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2015年5月

2015年5月31日 (日)

フリュー デビルマン その2

ここ数日は暖かなな日が続いていますが、本格的に初夏に向かってまっしぐらという感じです。ただし、日差しが強まるお外はお肌の大敵です(笑 昔は夏に冬に、海や山へとアクティブにアウトドアスポーツを満喫していたのですが、ここ数年はさっぱり…、年々億劫になって行くのですね〜(怖 強い日差しは今や恐ろしい武器なのです、って、ドラキュラか?(笑 昨夜から今朝までは雨模様、ですが…。
この数日は使っているMacの調子が悪くなったりで精神的にもダメージが。まあそんな事でへこたれる私ではないのですが、最悪はバラしてでも直してみせますってばっ!(笑
コンピュータの利便性にすっかりと馴れっこになっていると、突然のトラブルにはなかなか対処できないで頭の中が真っ白になってしまいますが、こんなときは落ち着いて、出来る事をひとつ一つ潰して行く事が大切ですよ、高ぶる感情の勢いに委せてしまうと取り返しがつかない事に…(怖 人生、落ち着きが、大切ですね〜♪
その辺は模型にも通じるところでもあるのですが、デビルマンも進行中です。

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画像1、ボディーのシャドー処理その1。
前回で下塗りが終わっていますので今回はシャドー処理から。ボディーの基本色のピンクより濃いめのピンクでシャドー部を重ね塗りしていきます。少しずつ濃くして行きながらシャドー部を強調して行きます。全体がグッと引き締まってきます。
決して一気に色も1色にて行うのではなく、何度も薄めに何回にも分けて色味にダークさを上げて行くのです。

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画像2、ボディーのシャドー処理その2。
基本的にはこの作業だけでも今回のような色のアイテムの場合にはかなり見た目の雰囲気が変わるのです。立体感が一気に付いてきますので。
スケール的に大きくもなく小さくもないスケールなので、手を抜く事なくそれでいてあまり神経質にならないレベルで作業が出来るのも案外助かる部分だったりしますです。

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画像3、ボディーのハイライト処理その1。
次にボディーのハイライト処理です。基本のピンクよりやや明るめのピンクを重ね塗りして立ち上げて行きます。シャドー処理の逆を同様に重ね塗りして行きますよ。重ねる度に明度を上げて行きます。
単なる明暗と言う意味だけですと全体的に寒色系に振られてしまうので注意が必要ですよ。

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画像4、ボディーのハイライト処理その2。
今回のような濃いめのピンクが基本の場合、単純に白を混ぜて行く明度の上げ方だけですと全体の色味が単調で味気の無い仕上がりになってしまうのが要注意点。今回はその辺りを意識して、基本のハイライトの色に加えて黄色も部分部分に重ね塗りして行きました。ですので場所によってオレンジがかった色味のハイライト箇所が存在する事で、ピンクのみの明暗以上に全体の見た目のイメージも暖色系の赤みがかった物へとなっている筈なのです。仕上げに向けて意識的に色を演出している感がしっかりと出てきます。

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画像5、顔の塗装。
今回は顔も含めて体全体と同時進行で進めています。目元の描き込みと細部の塗り込みもこの段階で済ませておきましょう。眼球に黄色を、瞳部分は赤系にて描き込んで行きます。眼球を入れる事で気持ちアニメチックになった感も有るのですが…。
今回のフィギュア、頭部と翼部分が他のボディーとは違う素材の物。透明感や艶の感じが違うのでこの辺りは次回までの課題なので有りました〜!
と言う事で、次回につづく。

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2015年5月24日 (日)

フリュー デビルマン その1

肌寒い日々が続きましたがようやくこの2日程は暖かくなってまいりました。春はもうすぐそこまで来ています。
今年の静岡ホビーショーも大盛況のうちに幕を閉じた様ですが、この後も各地でのイベントが目白押しです。モタモタしていると何もしないまま日々が過ぎる事に。
先週月曜日には「杉山教室 赤いトタンの屋根の家 1/35 第2回」が開催され、参加してきました。制作行程が自分なりの物とはまったく違うために、なかなか思った様には進みません。結局ドア1枚と窓2枚の建具が出来たのみ…。勝手が変わるだけで、物造りと言うものの、なかなか捗らない物ですね〜!後2回程で完成の予定ですが、出来上がるとは到底思えません〜(泣 日頃の精進の精神がこういった場面でも大きく影響する事を改めて実感なのでした。如何に普段が生ぬるいのか…(恐
ということで今回からは新テーマ、プライズ品のフリューから出ていたデビルマンです。これがなかなか出来が良くてリペイントのしがいがあると言う物なのです〜!

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画像1、アイテムパッケージ。
出ては消えゆくプライズ品の数々、チェックを怠るとあっという間に無くなってしまうのがまた魅力でもあるのですが、今回のフリューから出ていたデビルマン、めちゃ出来が良いのでありました!
このフリューと言うメーカー、出す物全てが私のツボにハマる物ばかり、今後も動向から目が離せないのでした。

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画像2、オリジナル状態その1。
数有るデビルマンフィギュアの中でも間違いなくトップクラスの出来、と思うのですが、なかなか巷で話題になる事は無く、知る人も多くはなさそうですが、これを見て欲しくなる方も居るかも?ですよ〜♪
何と言っても翼部分の存在感、これは凄いです。と、赤味の塗装も独特感に溢れたもの。海外のレッドデビル張りの雰囲気には溜め息が出てしまいます。
このままでも全く問題ありませんし、逆にもったい無いのかも!?(笑

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画像3、オリジナル状態その2。
造形的にもどの角度からも均整の取れた素敵な仕上がりです。頭部がやや小さい感じはしますが、イメージと迫力アップのためには仕方の無い所ですか。
全高で20cm程ですので1/10~1/9スケールと言う感じですね。
お手頃サイズなのも嬉しい所、です。

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画像4、オリジナル状態その3。
こう見えて結構パーツ数は多いです。使っている素材感もパーツにより様々、塗装してしまえばまったく影響ない所ですが。
ボディーの各部にヒケによるクラックが結構見られてしまうのがやや残念。

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画像5、修正その1。
上記で触れたボディーのヒケ、当然ながらパテにて埋めておきます。ボディー側面のパーティングラインの段差等もいつも同様サンディング。
今回はすべすべお肌ではないので、気になる修正箇所は多くはないですね。

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画像6、修正その2。
ただし、足首、パッケジ内での固定ワイヤーがかなりきつかったようで、線状に凹状態に変形していました、なのでこちらもパテにて修復しておきます。踵部分も切り出し後が凹んでました…。大量生産故の作業効率上は仕方が無い所、ですかね。

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画像7、修正その3。
胸回りのヒケ状のクラックがかなり多いのが分かりますでしょうか?塗装でそんなに気にならない物の…。
腕辺りの見えにくい部分の段差もしっかりと処理しておきます。
やり出すとキリが無いのですが…(笑

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画像8、下塗り塗装その1。
ボディーの修正にメドがついたら下塗りの開始。今回はベースの色とはやや違っても後々変わって行くために、濃いめのサーモンピンクにて塗装して行きます。
いつも同様に、修正箇所の色のコントラストが見えにくくなるまで数回にわたって塗って行きます。そんなに気は使わなくても今回はどうにでもなりそうですが…。

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画像9、下塗り塗装その2。
上記の足首周りも下塗りしてしまうとほぼ分からないくらいになっています。
上半身は特に注意しながら塗って行きます。顔部分もパーツの素材の違いで色も大きく違っていましたので、ボディーと同色にて塗装しておきますです。
この状態でも個人的には結構好きかも!
デビルマンと言えば、なんだか新作の噂も出ていますよね、ちょっと楽しみ…(笑

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2015年5月17日 (日)

アトリエイットSW-3 その3(最終回)

ここ数日は、寒いですよ、北海道。オホーツク辺りでは雪も降っていたようですし、何なのでしょう?内地では真夏の暑さだと言っていますが…(泣
そろそろ大通り公園あたりでもライラックも咲き始めている訳ですが、北海道には「リラ冷え」という言葉が有りまして、春の陽気も増した頃のこの時期、グ〜ンと冷え込むという昔からの教えなのです。毎年ズバリと当てはまる先人たちの言い伝えですが、あまりの寒さにストーブにも再度火がともってしまいますです。春なのに、切ない時期なのですよ〜♪お〜さぶっ!!
この次期静岡では恒例イベントのホビーショーが開催中ですね。お仲間さんたちもみんな一同に結集してのお祭りに酔いしれているようですよ!
そんな中、One-Stepさんで行われいるアトリエイットのコンペのFB上での投票も本日が最終日、みたいです。それに合わせてのお嬢様も今回で完成ですよ!

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画像1、タンクトップの花柄その1。
今回はタンクトップの花柄を描いて行く流れをご紹介です。
前回お話しした今回のお嬢様の重要ポイントの一つの見せ場、でも有ります花柄模様のタンクトップ。割合単色での塗装が施されがちなフィギュアの衣服ですが、実際の生活の中では色々なプリントが施された物がほとんど。Tシャツなんかも無地の物よりもワンポイントのマークやロゴをあしらった物や全体プリントの物、デザイン要素のプリント物が多いのではないでしょうか。
ならばフィギュアのコスチュームにおいても重要なのではないですかね。ただし、とっても敷居が高い事にはなるのですが…(笑
左は前回までの白無地の状態。右がお花の下書き状態です。

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画像2、タンクトップの花柄その2。
左画像では下書きの上に花の赤みを徐々に描いて行きます。同時に葉っぱ模様も描き込んで行きますよ。どちらも一気にベタッと塗り込んでしまうと全体の調子の修正が利かなくなるので、薄めに少しずつ塗り込んで行きますです。
右画像ではさらに色味を上げて行きながら花や葉っぱの細部に調子を加えて行きます。

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画像3、タンクトップの花柄その3。
花や葉っぱの細部をさらに描き込んで行きながら、色の調子も整えて、全体のシャドー部にあたる箇所には薄めの黄色にて陰を施して行けば出来上がりです。
単調な作業なのと全体のバランスをとって行くが重要なのですが、根気よく続ければそんなに難しい事ではないのです。簡単な絵を描いて行く、という感じ…。

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画像4、完成その1。
髪の毛や衣服のエッジ部、手足の爪や細かな部分をチェックしながら色味の調子をバランスをとりながら進めて行きます。後はお顔のお化粧表現もさらに加えて行けば完成です。
スカートのデニム部分も色味は同時に調整が続いていましたよ。

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画像5、完成その2。
なんとも均整のとれたポロポーションのお嬢様、夏を迎えての元気なパワー、華やかな夏衣装を身にまとって、さあ、これから夏を満喫!と言ったイメージ、ですね。
ひとえに原型の良さによる物なのですが、本当に恵まれた時代です(笑

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画像6、完成その3。
何度も言いますが、今回のお嬢様のポイント、花柄模様のタンクトップ、デニム生地のスカート、そしてコルクソールのサンダルです、よ!もちろん肌の塗装やお顔への気使いは言う間でも有りませんが…。
で、完成なのでした!!

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画像7、背景付き画像その1。
まずは爽やかなグリーンの布地のイメージをバックに、のカット。背景の色味や設定次第でフィギュアの存在感も大きく変わる物です。完成後の画像としての意味合いも変化するというもの。とっても重要だと思いますです!

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画像8、背景付き画像その2。
バストアップの拡大画像。あどけなさの残るお顔立ちに髪の毛を搔き上げるしぐさ、少女から大人の女性に変わりゆく、まばゆい煌めきを放つ一瞬、なのかもですね。
お顔全体には最終的にお化粧表現が施されたので、大人の色気もやや感じ取っていただけるかと。ん?ケバい??(笑

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画像9、背景付き画像その3。
お外でのレンガの建物をバックに、の一枚。アクティブに夏を楽しむ的なファッション雑誌によくあるカット、みたいな…(笑
正直、時間の制約上本当に細かな部分はまだ完全には処理されないまま旅立った今回のフィギュア、帰宅後には再度お手入れが必要なのですね。

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画像10、今回の決めの一枚。
アングル的にはやや無理も有るのですが、爽やかな日差しの差し込むお部屋の中でのショット、という感じの一枚です。
今回はコンペ参加という事でほぼ突貫工事的な作業でしたが、やたらとテンションがアゲアゲ状態になりました。各種のイベント参加という行為自体が何かしらの制約の上に成り立ち、その中での自己解釈も普段とは全く違うモチュベーションになる物です。普段自分のやりたい事をやりたいようにやっている感覚とは全くの別物。こうした状況、徹夜に近い状況下に於いても、非常に心地良い物が有りますよ。
様々な機会で、皆さんもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
素敵な場を与えてくれた原型師の林浩己氏には、この場を借りて感謝申し上げます、です。
さて、夏もそろそろ目前ですよ!次は何を作りましょうかね〜?

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2015年5月10日 (日)

アトリエイットSW-3 その2

あっと言う間にGWも過ぎ去り、ホッとしているのもつかの間、この後の催し物が全国で目白押し状態です。北海道でも各種展示イベントがあちらこちらで開催予定ですから、ぼけら〜としている訳には行きませんですね。着々と今のうちに準備しておかないと、今年も大変な事になってしまいそうですよ〜!
私の場合は今のところフィギュアがメインなので、一月に1〜2点、年間だと10〜20点程の数が完成する訳ですが、ビネットやジオラマ系に手を出すとグンとその数は減って行きます。今年はその辺り、どうなる事やらですが、やりたい事はまだまだたくさん有るのでした〜!なんとか一点でも多く作りたいのですけれど〜♪
と言う事で、次回の続きでアトリエイットのお嬢様です。

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画像1、お肌のハイライト処理。
前回お肌のシャドー部分の処理をしてありますので、今回はハイライト処理を施します。
お肌の基本色よりもやや明るめの肌の色を重ね塗りして行きますよ。
ハイライト部分は光が当たって他よりも明るくなった箇所になるので、仕上がりの光源を意識しながら適所に処理する訳ですが、私の場合、正面向かって左上に光源が有る設定の場合が多いです。最終的には色と光のダブル効果が!?(笑

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画像2、お肌以外の箇所の下塗り&目の塗装。
お肌が良いところまで来た段階でその他の部分を下塗りして行きます。
髪部分、タンクトップ、スカート、サンダルと言ったところです。一応全体に大雑把ながらの色が着きますと、何となくかなり進行した感が有って、安心する物ですね。
同時に目の部分にも着手して行きますが、まずは白目部分にホワイトを塗装、です。

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画像3、目の塗装その2。
左画像では目元周辺に赤味を塗装して行きます。
次に右画像では赤味を持たせた目元周辺を微調整しながら、瞳部分を描き込みます。瞳部分はベースに茶系を塗り、その上に瞳孔を黒にておおよその目安で描いておきます。
同時に上瞼の簡単な色味も加えていくと、立体感が出てきましたね。

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画像4、目の塗装その3。
次に瞳孔部分の茶色のベタ塗り部分の色味に調子を加えていきます。画像では小さいので分かりにくいですが、瞳周辺は黒にて縁取り、瞳孔部分に向かって明るくグラデが付く感じに、更に瞳の虹彩らしき雰囲気に描き込みを加えます。
右画像では更に瞳部分にアイキャッチの光を入れてて行きます。同時に上下の瞼の内側と外側の色味を調整、特に上瞼はアイラインのダークな色味で絞めて行きます。睫毛も描き込むとかなり印象、変わって来ますです〜♪髪の毛にも色味を加えてありますよ。

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画像5、お顔の塗装。
上記の過程でお顔自体の肌の色味にも手が入っています。目元が大まかに形になって行くだけでもどんどん印象が変わってくるので、作業はサクサク捗るのです。
約8割以上までお顔の塗装が進んだ状態です。言ってみれば化粧をする前のスッピン状態、でしょうか!?ここまで来るとおおよそのメドが付いた感じですので、最終段階でのお化粧処理を残して、いったん他の部分に進みますよ。

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画像6、タイトスカート。
今回、スカートはデニム素材に設定してみました。ですから当初の下塗りの青はそのベースと言う事、なのです。
明るめのグレーを薄く、縦や横に線状に重ね塗りして行き、グレーの色味も徐々にホワイトに近づく用に明度を上げて行きます。着古した印象のデニム素材っぽくなる様に幾度も幾度も重ね塗り、生地のエッジ部や皺部分に細かな描き込みを加えて、それらしい雰囲気になるまで繰り返しの作業。実はこの作業がお顔以上に時間が掛かっているのでした。

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画像7、サンダル。
今回のフィギュアの隠れたポイント、なのがこのサンダル。
何が?と言う事ですが、このソール部分の処理、夏らしいイメージになる様に、コルク素材の物に設定してみたのです。とは言え、当然ながら全てを描き込む訳なのですが。細かな模様を描き込んでコルクっぽく見えてくれていれば良いのですが…(笑
こうした自分なりの細かなこだわり表現を盛り込む事で、フィギュアの存在感がオリジナルとは大きく変化した物になって行く訳ですね〜。
次回はタンクトップの花柄模様の描き込み作業と最終仕上げで完成となる訳です!

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2015年5月 3日 (日)

アトリエイットSW-3 その1

5月に入りましたねっ!と言う事は世の中はゴールデンウィーク真最中!?ですよね。気温も上昇してなんとも春をも超えて初夏と言う感じです。ただし連休後半はこちら雨模様らしいですが…。皆さんは行楽等、楽しんでいらっしゃいますでしょうか??
私はと言うと、仕事もなかなか忙しい、しかも、前にもお話ししたフィギュアのコンペが有りまして、それに向けて頑張っている、と言う感じに…。
頑張っていると言うか、これを書いている間には既に完成して発送まで済ませている、訳なんですが。昨夜もそのためにかなりの夜更かし状態、50歳を過ぎての睡眠2時間は結構身体にも頭にも、応えますです〜(泣
おかげでなんとか間に合いましたが、今回からその制作行程のご紹介なのでした。

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画像1、パッケージ&キット状態。
ものはアトリエイットの1/12のSW-3のお姉様。フィギュア界において日本でも屈指の原型氏の林浩己氏が造られた素晴らしいアイテムなのは今更言うまでもありませんです。
今まではなかなか手が出せずにいましたが、今回コンペが有ると言う事でなんとか参加する事に。コンペと言っても何を争うと言う事ではなく、今まで勝手気ままだった自分自身に活を入れる、と言う意味が基本なのでした。が、思った様には進まないまま締め切り期限が…。

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画像2、キットの修正その1。
今回はレジンキットと言う事ですがパーツは2つ。仮組を行ってパーティングラインの修正等を行います。
この辺りはいつもと同様なのですが、やはり女性フィギュアですので結構気を使いながらの作業となりますよ。

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画像3、キットの修正その2。
キット自体はかなりの精度で抜けていますから大げさな加工はしなくてオッケー!この辺りが時間の掛かる物が多いのですが、今回はラクラク〜♪助かります。
しかしながら端正なお顔立ちと見事なプロポーション、なぜこんなに凄い物が造れてしまうのか、まったく不思議ですね〜!
素晴らしい造形を生かすも殺すも塗装次第、なのですが…。

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画像4、下塗りその1。
各部の修正が終ると下塗りです。今回は夏バージョンの想定で考えてまして、やや日に焼けた感の有る肌の雰囲気にしたいかな、と。あまり大げさにではないのですが。
と言う事で通常よりもやや褐色がかった濃いめの肌の色にて下塗りして行きます。

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画像5、下塗りその2。
修正部分の色のコントラストが判別出来なくなるくらい丁寧に下塗りして行きます。いつも同様何度も何度も、です。ここで手を抜くと後々いや〜な事になってしまいますよ!

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画像6、シャドー部の処理。
全体の下塗りが終るとシャドー部に色を入れて行きます。お肌の基本色よりやや濃いめの色にて影の付く部分を重点的にシャドー処理、です。
薄く塗り重ねて行きますが、基本色との間に塗りムラが出てしまいがちですので、出来るだけ自然な調子で塗って行く事を心掛けながら、ですね〜。
と言う事で、既に完成はしている物の、次週もこの続きを…。

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