2017年9月17日 (日)

ベロキラプトル リンドバーグ その1

街中はすっかりと秋の装いです。道行く人のファッションも、並木の様子も、空だってかなり高〜くなってきました。朝晩のお日様の出る時間や沈む時間も。なんと言っても気温が日に日に下がっています。いやがおうにも冬に向かって来ている気配が…(怖
一昨日はまたしても早朝からJアラートがけたたましく鳴り響く騒ぎ。日本はやや騒ぎ過ぎの感も有るのですが、いずれにせよただ事ではない訳で、本当に止めていただきたい!人騒がせにも程と言う物があるんですよ、程というものがっ!! 今後もこんなことが頻繁に起るかもしれないと思うだけでゾッとしてしまいます。なんとか平和的に落ち着いて欲しいのですが…(泣
先週のはプーさんの展示会で芦別に行って来ました。昼過ぎに出たのですが、途中色々あって現地に着いたのは5時、5時には準備終了で5時半には閉館の予定だったそうで、着いてすぐさま展示の準備、30分程して館を後にしました。その後は毎年恒例の三千里で焼き肉の会。これがまたとんでもなく美味しい上に人数も18名もがひしめき合う状態。家に着いたのは12時を回っていました、とさ。いったい何しに行ったものか!?(汗 展示会は来週24日(日)までとなっていますのでお急ぎくださいませ〜!!
で、今回は現在芦別でも展示していますリンドバーグのベロキラプトルです。


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画像1、リンドバーグのベロキラプトル。
古いです、このキット。初代のジュラシックパークの際には既に有りましたので、もっともっと古いキットなのかも!?
パッケのイメージもなんだか強烈!
中ののキットも流石に見た目が古っぽいんですよね〜、大丈夫か?? やや不安…(笑


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画像2、組み立て その1。
組み立てたとたんにアチャ〜!歯がヤバいですよね〜!!おもちゃの様な状態…(泣
まっすぐ下に、しかも先端は丸みを帯びています。古いキットなのでしょうが無いですが、この辺は手を入れる事にします。


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画像3、組み立て その2。
上部での話の歯の部分をさっそく修正しました。
やや顎向きになるよう鋭く削りながら、サイズもランダム状態にしてみました。
リューターで削るだけなんですが結構印象が変わりますね。


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画像4、組み立て その3。
右足の付け根部分はパーツの合わせ目部になるので、結構取って付けた感がありあり。しっかりと接着後に最近マイブームの超音波カッターでプラを溶かしながら違和感の無い様に盛りつけ、削っていきます。


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画像5、組み立て その4。
手の接合部も上記と同様にしっかりと処理。首の合わせ目も同様に!盛って削っての後最終慣らしにはリューターのワイヤーブラシにて凹凸を慣らしていくと手っ取り早いんです。その後スポンジヤスリで軽くなで上げておきます。
身体のあちらこちらに丸いイボ状の突起物なんかも追加しておきます。
3〜5ミリくらいの伸ばしランナーを瞬着にて接着、その後線香の先で溶かしながらマ〜ルクしていくのでした。やりだすと意外に多くてかなり時間を取られてしまいましたが必ずや、効果はある筈!(汗


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画像6、下塗り塗装。
だいたいの組み立てが終わると塗装段階です。
まずはベージュ系の色を全体にペタペタと。
塗りムラの出来るだけ出ないようにですが、恐竜や怪獣等はその辺りものちのち目立たないんですよね〜!


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画像7、塗装第一段階。
塗装の第一段階は身体上部に渡るオレンジ系の色でのウォッシング的な色付けです。下地の色を活かしながら身体上部に色を乗せていくのですが、ウォッシング的という位に薄めた塗料を塗っていく訳です。
下半身から上部に掛けて濃くなるように色を付けていくのですが、その際のポイントはフィギュア自体を上下逆さまにしての作業である、という事。そうする事で本来上部の部分に色がたまっていく、というものなのです〜♬ 乾燥待ちの際も逆さまにしたままの時間が流れます(笑


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画像8、塗装第一段階の頭部のアップ。
頭部をアップにするとこんな感じです。
まだまだ色はまばらな状態ですが、結構違和感無く色の変化がついてくれます。本来エアブラシを使えばもっと綺麗に逆さま状態で作業しなくても良いのですけれどね…(笑


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2017年9月10日 (日)

ベロキラプトル ヘッドスケルトン その2(最終回)

先週は結構肌寒く、すっかり秋かと思っていましたが、今週はなんだかムシムシと暑い気温、どうも身体の調子も狂ってしまいます。はっきりして欲しいと言っても相手は自然、人間の都合には合わせてくれませんです…(泣
合わせてくれないと言う話では北朝鮮のミサイル&核問題。その国自体が問題なのですが、中国やロシアも何やら煮え切らない姿勢です。いろいろと各国間の事情が複雑に絡み合っているようですが、いったい今後どうなっていくのか?危うい香りがプンプン、です。模型でミリタリー物をやってはいても、戦争なんて事態は断じて反対、出来れば武力行使は避けて欲しい所では有るのですが…(汗
メキシコの地震や太陽フレア問題も地球規模での悪影響は避けられません、一体全体どうなってしまっているのでしょう、宇宙全体が狂い始めているとでも言う気がしてなりませんが。なんだか嫌な予感が…(怖
昨日は芦別の展示会に参加してまいりました。皆さんもぜひ足を運んでみてください。
【POOH熊谷と仲間達の模型作品展2017】
9月9日(土)~9月24日(日)(月曜休館)星野降る里芦別百年記念館(芦別道の駅内)
と言う事でラプトル君のスカルヘッドは完成の様子です。


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画像1、ウォッシング その1。
下塗りが前回終わっていますので今回は軽いウォッシング作業から。
まずウォッシングの第一弾として、茶系の色を薄く水で溶いた水溶液状の色を全体にまんべんなくウォッシング的に塗装していきます。
ベースの下塗りののイエローオーカーがやや赤みがかった茶系に変化。


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画像2、ハイライト方向にドライブラシ。
次に一度ハイライト方向に対してドライブラシを施しておきます。
アイボリ系の色を水で薄めて顔料成分のの少なめの状態になった色をドライブラシ作業でやや明るめに立ち上げておきます。


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画像3、ウォッシング その2。
次に再度ウォッシング作業を施しますが、今回はダークグレー調の色にて。
シャドー方向にしっかりと色を残していく感じで、特に凹部分には多めに色が残る感じで進めます。ここまでの作業だけでもかなり印象が変わってくる筈。


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画像4、黄色方向にフィルタリング。
今回の仕上げのイメージだともう少し黄色みがかった感じに仕上げたいため、全体に黄色の強めのイエローオーカーでフィルタリング作業です。
フィルタリングと言っても、特別な作業ではなく、あくまでも色味の違う色方向にウォッシング的に色を重ねるだけの作業なのです。全体が結構黄色みがかってきました。


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画像5、細部の描き込み その1。
全体のベース部分の色相が出来上がって来ると次は細部の描き込み作業です。
凸部分に向かってのハイライト部分には明るめの色にて細かな描き込みを。凹部分に向かってのシャドー部分にはダークグレーからブラック等でしっかりと描き込みながら全体のメリハリを付け、全体のコントラストを強調していきます。


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画像6、細部の描き込み。 その2。
描き込み作業はあまり部分に拘りすぎずにあくまでも全体を見なながらバランスを重視しながらの作業となりますよ。
細かな傷やひび割れ等もモールドに沿ってしっかりと、更にモールドの無い部分で必要と思われる箇所には意図的に描いて表現していく様に進めます。


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画像7、完成 その1。
その後も色相の微調整等をしっかりとして完成となります。
画像では見えにくいのですが、支柱やベースもしっかりと艶の無いブラックにて塗装してあります。一連のラプトル作品のベースと合わせての仕上げとなっていますよ。


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画像8、完成 その2。
大きくかなり大雑把に見えがちなアイテムですが、全体のバランスと細部の細かな描き込み作業で、見た目の情報量もかなりな量になっていますので、存在感がグ〜ンと出てきました。部分部分で変化を持たせた色味もあくまで化石らしく見せる為の演出のです。


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画像9、完成 その3。
進行状況を解りやすくする為にお見せする方向を限定しながらの紹介でしたが、当然の事ながら別角度も同様の処理がしっかりと…(笑


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画像10、完成 その4。
頭部の背面なんかも結構複雑な形状や色味をそれらしく見せる工夫はしてあります。
なんと言ってもあくまでも恐竜の化石である事をしっかりと意識しながら、出来るだけ学術的にも嘘っぽくならない適度な演出が、リアル感を一層助けてくれる筈なのです。


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画像11、HMEでの展示風景。
本年度のHMEでの私個人のスペースでは「マサのひとりラプトル祭り」と題してラプトルを集めての展示。その中に有っても流石に1/1スケールの迫力のスカルヘッドはかなりの存在感を放っていました。普段的には大きめの物になるこんなアイテムも、模型制作的にはかなりの魅力が有るのだと、今更ながら改めて感じてしまいましたです〜♪


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2017年9月 3日 (日)

ベロキラプトル ヘッドスケルトン その1

なんだかと、すっかりと秋です!温度も空気の香りもも、町並みの装いなんかも…。こうなって来ると気持ちもしっかりと秋仕様になって来るから不思議です。本当にもたもたしていると雪の季節がやって来ますよ〜!暑いのも応えますが、寒いのにも身体が付いていけないお歳頃なのでした〜(汗
先日北朝鮮のミサイル発射を受けてJアラートが発動されましたが、皆さんはいかがでしたでしょうか?警戒に越した事は無いのですが、結局高度の上空を通過しただけのようでした。何事も無くて良かったのですが、これが仮に目的地のある攻撃行為だと考えると…(怖こうなって来るともはや距離はさほど問題ではなく、なぜ?なんの為に??と言う疑問と不安が。世界征服を目論んでいる訳ではないのでしょうが…(泣 なんとか穏便な解決策は取れない物なのでしょうかね〜!私ごときが心配しても始まらないのですが、全く人事の話でもなさそうなのがどうにも、と言う感じです。
今後の秋の道内各地の展示会等もあちらこちらで開催予定の様ですよ。皆さんも情報をキャッチして足を運んでみては如何でしょうか〜♪
今回からはラプトルのヘッドのスケルトンものになります、です。


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画像1、ベロキラプトルのヘッドスケルトン。
以前のラプトルの爪と同じメーカー、マスターピースモデルズから出ていますベロキラプトルのヘッドスケルトン、1/1スケールが今回のアイテムです。
レジン製のかなり大きめのガレージキット。こんなキット、現在としては貴重な代物です!
箱上部には完成見本の簡易プリントの画像がついています…(笑


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画像2、パーツ その1。
とても大きいのに、パーツは3個です。ありがたい〜と思っていましたが、あちらこちらのパーツ欠けや樹脂の回っていない箇所も随所に!しかも接続部分の形状も何やら怪しい感じに…(泣


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画像3、パーツ その2。
目元なんかの空洞部はしっかりとバリの状態が残っています。各部の修正には結構手間が掛かりそうな事に。
画像下は各部の形状修正箇所にポリパテを盛った状態。このあとやすり掛け等の作業で形状を修正していく訳ですが、この作業が結構辛い。


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画像4、各パーツの接着 その1。
不備の有る箇所を修正し終えるとパーツの接着なんですが、通常のキットは軸打ちしてエポキシ系や瞬着等で接着出来るのですが、このキット、大きい上に重いと言う…(汗
なのでしっかりと接着するのと、強度も考えて、接続部分にはドリルにて穴をあけ、木ネジてしっかりと固定させていくのでした。
簡単なベースも支柱も含めて頑丈に制作です。


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画像5、各パーツの接着 その2。
しっかりと頑丈に接着してベースに固定してあるので、ちょっとやそっとではビクともしない作りになりました!
ちょっと支柱が太目なのが気にはなりますが…(笑


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画像6、各パーツの接着 その3。
強度の為に使用した木ネジは長さ30mm程の長さに。頭の部分、本体に頭用に大きめの穴はあけてある為に出っ張りは無いのですが、この状態は目だち過ぎ!!(汗


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画像7、ネジ痕補修。
ネジの頭部分はエポパテにてしっかりと埋め込んで周りと違和感のないように馴染ませておきます。顎の付け根部分はポリパテ段階で補修済です。パーツ数が少ない割に位置決めや強度を持たせる必要上、結構時間が掛かってしまいました〜(泣
この段階でしっかりと作り込んでおくとこの後の塗装も楽な筈、なのですよね〜♪


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画像8、下塗り その1。
形が出来上がってくる前にはあちらこちらもしっかりと再チェックしておきます。気になる部分はすぐさま対処!
おおかた出来上がった段階で下塗り作業に移ります。
下塗りの際もいつも同様にサフは吹かずに直接セラムで下塗りしていきます。今回は明るめのイエローオーカーで下塗りです。


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画像9、下塗り その2。
最終仕上げを考えるとアイボリー調の色でもよかったのですが、サフが無いために補修のパテ後もしっかりと目だたないように、下塗りは敢えて濃いめの色を使用。
この後本格塗装に入ってしまうと下塗りの色は何でもオッケーと言う感じなのですが…(笑


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2017年8月27日 (日)

ベロキラプトル 全身スケルトン その4(最終回)

流石に朝晩はめっきりと冷え込んで来た札幌ですが、日中は結構な暑さが…。しかも雨模様も伴うと、かなり湿度も高い感じに。湿度が高いと我々道産子には辛い暑さになる訳です(泣 模型的にも結構影響してしまいますよ。特に塗料の乾燥には大きく影響します。その辺りは何かの機会にお話しするとして、今年はいろいろな意味での天候不順が生活にもかなり影響しているのは間違いのない所。この後の年末に向けて、じわりじわりとその余波が襲ってこなければ良いのですが…。
話は変わりますが、昨日、木下大サーカスの公演も終わりに近いと言う事で行ってまいりました。めったにそんな催しに足を運ばなくなって久しいのですが、朝早くから既に1000人近くが大行列で待ち構えている状況、人ごみの苦手な私には心身ともに疲弊してしまったのですが、始まってみるとその演出法なんかは昔とはかなり変化しているのにはビックリ!テレビでは味わえない生の迫力には改めて感動さえ。たまにはあちらこちらに足を運ぶようにしなければと、改めて思った次第です。
さて、ラプトル君の前身スケルトンも最終回です。


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画像1、最終作業 その1。
いよいよ最終段階の作業です。
とは言っても今までの作業の繰り返しと、全体の最終チェックでの作業なのですが。
そこそこのサイズですから部分部分に拘り過ぎて全体としてのバランスに違和感の出ている箇所等をしっかりとチェックしていきます。


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画像2、最終作業 その2。
全体を見渡していくと必ず妙な所が見つかりますよ。冷静に、客観的な目線で確認していく事が大切です。こんな感じで完璧!などと思っても、改めて見直したり時間を置いてみて見ると必ず粗は見えてくる筈です。


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画像3、最終作業 その3。
各部のシャドーやハイライト部分なども改めて不自然な所がないのか、しっかりとチェックしていきます。
更に細部の描き込み部分にも足りない所がないか、追加した方がよくはないかと疑念の目で確認していきます。


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画像4、最終作業 その4。
頸椎や肋骨等の似た形状が続く箇所も要チェックです。繰り返し作業で妙に慣れた作業で流しがちな部分でもあるからですね。
傷やひび、その他の汚れ等も必要に応じて追加作業を加えていきます。
完成以降でもこんな感じで見直してみるのも良いかもですよね。
意外な部分が見つかってしまうかも!?(笑


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画像5、完成 その1。
今回は展示用なのでしっかりとベースを装着します。ディスプレイの趣旨が博物館的なイメージを狙っていたので、他の作品と合わせて質素な形状の木板に艶消しのブラックにて塗装した物を使用する事に。


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画像6、完成 その2。
制作時から付けていた支柱をしっかりとベースに固定、1本だと安定性に欠ける為に足の目だたない部分にも軸打ちしてベースに固定します。あくまでも目だたないようにと言う所が重要です。。


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画像7、完成 その3。
普通はもっと豪華な木目も活かした艶有りのベースがより作品を際立たせる所なのですが、今回はあくまでも作品自体の存在感を重視、単品展示ではなく恐竜物をいくつかまとめて統一感を出す目的なので、こんな質素な、それでいて品のある雰囲気も効果的かと。


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画像8、完成 その4。
ベースに装着していろいろな角度からもチェックしてみると良いですね。気が付かなかった粗も見えてくる場合も!?(汗


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画像9、完成 その5。
あくまでも情報量の多い頭部には見る人の目線が行ってしまいますから、この辺りの仕上げには十分気を使ってあります。見るポイントを設定しておく事も制作時のコツにも繋がりますよ。


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画像10、完成 その6。
モールドに沿った部分やモールドの無い箇所への描き込み作業等の相乗効果で、どんどんそれらしくなっていくのが制作の上での楽しみでもあります。当然サイズに合わせた使い分けなんかも必要になっては来るのですが。


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画像11、完成 その7。
骨らしさをもっとも感じる箇所の肋骨部分も手は抜けません。似た形状が繋がっていますが、一つひとつの表情を形状や塗装によって個体差を演出しておくと、完成時の格が上がって来ると言う物です。あくまでも工業製品の既製品ではないと言う、主張、こんな部分へのこだわりも見る方々は以外に察知してくれるものなんです。


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画像12、HMEでの展示風景。
HME2017の会場にて展示された光景です。
後ろの大きなヘッドも気になる所ですね!?(笑 こちらは次回でご紹介予定です。
展示の趣旨や展示会場の客層、雰囲気等も考慮して展示のディスプレイ等を考えていくのも模型の大切な作業のひとつだと私は考えています。自身の思いの丈を詰め込んだ作品をより効果的に見せていくと言うのも、とっても重要な事だと思うのでありました!


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2017年8月20日 (日)

ベロキラプトル 全身スケルトン その3

本当に日々の時間の流れが速いです。あっという間にお盆も過ぎ去ってしまいました。子供たちの夏休みも本日あたりで終了みたいですが、なんだかめっきりと朝晩は肌寒くなって来て、暑かった7月がなんだったのか?と言うくらいに例年の気温になってしまっています。というか8月は全般的に寒い方だったのかも、ですよね〜!空気の香りもどことなく秋を感じさせる気配さえ…(驚 そうこうしているうちに今年も年末を迎えるのもすぐのような気がしてしまいますです〜♪
HME以降はお盆に突入なんかも有ってなかなか制作は捗っていませんが、実はこのブログでもお世話になっているスジボリ堂さんで取り扱っている8倍の実体顕微鏡を使って細かな作業の試運転をしているのでありました!これがなんとも破壊的な威力を持ち合わせた代物、今まで見えなかった細かな部分が見える!そして作業も出来る!!と言う事なので、そのうちにしっかりと報告をさせていただくつもりです。なにせ慣れるまでにはまだ時間が掛かりそうな物ですから…(汗
と言う事ですが、今回も全身スケルトンの続き、なのでした。


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画像1、全体の細部の描き込み その1。
今回は正直、大まかな流れでどんどんと全体の細部にわたっての描き込み作業や色味の調整を行っていっています。明らかに進んではいる物の、なかなかその差が明確になっていないかも!?ですのであらかじめご了承くださいませ。
と言う事でこの絵も前回からは進んでいると言う状態なのですよ。


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画像2、全体の細部の描き込み その2。
そもそも模型作りの上では段階的に徐々に進んでいく物、まして大きめのスケールの場合になって来ると部分部分での作業の繰り返しが増えて来がちです。ですからその進捗状態はとっても解りにくい、と言う事なんですよね〜(泣
こうして画像が有ると言う事は、毎回進んだ分ごとに撮影しているので、明らかに作業の段階が進んでいる事、の証なのです、が…(笑


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画像3、全体の細部の描き込み その3。
細部の描き込みが進んではいる物の、この画像のサイズでは何がどう進んでいるのかは??状態。しかしながら骨の細かな傷やひび、汚れ等も含めてかなり細かな作業が進んでいるのです。


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画像4、全体の細部の描き込み その4-1。
本当にどんどんと進んではいるのです。細かな細部の描き込みと供に、前回行ったシャドウ部やハイライト部も更に強調していっています。あくまでも全体のバランスを見ながらの作業となります。細部ばかりに気を取られてしまうと部分的におかしな事になってしまうので、あくまでも全体を見渡してのバランスが重要なんですよね〜!


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画像5、全体の細部の描き込み その4-2。
いつもそうですが、画像だと決まった部分での見せ方が続く事が多いですが、あくまでも立体もの、当然見えない部分や裏側なんかも同時に進んでいる、わけです。本当の作例等ですと、もっとポイントを押さえての見せ方になるのですが、せっかくの場なので本当に細かな部分までお見せしたい、とはいっても限界もありますので、と言うジレンマの狭間で毎回苦労している次第(汗


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画像6、全体の細部の描き込み その4-3。
肋骨部分のアップ。
この状態ですと結構始めの頃とは変わった状態がお分かりいただけるかと。
あくまでも化石物ですから、その辺を考えての仕上げが必要となってきますね。発掘した状態のままのリアルっぽさだったり、博物館に展示されている復元された状態だったり、設定は自分次第。こんな辺りを考えていくのも楽しみの一つでもあるのです。


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画像7、全体の細部の描き込み その4-4。
頭部のアップ画像です。のっぺりとしたオリジナルの状態からかなり精悍な印象に変化してきましたよ!モールドに頼らずに細かな部分は意図的に描き込みによって表情を作っていきます。本当の意味でのリアルさ、と言うよりもあくまで模型的な意味での演出によって、様々な空気感を作り出していけるのが醍醐味でもある訳ですよね〜!!
で、次回は完成のお姿、です。


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