから…。その他の部分も適度に手を入れておきます。
睫毛等の細部は後回しにして、目元回りの肌の色味も調整しておきます。
眉毛にもさらに加筆を施しておきます。
髪部分も毎回少しづつ手が入ってましたがお分かりでしたか?画像4では細かな色の変化を線で描いてありますよ。

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画像5、さらに塗り重ねは続く。
瞳部分が一応一段落なので、さらにお肌とコスチュームに色を重ねて行きました。満足行くまでこの作業が続くわけですな。誰も止めてくれませんので、暴走状態にはくれぐれも注意が必要かも!? この時点でオリジナルとはかなりイメージが変わっている筈ですが如何でしょう?目の向き一つでもがらりと印象が変わる物ですが、何となく原画のイメージに近づけていますでしょうかね?
この調子だとで次回で終るでしょうか??(笑

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2013年10月 6日 (日)

司弾 マリコ その1

今回は又目線を変えてみましたよ。
アイテムは司淳氏の原作による司弾シリーズの中からマリコさんです。このアイテムはプライズ品ではなく一般の販売用フィギュアなのですが、同時にもう一種類のキャラも出ていまして、司ファンにとってはたまらないアイテムのようです。
私もその実態はよくは知らないのですが…、そのむっちりボディで童顔系のキャラクターは普通の美少女アニメ物とは明らかに一線を画する存在。
かなりの出来映えなので、さわるとバチが当たりそう…(笑

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画像1、原画とオリジナルのパッケージ。
お色気が目玉の一つなんでしょうが、独特のキャラを丁寧に造形された様は見事。
こんなアイテムが普通に出回る世の中、なんとも恐ろしいですね。塗装も各部単色塗装が主ですが、細かなパーツ類の塗り分けには脱帽物。特に腕時計と肩のワッペン類のタンポ印刷による細かな表現は手作業では追いつかない程の出来!

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画像2、オリジナルフィギュアその1。
今回は特に分解はしていない物の、パーツの数もかなりの点数。販売用とは言え、なんともこだわりぬいた出来映えです。

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画像3、オリジナルフィギュアその2。
コスチューム等はなんとパール塗装ですよ。なんとも贅沢。髪の部分のブラシによる色味の変化も熟練の技とも思える出来。中国のお姉さん方でしょうか?現在でも。やるですね〜!気になるパーティングラインもさほど見受けられませんが、やはり気持ち修正はした方が良いかも。

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画像4、修正。
腕や脚の素肌部分を今回はホワイトパテにて修正してあります。通常のグレータイプですと塗装の際にやや手間が増える物ですから…。その他の部分も適度に手を入れておきます。

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画像5、修正2。
パテ処理はかなり大雑把に処理。凹凸感がなくなればオッケーですので。こんな際にはクレオスのポリッシャータイプでのサンディングが手っ取り早く仕上げも綺麗に。この辺りもこだわり出すとキリが無いところなのですね。

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画像6、塗装第一段階その1。
第一段階と言っておきながら今回は下塗りはすっ飛んでます。撮影した筈のデータがどこかへ…。データのやり取りではこんな現象もたまにある物ですから気をつけなければ。
と言うわけで、いきなり下塗り後の色味の変化もつけた状態。
お肌回りとコスチュームが中心です。

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画像7、塗装第一段階その2。
コスチュームやグローブ、ブーツはオリジナル塗装ではパール色でしたが、下塗りで全て白に置換えました。出来るだけ原画のイメージに近い物に仕上げたい為ですね。イラスト等では金属色や特殊な色の場合でも基本一般の画材でそれらしく表現して行くのがセオリー。金色だからといって金色の絵の具はあまり使いませんです。
かといって今回パール色に仕上げるつもりも無いので、あくまで原画風に、と言うのが今回のイメージなのでした。
瞳の位置も次回変更の予定で、さらに原画に近くなる?予定??

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2013年9月29日 (日)

バブルヘッドナース その2(最終回)

さすがに朝晩の冷え込みが…、といつも書いてましたか?
めっきりと秋めいてきましたが、秋と言えば食欲の秋。食べ物もおいしい季節。ついつい食べ過ぎ、体重も増加傾向なのでした。健康にも気をつけないと、ですよね〜♪
本業も多忙な日々が続いておりますが、今年も残すところが約3ヶ月。こちらの作品の進行状態もスピーディーに行いたいと、言う事で、バブルヘッドナースの完成なのでした。

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画像1、前回の続きで全体の色調の調整。
前回まではオリジナルの塗装の暗い配色が色濃く残っていましたが、今回はお肌とコスチュームをもうちとハッキリと綺麗めに仕上げてみたいと思っていました。
肌は黄色味と赤味を強めに重ね塗り。白衣も綺麗な白っぽい感じに立ち上げるように何度も重ね塗りして行きます。

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画像2、画像1のアップ状態。
肌の血管部も上に重ねた肌の色味で前回よりも少し馴染んできています。白衣のホワイトはシャドー部やハイライトを意識しながら白をどんどん重ねて行きます。

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画像3、完成その1。
肌の血管の赤味をプラスして描き込んで行きながら全体の肌の色も調整して行きました。
くどくならない程度に各部に血痕も鮮やかな色の赤と暗めの赤で使い分けしながら塗装して行きます。

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画像4、完成その2。
全体的にはっきりした色味を目指しましたので、オリジナルの物と比べるとかなりハッキリとした色に仕上がりました。
オリジナルの暗めの色味も良いのですが…。

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画像5、完成その3。
各部のアップ状態。スケールが1/6なので、アップにすると細かな手抜きがバレバレ〜♪血管の描き込みも結構手間がかかっています。。
血痕部も古く乾き気味で色もどす黒い赤と浴びたばかりの鮮やかな赤と、場所場所で使い分けして行きました。やり過ぎると…。。

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画像6、背景有りの完成の姿。
サイレントヒルの荒廃した暗いイメージの背景、やはり結構グロい!?エロい??
ゾンビ等とは違う意味でのクリーチャー物としてカテゴライズされる、そんなフィギュアになりましたね。

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画像7、今回の決めの一枚。
なんとも奇妙な背景をバックに、艶かしい表情(?)のバブルヘッドナースさん。。
何でこんな物が好きなのかと自問自答してみても、結局のところは好きなんだから仕方が無いのよね〜と言った感じ。おばか炸裂ですね。

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画像8、グロく、もっとグロく!
画像処理でグロさに追い討ちをかけてみました。自分的なサイレントヒルのイメージ、なのですが、少々やり過ぎ??劇中ではもっと暗くてなんだかよく見えてませんでしたが…。
と言う事でバブルヘッドナースさんの完成なのでした!

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2013年9月22日 (日)

バブルヘッドナース その1

先週の台風の影響で各地に被害が出て大変な事に。皆さんのところは如何でしたか?これからの時期まだまだ注意が必要ですが、それにしても近年の気象状況のめまぐるしい変化、やはり温暖化の影響なのでしょうか?考えても分からないのですが、今までの様にのんびりと構えてはいられない事は確かです。色々と備えておかなければ、ですね!
と言う事で今回からは新しいお題。ここ数回は美少女ものなんかで趣きが変わったかのような兆しでしたが、ところがドッコイ!本質はなかなか変われませんです。
と言う事でバブルヘッドナースの始まり。

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画像1、オリジナルのフィギュアとパッケージ。
ご存じない方も居るかもですので簡単なお話。ゲームの「サイレントヒル」シリーズと、その映画化の「サイレントヒル」に登場する、言ってみればクリーチャーの看護婦さん、と行ったところでしょうか。
私は映画でしか見ていませんが、なかなか凝った造りのホラー物でゲームの世界観を知らなくても十分に虜になれる映画です、そちらが好みのお方には…。

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画像2、オリジナルフィギュアその2。
オリジナルのフィギュアはPVC素材メインのスタチューフィギュア。なのですが、出来はかなり良い物で、造りも塗装もバツグン!何も手を加えなくてもそのまんまで十分コレクション的なアイテムなのです。

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画像3、オリジナルフィギュアその3。
気になるパーティングラインもほぼ見当たりません。血管の透けた繊細な塗装は手を下さない方が効果的とも言える程素晴らしい出来。
個人的には血管の表現や全体の色調が、何か物足りなく思えまして…。ついつい手を下してしまう事に。出来が良いだけに極力イメージを壊さない程度にリペイントして行きたいところです。

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画像4、修正。
今回は首回りのライン修正と、首のつなぎ目のパテ埋め、後はコスチューモの破れた箇所の気持ち立体的な表現をエポパテにて加えてみました。エリ回りの内側も薄くなるように削ってみたり、結局気が付くとあちらこちらを修正…的な(泣

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画像5、塗装第一段階。
さっそく塗装の開始です。
今回は下塗りは無視した状態で、血管の描き込み作業から。
お顔回りや胸元、腕や脚のお肌部分に、うるさいくらいにブルーにて血管を描き込んで行きます。一つひとつは丁寧に描き込まなくても今の段階ではオッケー。

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画像6、塗装第一段階その2。
オリジナルの塗装による肌の気色悪い程の出来に加えて太めに描き込む血管。キモ〜!
この後の段階で肌の色味等の重ね塗りで血管の多少の粗はわから気なる予定です。
全体的にはもっさりとした感じの肌や白衣、この辺りをややハッキリとした色めに(気持ちですが)して行きながら仕上げて行きたいなっと、考えておりまする。
結局のところはこんな気色悪い物が、基本、好きで好きでたまらない、そんな私なのでありました〜〜!お馬鹿っ!!
続く。

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2013年9月15日 (日)

ガルパン 五十鈴華 その2(最終回)

めっきりと秋めいてきましたが、皆さんのところは如何でしょう?連休も多く、各種イベント関係も多いこの時期、天候の善し悪しはいろんな意味で影響してしまいますよね。
模型的にも湿度が高いのは何かと作業が手間取ってしまいます。粘土系ですとなかなか乾燥しませんし、ラッカー塗料での塗装もカブリには注意が必要です。色々な意味で良い事が少ないですが、お部屋にこもっての模型制作に没頭するにはもってこい、ではありますが、なかなか言うようにははかどらない事が多いのかも?やはり己の精神の弱さが原因なんでしょうね。こればかりは何年経ってもなかなかコントロールできないのは私だけ??

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画像1、前回から塗装が進んでます。
制服の上着に色味の変化をブルーやグレーにてつけて行きます。スカートのグリーンにも色味の変化を。お肌は全体的にオレンジ系をプラスしながら血色の良さを出しつつ、下地の色むらをカバーして行きます。
髪の毛等もグレー会にてトーンの変化をつけながら、ハイライト部も描き込んで行きます。。
前回と比べると立体感が一段と増してきました。

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画像2、そうこうしているうちに、の完成その1。
上の作業と同様の箇所を同様に重ね塗りして行きながら、細部にも手を加えて完成です。
今回は割合あっさりめに仕上げてありますが、うるさくならない程度にもう少し手を掛けてもよろしいかと。やり過ぎには要注意ですが…。

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画像3、完成その2。
髪の毛はアニメ物のフィギュアの場合、ブラシによる色味の変化で綺麗に仕上げる場合がほとんどのようですが、今回は、と言うか私の場合この10年以上はブラシを使わないでの筆塗りにこだわっていますんで、いつもの様に何層にも分けてトーンの変化をつけてあります。時間の関係でまだ緻密な仕上げになっていないのがやや残念!
後ろ姿のスカート裾からのわずかに覗く白い物がなんとも切なく嫌らしい???

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画像4、完成その3。
スカートのグリーンはオリジナルよりも明るいグリーンにて立ち上げてみました。これによってフィギュア自体の存在もビビットカラーに助けられてか、存在感が増した気がします。トーンの変化もやや大げさに仕上げてみました。。

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画像5、完成の背景付き画像。。
キャラクターの本来の性格もよく分からないままに仕上げてみましたが、イメージ的にはガルパンの場合、大地の緑と広がる空のブルーがぴったりと合う気がします。
こちらは牧草っぽい爽やかさがフィギュアをさらに引き立てているような。

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画像6、今回の決めの1枚。
アニメのイメージよりは原画のイメージに近い感を筆塗り特有のタッチによってかもし出している事になっているかと思います。ま、結果論での勝手な解釈とも言えますが…。
アニメの作業も昔とは全く変わって今やコンピュータでの作業がメインのようです。細部の色味の変化も綺麗なグラデーションで緻密に描かれる事が多いので、やはりエアブラシでの表現が的確なのかもしれません。
敢えてそこを筆塗りで質感を出す事によってオリジナルのフィギュアともアニメとも違う世界観が表現できると塗装のオリジナリティーが生まれると信じています。ただし、一歩間違えると汚いだけの仕上がりになってしまうのがなんとも恐ろし〜!のですが…。
と言う事で今回の完成となりました、チャンチャン。。

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