2018年4月15日 (日)

ミリキュー アリエ Max Factory 1/20 その3

4月も中盤、めっきりと周りの様子は春めいてきました。しかしまだまだ暖房無くしては暮らせません、4月いっぱいは必要なんです、特に朝晩には。しかし桜もあと数週間で姿が見れそうですし、GWも目前に迫ってきています。色々と忙しい時期なのですよね。春だからと、のんびりとしている訳には行きませんです。
熊本の地震から2年が経った様ですが、いまだに様々な傷跡が多く残っている話を聞くと、最近頻繁に起る地震を耳にするたびにいろいろと不安が募ってきます。幼い頃には滅多に起きない物、たまたま起った事などと勝手に思っていましたが、その影響等を真剣に考える事の無い能天気なだけ、だったんですね、きっと…。今ではかなり遠い場所でも地震と聞くたびに様々な不安が頭をよぎってしまいます。歳を重ねて抱える物も増えた事で捉え方や考え方が変わってきたのでしょうか。
先日「火垂るの墓」が久々に放映されました。もう何度も見ているのに、真剣に見入っていました。なのに、細部の表現なんかで今回改めて気付いた箇所も数カ所。これも歳を重ねた事に起因する事なのかもです。好きな映画は本当に何十回も見たりするのですが、若い頃とは見方や考え方が大きく変化しているようで、感動の場面も変化してきています。同じ体験でも回を重ねる事や時間の経過によって大きく変化する物なのですね。
世界情勢もきな臭さがいっそう増しています、どうなっていくのか、今後ますます気になる所ですね!国内情勢も、なのですが…。
アリエお嬢の作業は更に続きます。


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画像1、顔部分の塗装 その5。
前回に引き続いてお顔の塗装です。
目元の細部を更に描き込み作業。瞼周辺の調整や瞳部分の微調整、繊細なので慎重に。
口元も歯のホワイトやシャドー部、唇の色味を加えていきます。
髪の毛の色味もホワイトで一度綺麗に下塗りして、シャドー色も加えていきます。
ヘッドギア部も徐々にブラック方向に重ねて行きます。


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画像2、顔部分の塗装 その6-1。
顔部分は更に細部に手を加えて行きます。まずはその全身。
お顔回りが出来上がってくると全身も何となく進んだ様に見えるから不思議です。


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画像3、顔部分の塗装 その6-2。
更に細部を重ねて行きます。ただし微妙過ぎて判断しにくいのであしからず!(笑
ヘッドギアの色が更に濃くなってきているのは分かるかと思います〜♬
お顔はかなり女性っぽい感じになってきていますです、あともう一歩。。


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画像4、顔部分の塗装 その6-3。
お顔部分のアップの状態。
前回も書いたのですが、前髪や顔側面の髪の毛の数ミリの段差のおかげで目元の両サイドはなかなか筆も入りにくく細部の表現は無理めな感じに…(汗
今回は頭部のパーツ、既に接着済みなので、どうにもこうにも…(泣
塗装前にはしっかりと段取りを頭の中で組み立てながらが必要と言う事なのでした。


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画像5、コスチュームの塗装 その1。
お顔がおおよその所まで来ましたので、次にコスチュームの塗装に取りかかります。
コスチュームのカーキ部分から進めますよ。
下塗りは済んでいますが、それまでの作業で触れてややはがれた箇所もありますので改めてしっかりと下塗りを済ませておきます。
次にシャドー部に基本色よりも濃いめの色味を薄めに加えていきます。


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画像6、コスチュームの塗装 その2。
カーキ部分のシャドーを更に色味を濃くしながら重ね塗りしていきます。
衣服の陰部分に徐々に重ねて行く状態。特に凹部分を重点的にしていくとかなり全体が引き締まった立体感が出てきます。


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画像7、コスチュームの塗装 その3-1。
その後部分的にハイライト処理も施しながらコントラストを立ち上げていきます。
コントラストが付き過ぎると不自然になるのと、色むら等もやや出てくるので、その後下地の基本色を全体に薄く薄く塗り重ねて全体の色調を自然な状態になる様にフィルター処理して行きます。
色味が自然なグラデの見え方になってきました。


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画像8、コスチュームの塗装 その3-2。。
上の状態までの別アングルはこんな雰囲気です。
作業途中は比較の為に同アングルでお見せしていますが、当然背面等も同時に作業は進んでいますよ!(笑カーキ部分の立体感がしっかりと出てきました。
今回は全体に綺麗めに仕上げていきたい所なので極端な濃淡はいつもよりも控えめな見え方になるよに意識しているんです。
次回は手や足、腰のコスチュームのブルー部分の処理なのでした〜♬


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2018年4月 8日 (日)

ミリキュー アリエ Max Factory 1/20 その2

なんと気が付くと先週の時点で4月に突入していました。何を今頃、なのですが、個人的には本当に年が明けたばかり、の様な気持ちです。雪がすっかりと無くなって辺りはしっかりと春の様子になっているのに、なのです。なので4月を迎えた事に気が付いた際のショックと言ったら…。しばらくは立ち直れそうにありませんね。立ち直る頃にはまた年末辺りになっていたりするの、かも!?(笑 そんな中、今朝は雪が薄ら積もっていましたよ、冬に逆戻り??(爆
先週お伝えしたHMEの日程に引き続き、本年度の北海道AFVの会の日程が7月8日(日)に決まりました。昨年は知り合いの結婚式と重なったので初めての不参加でしたが、今年はなんとかしっかりと参加できそうですね〜!頑張ります!AFV関係が好きで興味のある方はぜひご参加くださいませ〜!!
模型関係の展示会は全国的にも年々その数が増え続けています。元々は各地方の各ジャンルの合同展示が多かった物が、ジャンル別に移行した物が増えたり、クラブ単位での単独の展示会が増えたり、web上での繋がりによる展示会が出来たり、いろいろと多様化しながらその数が増えてきているのが現状です。本当に喜ばしい事です。その反面、各展示会やイベントが同時期に開催されると言う贅沢とも言える現象も…。早めに様々な情報を入手しながら調整して行かなければならない状況も発生してきています。今後は多くの繋がりをより密にして行かなければ行けませんですよね!
そんなこんなですが、アリエ嬢は続いています。


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画像1、肌の塗装 その1-1。
前回で下塗りまでが終了していますので、今回から塗装の本格作業の開始です。
まずは肌部分の色味を徐々に重ね塗りしていきます。
いつもは早い段階でシャドー部の色を濃いめに入れ込む事が多いのですが、今回は薄めに徐々に色を濃くしていく事に。あくまでも女性の肌を意識した行程と言う事です。


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画像2、肌の塗装 その1-2。
上のアップ状態の画像です。
単色での肌部分に薄らとシャドウ色が重ねられています。撮影のライティングの関係上もあってまだはっきりとは認識でないレベルですが。この後少しずつ色を濃くしていくと言う段階です。


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画像3、肌の塗装 その2-1。
肌部に更に色味が重ねられてきている状態です。
まだまだ薄らと色が重ねられている段階なのですが明らかに立体感が増してきていますよ。
あちらこちらの肌の色味を同時に作業して行く事で全体の中での色の統一感が損なわれない様にして行きます。


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画像4、肌の塗装 その2-2。
アップの状態。造形がしっかりしている為、微妙な色味の変化に伴って立体感が増え、表情がしっかりと出てきます。
まだまだその差が分かりにくい状態ですが…(笑


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画像5、顔部分の塗装 その1。
その後も各肌部分は同時進行なのですが、この後しばらくはお顔部分を中心にお伝えして行こうかと。
更にシャドー部に色が重ねられて顔の表情が明確になり始めてきた段階。
眼球部分に薄めのホワイトも加わっています。


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画像6、顔部分の塗装 その2。
何とも微妙な感じですが色が更にプラスされてきています。
眼球のホワイトも何層か重ねて純白になってきました。瞳の目安に瞳孔をちょこんと描き込んであります。


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画像7、顔部分の塗装 その3。
肌部分にはシャドー部分のみならずハイライト部にも色が徐々に加わっていきます。
瞳部分にも徐々に色が重ねられて明確になり始めてきていますね。
瞳部分は先に入れた目安の瞳孔を中心に瞳の外周部分は濃いめに、内側は薄めの色を描き込んでいきます。


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画像8、顔部分の塗装 その4-1。
瞳部分に更に手が入ります。
色味を加えて形状の修正もしながら瞳部分の描き込み作業が続きます。
瞼上部のアイライン等も徐々に描き込んでいきますよ。
目元がしっかりとしてきて精悍な表情が明確になってきました。


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画像9、顔部分の塗装 その4-2。
この段階までのお顔のアップ。
まだまだこの後も作業は続くのですが、しっかりとした造形のお顔立ちのおかげで作業はサクサクと進行しています。
口元には歯のホワイトもはい入ってきましたよ。
今回は何となく目元の作業をしていてイメージ通りになかなかなってくれないと感じていましたが、その理由がが判明!なんと髪の毛のパーツが結構作業の邪魔になっている事を!今更、なのですがこのコンマ数ミリの段差のおかげで細かな描き込みがしにくかったのですよね〜(泣  どうした物か…(汗


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2018年4月 1日 (日)

ミリキュー アリエ Max Factory 1/20 その1

今週の暖かな、いや、暑いくらいの気温によって、見た目の景色の雪はほぼ無くなりました。建物の陰の日当りの悪い場所の雪はまだ残っていますが、日に日にその姿も小さくなってきています。いよいよ春の到来ですね!国内の各地ではお花見真っ盛りとの事ですが、札幌はまだひと月近く掛かると言った所でしょうか。日差しも日中は強い日が多くなり、肌に刺さる程の強い刺激の日も増えてきました。気が早いのかもですが、夏すらもその辺りまで来ている気も…(笑 気の、せいです、よね?
昨年秋以降はずっと何かと忙しく、まとまった模型製作にも手が付かない状態が続いております。実体顕微鏡の導入で精度は上がったものの、携わる時間も増えている事もあるのかもしれませんが、小さめのフィギュアばかりが数体と言った感じです。今年はボリューム感がこじんまりとしてしまいそうな…(汗 今後の各種の展示会等も見据えて、この後の作業も考えていかなければ、と言った感じです。
そうそう、重大なお知らせがありました。今年のHMEが10月の7日(日)・8日(祝)の2日間に決定いたしました。例年の7月末から大きくずれ込む感じです。会場もファクトリーホールの1会場のみとなり、細かな調整が必要になってきていますよ。詳細は後日の発表なのですが…。
今回はミリタリーキューティーズの第3弾のアリエお嬢様の登場です。


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画像1、パッケージ。
発売から結構経ってしまいましたが、ミリタリーキューティーズの第3弾のアリエです。山下しゅんや氏とカニオ氏のコラボシリーズですね。
ボックスアートのしゅんや氏の原画も良い雰囲気です。


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画像2、パッケ裏の完成見本。
パッケージ裏面に掲載の完成見本の絵。
原型のカニオ氏の手による物か?はたまた他の方の手による物か?結構あっさり目に塗装されて良い雰囲気です。美少女系のフィギュアらしい仕上がりの見本となっています。
日本国内ではまだなかなかなじみの薄いガレージキット的な要素のアイテムですが、インジェクションで裾野を広げるチャンスのアイテムと言えそうです。


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画像3、組み立て その1。
パーツ構成も今までの物以上に研究されているようで、サクサク組み上がります。
パーツの切り出しの際は結構繊細なパーツが多いので注意が必要です。
接合部は場所によって緩い箇所もあるので、しっかりと接着が必要な部分もありますです。
全体のプロポーションは完璧な状態に仕上がりますから安心して作業が進められます。


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画像4、組み立て その2。
組み立ての際にはしっかりと接着しないと相のバランス的に隙間の出来る部分もありますが、その辺りは後で修正しますので気にしなくても良いレベルに。
繊細な割にパーティングライン等もさほど気にならないありがたい造形となっています。が、各部を接着前にしっかりとチェックして塗装前に修正しておきますよ。塗装の際にその辺りがグッと目立ってくる場合もありますから、ね。


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画像5、組み立て その3。
各パーツは仕上がりに近い成形色で構成されているので、大まかな雰囲気は組み立てた状態でほぼ掴めるのもありがたい所。
付属の目のデカールを貼れば、そのままほぼ完成の気もしてしまいます。
何と言ってもプラなので修正加工もラクラク、しかも色プラなのでレジンに比べると遥かに敷居が低く組み立てられるのもありがたいお話なのです。


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画像6、造形の微調整 その1。
楽に組み立てられるとは言え、各部の気になる箇所には、塗装前にしっかりと手を入れておきましょう。
コスチュームの色の切り替え接合部や足の付け根部分、バッグの肩ひもの接合部には微妙な隙間が出てきますのでエポパテにてしっかりと埋めておきます。


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画像7、造形の微調整 その2。
コスチュームの色の切り替え部のパーツの隙間をしっかりと埋めておきます。
バッグのショルダーベルトの身体に密着した部分もしっかりと。
右の画像は頭部のアップ。前髪先端や後ろ髪の先端部分のモールドを削ってしっかりとエッジを出しておきますよ。


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画像8、造形の微調整 その3。
足の付け根付近にも気になる隙間が、ややいや〜んなカットですがしっかりと修正。
今回最も気の使った部分が両手の部分。繊細な造形が製品化の関係でしょうか、パーティングラインも目立ち、かつ内側のモールドが埋まってしまったり、全体の中でもかなり気になる造りでしたので、時間がかかりますが慎重に削りながら形状を修正してあります。ポーズ的にもかなり重要な位置付けになりそうな手元の再現は意味合いが大きいのです!


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画像9、下塗り その1。
造形の微調整が終わった所で下塗り作業です。
パッケの原画のイメージに近い色にてサクサク下塗りしていきます。
あくまでもにた色味で全く問題ないですよ。


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画像10、下塗り その2。
いつもそうですが、下塗りの際の色味自体は極端に違わなければ似た色でも問題ありません。その後の重ね塗りにてイメージの色にに近付けて行く事になるので、神経質になる事は無いのですよね。
それよりも塗りムラや素材感の隠蔽度合いの方が重要かもです。その後の重ね塗りの為にもしっかりとした下塗り作業が必要です。特に今回の様なプラ素材の場合、製造工程状の剥離剤等が嫌ないたずらを起こしかねませんから、しっかりとチェックしながら丁寧な作業が必要となるのです。


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2018年3月25日 (日)

マスターボックス女性(1/24)MB24020その7(最終回)

溶けてからまた積もった雪も日に日に溶けて、家の周りも見える場所では後わずかでなくなりそうな雰囲気です。毎日気温がわずかずつ上がってきて、日の出の時間も早くなり、日の入りの時間も遅くなって、明るい時間が長〜くなってまいりました。確実に春はそこまで来ています。
気持ち的にも新しい新鮮な気持ちになってくるのはなぜでしょう?世の中は卒業や新入学・新社会人の準備、栄転等でのお引越し等も含めて忙しい時期です。その引っ越し業界が人手不足で、料金的に割高感がかなりな事になっているそうな。通常の2〜3倍もの料金にもなるそうです。ネット販売等の物流に人手がシフトしているのが原因のようですが、今後はドローンでの配達も有るのだそう…、どんどん人手がいらなくなるのでしょうか? 私は若い頃に引っ越しのアルバイトを結構していましたが、現在とはいろいろと変わっているみたいですね。だんだん歳を感じずにはいられません(泣
社会情勢は国内外での不穏な動きはいっこうに解消されそうな気配もなく、いっそう不安が募るばかりですが、日々の生活には直接関係は無さそうとは言え、じわじわと圧迫してくるのは間違いなさそうです、ね…(汗
そんな様々な事柄が有る中、長らく続いたマスターボックスのお姉さん、一応完成のお姿を披露できそうですよ!


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画像1、金髪の仕上げ その1。
金髪の塗装の難しさは結構厄介です。実際の金髪は光と陰の具合で色が様々に変化してしまうので、それをリアル表現するなら金色のメタル色を使うしか有りません。しかしそれだとやたら安っぽいおもちゃ的な事にも…。なので今回もいろいろと塗り重ねながら絵画的な手法で試してみましたが、なんとも悩ましい状態に…(泣


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画像2、金髪の仕上げ その2。
前回よりも黄色分を多めにして仕上げてみました。後は光ったハイライト部と陰のシャドー部を適度に重ねてあります。
前回も書きましたが、いっその事モールドが無い方がそれらしく仕上げられる気がするんですよね〜♪
金髪塗装、まだまだ研究の余地がありそうです。


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画像3、手元の微調整。
両手の表現も再チェックして微調整しながら仕上げます。
モールドによる形状の違和感も、出来るだけ塗装にてごまかせる様にしてあります。
爪のマニキュア部分にはクリアを乗せて気持ち艶を出しておきます。
イラストなんかでもそうなのですが、女性らしい手の表現はかなり気を使うんですよね。


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画像4、ハイヒールの仕上げ。
ハイヒール部も肌との境目辺りの微妙なアウトラインを加えて色味の明確な違いを表現しておきます。ややくどいのですが…。
靴の表面はクリアを何層も重ね塗りしてエナメルっぽい感じを表現して仕上げます。


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画像5、完成 その1。
長きにわたった今回のお姉さんもようやくの完成です。
お決まりのアングルですがこのフィギュアの最も雰囲気のいいアングルだと思いますです。
髪の毛の色味が仕上がったので頭部のメリハリが付いたと思います。


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画像6、完成 その2。
アングルが変わると見た目の印象もずいぶんと変わって見えてきます。
左手の体を支えるポーズもこのままだと不自然なのですが、この後いろいろと使い方は考えている所…です(笑


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画像7、完成 その3。
撮影の為のライティングの設定で実際の陰が生じる訳ですが、この辺りの加減で立体感もいろいろと変化できてくる訳です。正面からの均一なライティングだと全体がフラットに見えてしまいますので、左右の角度や距離、照度の変化に差を付けながら調整させていくのですよね。
髪の毛などはアップのものよりもモールドによる陰影が出てきているのも分かります。


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画像8、完成 その4。
このアングルからだと腕や腿辺りの造形的な表面の凹凸感に気持ち違和感が伺えます。本来はもっと表面処理を丁寧なサンディングが必要だったと言う所なのです…(汗 
撮影して初めて見える違和感も多々あると言う事なのです。


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画像9、手で持った際のサイズ感。
スケール感を感じるには実際の手と写す事でリアルなサイズ感がより際立ってきます。前回のライターや、タバコ、塗料のボトル等と並べるのもそう言ったスケール感を感じてもらうには分かりやすい手法です。
この段階では右手の支える部分にポールを付けてみましたよ。


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画像10、背景替え画像 その1。
右手の下にポールを添えて一応の完成の姿です。あくまでもフィギュア単体としてと言う事なのですが、この後展示用の小ビネットにする予定ですので、また変わった姿になりそうなのです(笑
この角度だと顔部分に光が回りきらずにやや暗めになってしまっているのがやや残念な事に、これ一発で決める場合にはやはり専用のライティングが必要になってきますよね。


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画像11、背景替え画像 その2。
この正面のアングルがやはり最も良い感じがします。 パッケージのイラストとはかなり印象は違っていますが、やや妖艶な大人の女性に仕上がってくれたのではないでしょうか?(笑 花柄プリントのタイトなワンピースもオリジナル性が演出できたかと。


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画像12、背景替え画像 その3。
アップ目のワンカットです。
ここまでアップにしてしまうとかなりアラが目についてしまいますね〜(汗
瞳部分には最終段階で軽めにクリアを入れてあるのでアイキャッチがしっかりと映り込んでいます。
いろいろな部分でもっと精度を出す為には塗装の前段階での造形にもっと手を入れる必要があるのがよくわかります。
そんな考えはまた次回以降で更に活かしていけそうですね〜(汗
と言う事で一応の完成なのでした!


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2018年3月18日 (日)

マスターボックス女性(1/24)MB24020その6

しっかりと春の訪れる雰囲気の温度になってきました。プラス気温が続くと雪も徐々に溶け出し、10度あたりではどんどん溶けて行きますよ。家の前には例年積んだ雪の山を真四角に整形したオブジェ状態になっているのですが、日に日にサイズが小さくなってきたので、一気にスコップで崩しに掛かる作業が。おかげで木曜までにはすっかりと雪は無くなってくれました!ですが、金曜にはまた雪が…(泣 しばらくはこんなやり取りの繰り返しですが、まもなく4月、東京方面でも桜の開花の話題も出ましたが、もうしばらくの辛抱で今シーズンの冬も終わりを迎える事でしょう。と言っていると、さっそく一昨日と昨日は結構な雪が降ってしまいました。まだ春は先、なのでしょうか?(泣
最近は森友問題の財務局関係の話題で持ちきりです。文書の改ざんやそのタイミング等の流れが分かるにつれて胸が重くなってきます。色々と大人の事情も有るのでしょうが、嘘や隠蔽はまずいですよね!しかも官庁がやる事となると御上の信用問題です。政治にまつわる金品がらみの事件は今までもたびたび有りましたが、一体どの辺りに落としどころが有るのか、気になるところ、です。世界的にも不穏な話題が飛び交う中での国内問題、今後のいろいろな不安な出来事がが頭をよぎってしまうのは、私だけではないと思うのですが…(怖
マスターボックスのお姉さんももう少しと言った感じになってきました。


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画像1、着色 その4-1。
コスチュームの花柄模様が続きます。
細部の調整をしながら描き込み作業は徐々に続きます。
ファレホ独特の色によっての艶の違いは未だに謎ですが、おそらく撹拌作業の違いによる物かと…(泣 艶は最後に調整しますので問題ないのですが。


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画像2、着色 その4-2。
参考にして使った物とは色や形状にやや違いは見られますが、その辺りは全く問題ないと思います。あくまでもフィギュアの衣服として成立していれば良い訳、です。
とは言え、重ね塗りを続ける中でも気持ち的に違和感のある部分も出てきますので、随時修正しながら進めますよ。


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画像3、着色 その4-3。
望ましいのは布部のベースで付けた微妙なシェイドやハイライト部分に準じて、花柄模様にも光や陰を付けるとリアルさは増すのですが、今回はその辺りは割愛する事に…(汗
それよりも見た目の雰囲気を重視して、と言う事なのでした。


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画像4、着色 その4-4。
アップ状態だと何かと目に付くアラも、全身状態サイズだとさほど問題ない状態に!
何と言っても1/24スケールと言う事を考えるとこの辺りの仕上げで十分だとは思っています。あくまでも雰囲気が伝われば、と言う事で…(笑


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画像5、着色 その4-6。
現在の衣料品のプリント技術は日進月歩で進化していますので、考えられない様なパターンも多数存在していますが、模型的に考えるとそこまで現実の世界に翻弄される事は無い気もします。かといって単色一辺倒と言うのも寂しい、模型的にはわずかな変化で存在感はグッと上がってくると思うのです〜♬


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画像6、スケール感。
ライターと並べてみるとこのくらいのスケール感です!ライター自体は80mm程ですので、フィギュアは約75mm程、と言う感じでしょうか。やはり小さいんです〜♬
当然ながら1/35よりも大きいですが、塗装作業となると1/20辺りが楽に作業の出来るレベル。1/24スケールと言うのは何とも悩ましいスケールなのですよね〜!
とは言え、カーモデルでは標準スケールなので、組み合わせての演出では大いに雰囲気を醸し出してくれる存在なのです!そんな意味ではありがたい話、ですね!!


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画像7、その他の細部の塗装 その1。
コスチュームが良い所まで来たので、次に足下のハイヒールや両手のマニキュアを軽めに塗装して行きます。
後は髪の毛のブロンドの色相を微妙に調整していきます。


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画像8、その他の細部の塗装 その2。
上の作業を引き続き更に進めていった所です。
各部の色を重ねて深みを持たせていきます。


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画像9、ハイヒールとマニキュアのアップ画像。
ハイヒール部の色味は徐々に深めに濃くなってきています。
両手の指先のマニキュア部もしっかりと描いていきます。一度では形状的に無理っぽいので、塗ってはトリミングを繰り返してそれらしい形にして行きますよ。


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画像10、ブロンドヘアーの色相の調整。
今回の一連の中で最も頭を悩ませるのがブロンドヘアーの色相かもしれません。微妙なモールドが結構邪魔をしてくれます。いっその事なら細かな髪のモールドは無い方が絵画的にに描けるのかもしれませんね。
光の加減も意識しながら金髪らしい雰囲気になる様に徐々に調整していきます。
細かな微調整がまだまだ残っていますが、次回でなんとか完成予定です!


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