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2016年1月

2016年1月31日 (日)

ミリキュー ネーネ その1

なんだかダラダラとして過ごしている間に1月も終了ですよ、たいした事は何にもしていないのに!時間の流れ方が日に日に早く感じます。なぜなのでしょうね?年を重ねるごとに時間の流れは間違いなく、加速度的に早く過ぎていますよ。子供の頃は一日が長〜く感じられました。一時間もやたら長かった記憶が…。浦島太郎のラストも、今では不思議とも思えません。自分の立ち位置や価値観・考え方と周囲の環境との間にギャップが生じている?相対性理論的な考え方にも通ずる気もしてしまいますが、その辺りに詳しいはずも無い物ですから…(笑 良くは分からないながらも、実感としては感じている、と。
まあ、はっきりとしているのは、もはやダラダラ無駄には過ごしていられない、という事だけは確かな様ですよ。日々、心して取り組まないと…、ですね〜♪
家の周りを見渡しても、相変わらず雪は少なめ、です。2月の北海道は冬も本番なのですが、この調子で少ないまま、今年の冬は終わってくれるのでしょうか?
さて、今回から取り組みますのはマックスファクトリーさんから昨年発売されたミリタリーキューティーズのネーネお嬢様です。1/20スケールで、しかもインジェクションキットのプラモデル、なのでした〜!いやはや良い時代、ですね〜♪


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画像1、パッケージその1。
今回は私も個人的に思い入れが有る訳です。原画が山下しゅんや氏、原型がカニオさんとなれば、気にならないはずが有りません。今回のネーネさんは第一弾で、既に来月には第二弾のバーニー嬢も発売の予定になっている、というアイテム。
まずはパッケージの表側。しゅんや氏のキュートなイラストのアップ、溜まりませんね!


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画像2、パッケージその2。
裏面には全身の原画イラストと組み立て状態、着色状態の画像が、お〜、お〜っ、とパッケージだけで気分も盛り上がってくるという物です。私だけ?(笑
しかし、驚くのは商品化にあたっての関係各位のただならぬ意気込み。A4サイズのパッケージは書棚に鎮座させる事も出来ますし、パッケージデザインもセンスが良い!プラモのこれからの新境地を切り開いて行こうという気持ちがひしひしと感じられます。


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画像3、パーツ類。
箱を開けるとしっかりした作りのケースの中から上記のパーツが。パーツごとに個別包装されてパッと見食玩的な要素のイメージ。パーツごとの色分けされている分割なんかもそれっぽい。パーツ接合部のダボの作りもそんな意識が感じられますよ。
素材はやや軟質プラっぽいので、加工にはやや気を使うかも!?ですね。


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画像4、組み立てその1。
という事で早速の組み立てです。食玩っぽいダボ形状にパチパチと、と思いきや、結構遊びが多いので、各パーツはしっかりと接着剤にて固定して行く必要が有るのでした。この辺りの作りがやや惜しいところです!仮組のつもりがしっかり組になってしまう(笑
どんどん接着して行くとご覧のような素敵な姿に!


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画像5、組み立てその2。
色プラでのパーツ構成で、組み立てた際には完成のイメージがとても掴みやすいですよ。
見た目のプロポーションに破綻も無く食玩やトレーディングフィギュアと比べても見劣りは全くしません。プラモデルという感覚からも割と作りやすい構造。着色という手間の配分が色プラ仕様で割愛されているのもありがたいのかも!?個人的には全て塗装はしますので微妙なところですが…(笑


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画像6、組み立てその3。
各パーツがしっかりとした作りで構成されていますので、レジンキットと比べても全く遜色の無い作りに。それでもインジェクションキットの宿命のパーティングラインの整形は必要ですから、楽とは言え、手は抜かない方が良いですよね〜♪


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画像7、組み立てその4。
接着前に大まかな整形を施しながら徐々に組み立てるのが良いのでしょうね。それでも気になる箇所は組み立て後でも整形できますが、組み立て後には手の入らない部分を見極めながらというのがポイントですね〜♪
実はこの要領は塗装にも同様の事が言えてしまうのでとても悩みどころなのでした。


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画像8、修正その1。
作りはしっかりしているので大きなところでは改造修正は必要有りません。しかしながらやや手を加えた方が良い箇所も数カ所。
まずは袖の腕との接合部。ここはしっかりと接着すると問題ないのかもなのですが、軽めの接着だと隙間が…(泣 やや太さも気になったのでエポパテにて修正です。
後は腿部分のストッキングとの合わせ目部分、実は女性フィギュアの重要ポイントで、この食い込みプルン状態が重要だったりもするのですが、腕と同様やや隙間が空いてしまったので、段差も消してしまう事になるのですが、修正します、今回は。


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画像9、修正その2。
原型されたカニオ氏直伝の箇所が、お顔のあごライン。顔全面と首とで接着する仕組みなのですが、あごのラインあたりがややふっくらとしているということ。なるほど、原画のしゅんや氏のイラストと比べると…。
カッターでやや削りちょっとシャープな感じにしてみました。シュッと!!


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画像10、下塗りその1。
形状の修正が終わると下塗り作業、です。
いつも同様に、ただし今回は基本部分の下地が整形色にて色が付いていますので、塗り分けはいとも簡単に。ベースの色と似た色にて下塗りして行きます。
下塗り後に明らかに変わった事、と言うと、下塗りによって艶が消えた、と言う感じくらいなのですよね〜!いつものような下塗り作業の感じとはやや勝手が違うのです。


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画像11、下塗りその2。
強いて変わった部分と言えば、髪の毛の部分。ここはグレーでしたので、茶色にて下塗りです。ここだけ見てもなんだかちょっぴり前進した気も…(笑


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画像12、下塗りその3。
この後随時トーンの変化が付いて行く訳ですが、下塗りの状態でも、造形の有り難みが十分に伝わってきますです。
触れてませんでしたが、今回のこのフィギュア、目の再現用にデカールが付いています。瞳と眉毛の水転写デカールが。塗りで無理に頑張らなくても、かなり原画に近いお目目になってくれると言う大変ありがたい事に!
私は一応塗ろうと思っているのですが…(笑
この後どんな風になって行くのか、私自身も不安と期待でいっぱいなのでした〜〜♬
…続く。


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2016年1月24日 (日)

マシーネン パイロット その3(最終回)

一昨日までの数日は流石に今時期らしい雪模様の日々が。 当然と言えば当然の事なのですが、今シーズンの気候変動(?)の中、何が有ってもおかしくない状態。全国的におかしな寒気も迫っているようですので、皆様くれぐれも気を付けてくださいませ。それでも例年と比べても積雪の量はまだまだ少ない我が家の周りです。なかなか身体も雪かきモードに馴れない状態なのですが、気を許せない日々は続きそうなのです〜♪
個人的には昨年はインジェクションキットを例年に比べて多くゲットした年だったのですが、そのどれもが完成する事も無くお部屋の片隅に積まさっている訳です。今年はなんとかその数も減らして行けると良いかなどと思っております今日この頃。年齢的にも残された人生で全てを昇華させる事には、なりそうも有りません。それでも魅力的な新商品が続々と登場する訳でして、なかなか悩ましい所でありますね!
個人的には時の流れに流される事の無いアイテムが多いのですが、現在はかなりマニアックな、心のツボをグングン刺激するアイテムがかなりの数で出回ってきています。買うたやめた音頭も、まだしばらくは踊り続けそうなのですよね〜♪
という事ですが、今回はマシーネンのパイロットさんも完成なのでした!


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画像1、完成その1。
前回に引き続いて細部の描き込みや微調整を済ませての完成です。
正直、思った以上に時間がかかってしまっています。時間がかかった分の各部の情報量も結構詰め込めた感じなのですが、1/20スケールならではの独特な感覚の作業が今回改めて認識できたかも!?


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画像2、完成その2。
今回のパイロットフィギュア、普通に塗装しても十分にボリューム感が有るアイテムなのですが、ジャケット背中のバックペイントのおかげで普段はおとなしめな後ろ姿にもかなりの存在感が表現できたと思っていますよ。


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画像3、完成その3。
ここ数年は同スケールのガレージキットフィギュアも素晴らしい造形で商品化され、個人的には嬉しい限りなのですが、コストパフォーマンス的にはやはりインジェクションキットに軍配が。己の技術の再確認の意味でもインジェクションキットを素敵に仕上げられると、レジンものキットの素敵な原型のフィギュアも存分に楽しめるという物ではないでしょうか?楽しみはまだまだ続きそうですね〜!(笑


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画像4、頭部のアップ。
お顔はフィギュアの命とも言える醍醐味を楽しめる部分です。納得できるまで調整しながら細部も描いて行きましょう。
ヘッドギアは素材感や光の具合も考慮しながら仕上げて行きます。縫い合わせのモールドの表現も手を抜かずに丁寧に描いて行くと、ここだけで見ての意味合いも大きくなって行くと言う物です。
襟元の毛の質感も細部をしっかりと表現すると、全体の中でもひと味違った意味が生まれてくるはず!


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画像5、ジャケットのアップ。
今回のキモとも言える皮のジャケット。男らしいワイルドな風合いを出す為に使い古した雰囲気に表現してみましたよ。凸部分の表皮のはがれた感じや傷後なんかを描き込んであります。やり過ぎには注意が必要なのですが…。
バックペイントもその後微調整が入っています。アップで見るとまだまだな感じでは有りますが、原寸ではもはや細部は全く見えていませんです〜(笑


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画像6、パンツ部分のアップ。
カーキ色のパンツも色味の案配を見ながら各部の色味を調整します。汚いイメージにならないような色使いがポイント!
サイドの縫い目の皺あたりも再現してみました。


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画像7、ブーツ部のアップ。
皮とフェルト素材の異素材の雰囲気もしっかりと描いて行く事で再現してあります。
皮部分は基本皮ジャケットと同様に。フェルト部分はハイライトの表現にポイントを置いてみました。点描的な描き込みなのですよね!足下はお洒落のポイント!!(笑


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画像8、背景付き画像その1。
背景には広大な格納庫と言った雰囲気の物を使ってみました。
荒廃した雰囲気はAFVの世界感にも通じる物が有りますね。マシーネンの世界感はどう見てもミリタリーテイストがたっぷりですから当然と言えばそれまでなのですが…(笑


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画像9、背景付き画像その2。
もう一枚はレンガ作りの建造物をバックに、の一枚です。
レンガの赤みと暗雲立ちこめる空模様、まさにこれから始まる戦いを前の緊張感が…、みたいな雰囲気ですよね。


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画像10、背景付き画像その3。
別の格納庫内でS.A.F.Sを前にたたずむパイロット、と言った感じです。
あくまでも背中のバックペイントを見せる為という意図が見え見えなのですが…(笑 結構雰囲気が出ているとは思います、です。


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画像11、今回の決めの一枚。
上と同様の背景ですが、ラストはやはり正面姿での一枚に。
背景とS.A.F.Sとフィギュアの距離感をボケ具合で演出してみましたが…。
こういった設定を建物も含めて作り上げてジオラマ仕立てに出来ると面白いのですよね。シャドーボックスにするのも素敵かも!?フィギュア一体を前にしただけでも色々と面白い展開が考えられるのも模型の面白いところ。今回は画像だけですがちょっぴり調子に乗ってしまいました、とさ。(笑
前回の女性整備兵も絡めて今後の展開を前向きに見当してみます〜〜!!


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2016年1月17日 (日)

マシーネン パイロット その2

2016年に突入して皆さんはいかがな状況でしょうか?私的には本業とプライベートの煩雑さに振り回されて、なかなか趣味の時間が取れない日々が続いておりますです。雪が少なめなのとガソリンや灯油の燃料系の価格がかなり低めになっているのがありがたい他はさして変化の無い状態。自己管理をしっかりと執り行って早く模型の製作に集中できる様にしなければ、このままこの一年もあっというまに過ぎ去ってしまいそうなのでした〜(泣
そういえば先日札幌では大きめの震度4の地震の揺れが。我が家もかなり揺れましたよ。パッと見大事には至っておりませんが、よくよく調べると、大物のフィギュア系が数体倒れていました。破損には至っていない物の、地震に備えておくのも模型の趣味には大切な事かも!?ですね〜♪皆さんの所は大丈夫でしたか〜??
さて、前回から取りかかっていますマシーネンのパイロットさん、進めるほどにその出来の良さが感じ取れてしまうのです。キットの素組状態でそこまで感じ取れている眼力を備えていたなら、今までも良い物をしっかりと選べて、無駄に遠回りはしないで済んだ事でしょうね〜♪今からでも決して遅い事は無いのですが…、見極める目、これ重要です!(笑


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画像1、コスチュームの塗装その1の1。
前回はお顔中心の作業でしたので、今回はコスチューム部分の塗装、です。
パンツとジャケットのシャドーやハイライト処理を徐々に塗り重ねて行きます。
あくまでも薄く薄くの塗り重ねで質感を壊さない様に、ですね。


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画像2、コスチュームの塗装その1の2。
その1の1の別角度も一応。背中部分はこの後秘密が…(笑
防寒仕様というのもも有りますが、体格がなんとも男らしい!!
前回と比べても徐々にそれらしくなってきました、よね?(笑


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画像3、コスチュームの塗装その2。
ヘッドギア部分や襟元、インナーのシャツも同時に少しずつ色を重ねて行きます。
ジャケットやパンツもさらに細かく色が乗ってきています。
わずかな進行状態なのですが、間違いなく各部の情報量が増えてきています。


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画像4、ジャケットのバックペイントその1。
今回、後ろ姿には変化が欲しいと当初から思っていました。なのでバックペイントを描いてみる事に…(笑
第二次大戦のアメリカ軍のフライトジャケットにも多くこうしたバックペイントが施されている物が存在します。遊び心を超えたアーティスティックな心意気が伺えるという物ですね〜!今回はそんな雰囲気にしてみたいという事に…。
左は本来の皮の状態のみの塗装の状態。
右は下書き&下塗りのホワイトを描いた状態なのでした。


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画像5、ジャケットのバックペイントその2。
左画像はイラスト部のベースの下塗り状態。かなりおおざっぱですが…(笑
右画像は少しずつ各部に色が塗り重ねられてきた状態。足下には「Scary Injedtion」の文字も描き込んで行きます。注射は怖い〜?的な(笑


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画像6、ジャケットのバックペイントその3。
次に左画像では下部にミサイルをイメージした注射器を描いてあります。撃墜した敵機の数という感じでしょうかね(笑 あくまでも雰囲気重視、です。
さらに右画像ではイラストや文字の細部を修正しながら描き込んで行きます。ベースの茶色上の表現なので明確なアウトラインにならない様にしながらも、埋もれてしまわない雰囲気で存在感を表現してあります。


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画像7、ジャケットのバックペイントその4。
さらに細部に手を加えて行きながら全体を仕上げて行きます。
人物はあまりに小さいので、顔部分は雰囲気を壊さない程度の描き込みになっています。
パイロットの愛機のファルケもさらに細部に手を加えて仕上げますよ。
まだこの後も微調整して行きますが、とりあえずバックペイントはこんな感じで大方の出来上がりという感じです。単調になりがちな後ろ姿が大きく変わりました、よね!


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画像8、コスチュームの塗装その3の1。
実はバックペイント作業と同時にコスチューム全体の作業も進行しています。
ジャケットの皮の細部の描き込み、特に凸部の表皮のはげた使い古したような雰囲気は重要です。皮のジャケットの表現ははかなり上級テクニックですが、資料を入手してじっくりと観察しながら丁寧に進めて行くと、それらしくなって行きますよ。


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画像9、コスチュームの塗装その3の2。
パンツの細部は幾重にも塗り重ねて仕上げて行きます。
ブーツも防寒仕様のフェルト部分も丁寧に塗り分けして行きます。
ジャケットの襟のボア部分は凹凸の色の使い分けに注して細かく描いて行きますよ。
後ろ姿のバックペイントの存在感はやはり大きく効果がありますよね!!
という感じで9割方まで出来上がってきました。
次回は仕上げの調整をして完成の予定なのでした!


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2016年1月10日 (日)

マシーネン パイロット その1

年も明けて早やくも10日が過ぎましたが、相変わらず雪の少ない札幌です。こんなに雪の少ないのは未だかつて経験した事がないかも!?全国的に暖冬と言われているみたいですが、近年の異常気象傾向は夏も冬もという感じのようですね〜!色々な意味で助かる事が多いのですが、なかなか対応できにくい事も多くなってきています。こんな状態は経済的にも大きく影響してきていますし、今後ますます懸念される事態が広がりそうですよ!!何事も極端な変化は遠慮したい物です。普通が一番という事、ですよね〜♪
そんな中でも平常業務は既に進んでいますし、なかなか模型製作は捗る事がありませんです。こんな事では新年早々この後の一年、先が思いやられるという事なのですよね〜!(泣色々と作りたいキットも有るし、新規のスクラッチ造形物も作りたい物がわんさか状態、です。正月気分もそろそろ抜け出さないとしんどい事になってしまいそうな予感、です…、トホ。
結局前回のマシーネンつながりで同キットの中のパイロットを手がける事に。(笑


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画像1、キット仮組 その1。
前回の女性整備兵と同梱のパイロットが今回のターゲット。
出来は良さげなのは確認済みでしたが、これが結構化けてくれてしまう事に…(笑
インジェクション特有の合わせ目等はしっかりと処理しながら、ですね。


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画像2、キット仮組 その2。
寒冷地仕様という事でしょうか、G-1タイプの皮ジャケットに身を包んでいます。襟部分の毛のモールドは寂しい状態なのでエポパテにて手を加えておきます。


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画像3、細部の形状修正。
キットは出来るだけ改造しないで仕上げるのが私の基本姿勢なのですが、インジェクション特有のモールドの甘さは気になりますので、凹モールドで気になる部分は軽く掘り下げ作業を施しておきます。スジボリ堂のタガネはここでも重宝〜♪


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画像4、細部の形状修正のアップ。
ジャケットの裾や襟回り、ポケットの下部や肩章のふち、ヘッドギアのアウトラインあたりを軽くケガキながら掘り下げる訳ですね。
襟の毛の表現もさらに雰囲気を出す様にラッカーパテにて追加修正しておきます。


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画像5、下塗り。
キットの形状の修正が終わると早速下塗り、です。
一応この時点で塗り残しのない様にしっかりと下塗りしておきます。この時点での色自体はかなりおおざっぱな色を選んで、で大丈夫!相当おおざっぱ、ですが…(笑


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画像6、下塗りのアップ。
下塗り状態の上半身のアップです。簡単ながら掘り起こしたモールドの効果はこの時点で見て取れるのは助かるところ。塗装も含めてどちらも大事という事ですね!


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画像7、お顔の塗装その1。
この後は前回同様にお顔の塗装を段階的にお見せしますよ。
まずはシャドー第1段階。
明るめの茶系色でウォッシングの要領でシャドー部を塗装します。


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画像8、お顔の塗装その2。
次はシャドー部の第2段階。
先のシャドー色よりもやや濃いめの茶系色にて塗装して行くとさらに立体感がでてきます。この段階ではややオーバー気味でも構わないですが、下地の肌の色が無くならない程度というのが肝心ですよ。


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画像9、お顔の塗装その3。
シャドー部の第3段階。
さらにさらに色を濃くした茶系色にて再深部のシャドー表現を加えて行きます。目元や鼻、口回り、そしてヘッドギアのふち周辺が主な箇所。
この作業で立体感のついた物にグッと締まりがついてきました。


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画像10、お顔の塗装その4。
シャドー処理を施してかなり立体感がでてきたところで、いったん下地で使った肌の色にて薄く塗り重ねして行きます。シャドー部分と同時に全体が濃いめになった色をいったん落ち着かせておく訳です。
決して先のシャドー色を無い事にする訳では有りませんです。あくまで薄〜く、軽〜くなのですよ!目には同色を入れておきます。


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画像11、お顔の塗装その5。
次はハイライト部分の塗装、凸部分やしっかりと光を意識させる箇所の肌の箇所のハイライト処理を段階的に明るくしながら塗り重ねて行きます。
同時に目にもホワイトを入れさらに瞳のブルーも描いてあります。


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画像12、お顔の塗装その6。
随時ハイライト部分を重ね塗りしていきます。
同時に目元の細かな描き込み作業も。瞳の周辺のアウトラインも描き込んで行きます。
目元周辺の濃いめの色味も加えながら自然な目元の雰囲気に。
肌の部分部分には赤みの色も加えて行きます。
口元やあご周りにはヒゲのそり跡も再現。


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画像13、お顔の塗装その7。
ハイライトやシャドー色を再度微調整しながら全体のバランスを整えて行きます。 眉毛も描き込むと目元の印象もがらりと変わりましたよ。
目元も少しずつ調整しながら印象を好みの方向に持って行きます。瞳孔も入れますよ。
ヘッドギアにも細かな色を入れて行くと、頭部全体がそれらしくなるのも不思議な物です。
そんなこんなで9割方は出来てきた頭部ですが、この後の他の作業と同時にさらに細部には手が入って行く訳なのでした。
私の塗装は一回の塗りで決まる、という事は決して有りません、何度も塗り重ねしながら、徐々に良い方向に向けて行くという行程。行った作業は決して無駄にしないで少しずつの気長な作業なのですよ〜♪
次回は気合い注入のジャケットのバックペイント、の予定です!!


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2016年1月 3日 (日)

謹賀新年2016&マシーネン女性整備兵 その2(最終回)

新年あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願いいたします!
という事で、あっというまに年が明けてしまいました。年末年始は時間の流れが通常時とは全く違う事になってしまいます。休みのはずなのに、なかなか自由な時間が取れずにただただ慌ただしく過ぎて行ってしまいます、よね。気が付くと仕事始めの日がすぐにやってきてしまう、という…。何もやっていないのに〜!もう休みは終了!?ってな状態はもう何十年も続いている訳ですが、皆様はいかがでしょうか??(笑 年明け早々でこんな状態ですから、今年も先が思いやられるという感じなのです〜♪
ありがたいのは雪があまり降らなかったのには感謝です!そんな安心感も間もなく打ち砕かれてしまうのでしょうが…。
という感じで今年も色々と妙な事をたくさん進めたいと思っているのですが、毎年なかなか思った様には捗らない事ばかり…、なのですが、計画中の物や進行中の物も相変わらず盛りだくさんですので、一つでも多く完成に至る様にしたいのです!!が…?(笑


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画像1、恒例のご挨拶 。
今年もよろしくお願いいたします。
お米に絵や文字を書きながら心の中を清めようかと…(笑
侵され尽くした我が心は、なかなかそんな事では浄化しそうも有りません(笑


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画像2、マシーネン女性整備兵の完成 その1。
という事で昨年内には完成にまではこぎ着けませんでしたマシーネン女性整備兵、新年早々の完成なのでした。細かな部分の最終調整が終わって晴れて完成とする事に!
意外に時間はかかりましたが…(笑


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画像3、完成 その2。
別角度ですが、後ろ姿で肘のパッチ部分が初めて見えているのです。肩のパッチも含めてしっかりと縫い糸も描き込んでありますです〜♪


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画像4、完成 その3。
さらに別角度。各部のシャドーとハイライトの処理での立体感は際立ってきているかと。
細部の描き込みによってさらに臨場感が増しているはず、なのですが…(笑


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画像5、完成 その4。
全身のやや大きめ画像、です。
細部の細かな微調整が色々と見て取れます。おおざっぱな途中画像の物とはかなり変化していますよ。作業途中で細部に手を付けるよりも、仕上げに近いあたりで全体のバランスを見ながら細かな部分を加えて行く方が結果的には良いと思います。あくまでも全体の中に於ける意味合いを考慮した上での部分処理、という事で。


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画像6、お顔。
実はお顔はまだ手を加える予定なのですが、一応の完成という事で。
色の重ね方にまだ荒さが残っているのです、あくまでも撮影してのアップ状態で、のお話です。生ではほとんど問題ないとは思うのですが…(笑
睫毛の処理もややオーバー表現!?


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画像7、部分アップその1。
肩のパッチ部分のアップ。やや使い込まれた感の有る風合いになるように色味を調整し傷跡なんかも付けてあります。縫い目の糸もくどいですが一応描き込んでアクセントにしてみました。セーターの緑と上手く調和させるのがポイントです。
手元のグローブもグレーのスウェードっぽい質感を再現してみました。工具の金属表現にも注目です。


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画像8、部分アップその2。
足下のアップ画像です。今回簡単に銅線にて再現した靴ひものおかげで足下の存在感がグンとアップ!使い込まれた感じの皮の質感も塗装でしっかりと表現。
靴底のステッチやその他の合わせ目部分の縫い目の糸も描き込んでみましたよ〜♪


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画像9、背景付き画像その1。
整備兵らしくどこかの工場内を思わせる背景を使ってみました。
暗い中でのややビビッドな色合いのコスチュームがその存在感をさらに強めてくれます。
物がマシーネンものなだけにこういうシチュエーションは似合いますね!


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画像10、背景付き画像その2。
今回の決めの一枚。こちらも廃工場らしい雰囲気漂う背景で。
こういった明るめの背景にも上手く溶け込んでくれますです。バックにメカが有るとよりいっそうマシーネンの世界観が出来上がってきそうですね〜♪美しいファンタジックな雰囲気よりも、こうした現実っぽい方がリアル感が感じられるのもマシーネンならではの楽しみなのかも、ですね!
キットでは4体セットと言う事ですので、残りのフィギュアも近いうちには手を掛けたい所です。今年はしばらくぶりにマシーネン物にも手を染める事になりそうな予感です…(笑
と言う事で新年一発目は完成品からのご紹介でしたが、色々と新しい事はしたい物です。
グダグダした感じで流れそうな気もいたしますが、今年も一つよろしくお付き合いいただけますとありがたいのですが。(笑


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