2016年5月15日 (日)

ディアゴスティーニ版 ゴラム その2

GWも終わって通常の生活パターンに戻りつつ有る中、昨日と本日の2日間は静岡ホビーショーの合同展示会が開催されています。全国各地から模型好きが大集合する、日本国内では最大規模の展示会で、私の知り合いの多くの方も参加されていますです。私も行かなきゃと良いながら既に15年以上の歳月が過ぎ去ってしまっています。この時期は必ずと言っていいほど本業が忙しい状態の時期なんです。なんとも悲しいですね〜(無 いつかは仕事の都合をつけて伺うつもりなのですが〜〜♪
このあとも各地のイベントが盛りだくさんの予定、本当に着々と準備しておかないとこれ又悲しい事になってしまいかねませんですね〜!日々の積み重ねこそが大切ということ。分かっていてもついサボリがちになってしまう弱さとの戦いの日々でもあるのです〜♪
今回のゴラム君、小さいながらなかなか存在感の有る物になる予定なのですが、よくよく調べるとそのスケール、なんと1/29という事が判明!何とも中途半端なスケールで、私も初めて知ったスケールなのでした。その由来につて知っている方はぜひご一報くださると嬉しいのですが…(笑 どちらにしても小さいのには違いは有りませんけれど…(笑


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画像1、下塗りその1。
前回でフィギュアの塗装を剥離しましたので、今回は下塗りからの塗装の開始、です。
通常はメタル素材の塗装の場合にはプライマー等の下地処理をするのが一般的ですが、私の使っているセラムコートの場合、メタル素材への食い付きもかなり良好ですので、下地処理は行わずにガシガシ下塗りして行きます。
筆ムラが残らない様に注意は必要、なのですが。


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画像2、下塗りその2。
出来るだけ下地の色味が残らない様に重ね塗りしていきますが、今回のアイテムは女性のようなデリケートな色味ではないのでさほど気にせずとも大丈夫、なのです。
不思議なのがパーツ分割の跡が伺えない事なのですが、まさかイッパツ抜きという事は無いはずですが、この辺りの巧みな加工技術は侮れないようですね〜♪ どうみても腕辺りは別パーツになっているはずなのですが…。


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画像3、シャドウ処理その1。
下塗りが終わると次にシャドー処理です。ややオレンジ系の茶色にて全体の色味をシャドー処理として塗装して行きます。始めはウォッシングの要領にて全体に薄く塗って、徐々にシャドー部の色を強調する様に塗り重ねて行きます。
おおざっぱな感じですが、全体の立体感が気持ち出てくるんです。


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画像4、シャドー処理その2。
凹部分に色が入る事でモールドの形状が判断しやすくなってきます。アイテムの細かな形状で気になる部分も判明してきます。この確認の作業の為にも本当は下地処理としてのサフェーサー処理は出来ればしておいた方が良い、という事なのですよね。


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画像5、ハイライト処理その1。
次に全体のハイライト処理です。光の方向を意識しながらハイライト色を施します。
一気にではなく徐々に明るく立ち上げて行く感じで薄く重ねて行きますよ、いつも同様に。


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画像6、ハイライト処理その2。
細部の肌は嫌なモールども多々存在していますが、特に目、眼球は瞳孔部分が凹モールドを施してあります。後の作業で面倒な事になるのでここは塗装にて気にならないレベルまで補修しておきます。あまり薄めない塗料を凹モールドに数回にわたって塗って行きながら表面が有る程度平坦になるまで塗布して行くだけなのですが。


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画像7、シャドー部の再塗装と色味の調整その1。
これまでにシャドーとハイライト部分を塗装した事で、かなりの立体感は出てきましたが、肌をリアルな表現にして行く為にはまだまだ調整が必要なのです。
という事でシャドー部を再度、今度は肌の色の加減を意識しながら塗って行きます。


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画像8、シャドー部の再塗装と色味の調整その2。
シャドー部は最深部分を意識した塗りに、同時に全体の色味としてやや黄色を含ませた色味も部分部分に置いて行きます。
同様の感じで肌の赤みや青みも部分部分に塗りながら生きた肌の雰囲気に。
こうして肌の立体感だけではない、肌らしい色味の調整も同時に行って行きます。
目元には眼球の塗装も加えて行くと結構雰囲気が出てきますね。塗装にはやはり顔の部分に時間がかかっています。ややくどい感じになっていますが、かなりコントラストを強めに処理しておいて、この後の調整に備える訳です。
全体的にゴラムらしいかなりな異様感が漂ってきたと思うのですが…(笑


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2016年5月 8日 (日)

ディアゴスティーニ版 ゴラム その1

今年のゴールデンウィークも本日でラストですが、皆さんはいかが過ごされましたでしょうか?今年は間に二日ほどの平日扱いが入っての飛び石連休でしたが、実質10日の大型の物、私個人はどこに行ったという事も無く何をしたという事も無い、気が付くと終わっていたという結果に…(泣 まあ、例年の事なのですがね〜♪ 
仕事の方もまだ忙しさが続いていますので、明日からは又気を引き締めてかからないと、とんでもない事に!本当に日々の流れが速すぎると感じるのでありました。 時も既に5月も半ばに向かおうと言う所、近くの桜もたいして拝まないうちに、今年も散って行ってしまいそうですよ〜!!
国内外のニュースで知る出来事も色々とエスカレートしているお話が多い気がします。そんな中で思うのは、普通が一番、健康が第一という事でしょうか…。今の趣味もこれと言って突出させる事無くとも、ずっと続けられる事もかなり重要と思ってしまう今日この頃なのでした。
今回からはディアゴスティーニ版のロード・オブ・ザ・リングのゴラムに取りかかろうかと、発売から10年以上が経っていますが、どうなりますか…(笑


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画像1、オリジナルのパッケージ。
個人的には大好きな映画のロード・オブ・ザ・リングですが、ディアゴスティーニからフィギュアのシリーズが出ていました。流行もの系の関連アイテムだった為か、あまり人気はなく、40巻ほどで打ち切られたようなのですが…。
出来も決して良いとは思えないレベルの物なのですが、素材がメタルなんですよね、ずっしりと重いメタルのフィギュアは又別の味わいが有るのです!


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画像2、パッケージ内のフィギュア。
こういったアイテムの困る所は、パッケージがかさばる点です。かといってフィギュアのブリスター部分のみ保存するというのも困りもの…。なかなか扱いに手こずる辺りも販売不振の大きな要素ですよね。しかも肝心のフィギュアの出来の方も…(笑


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画像3、フィギュア本体その1。
フィギュアはゴラム自体で1/32辺りに相当する感じでしょうか。実際はノンスケールと言った所。ベースの岩の出来は結構いい感じですが、フィギュア自体はかなり悲しい雰囲気なのです。塗装も結構やっつけ感が出まくっていますし…。


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画像4、フィギュア本体その2。
塗装は部分部分の色が変わっている物の、見た目はほぼベタ塗り状態、大量生産故の事情でしょうが、かなりヤバげな出来、です。
安価な海外(中国?)完成品の多くはこんな感じです、多くを期待してはいけません、こんなアイテムが有るというありがたみに浸るのが重要なのです!(笑


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画像5、フィギュア本体その3。
塗装の塗膜はかなり厚めでボッタリしています。素材のパーティングライン等の修正の手間をかけずに、塗装を厚く塗る事で粗を目立たなくするという事なのでしょうか、しかも今回の素材はメタル、下地にプライマーも塗装してあるはずなのですよね。
アイテム自体のモールドは相当埋没していると思われるのでありますね〜!


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画像6、フィギュア本体その4。
フィギュアのアップの状態、ゴラムの恐ろしさ以上にアイテムの出来映えの方が恐ろしいと感じるのは私だけではないはずです(笑 ある意味、ヤバい!!
雰囲気は出ているのですが、かなり悲しい事になってしまっていますです。
目元は彼の(?)売りのひとつですが、あまりにも怖すぎなのです〜〜♪


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画像7、塗装剥離その1。
という事でして、今回はオリジナルの塗装を生かすリペイント、では無く、一度塗装を剥離してモールドを生かす事を考えてみました。
塗膜が厚く時間も結構経っている為、シンナーではなかなか思う様には溶けてくれないはずなので、油絵の具のストリッパーを使いました。素材がメタルなのでミニカー等でも使える技!ベロンベロンとはがれてくれます。
今回はフィギュア部分のみに施してあります、ベースはいい感じなので。


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画像8、塗装剥離その2。
おおざっぱに塗装をはがすと、結構良い雰囲気に見えてきました。このままの方がありがたみがある気がしますよね。メタルの金属の重厚感が伝わってきて良い雰囲気です。
ただし、厚い塗膜をはがしたベースのモールドも決して褒められるレベルでは有りませんです…(泣 これはこの後もあまり期待は出来そうにない気が…(恐
好きとは言えども、モールドに手を加えている時間もないので、塗装でなんとか見栄えを良くする事を考えるしかなさそうですよ〜!
逆にやる気が出てくるという物ですよね!!
で、次回から塗装、です。


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2016年5月 1日 (日)

ウォーキング・デッド ダリル その5(最終回)

熊本地震の件もテレビ等の報道はやや落ち着いて来た感は有るのですが、現地の方はなかなかそんなのんびりとした事は言ってられそうにはなさそうです。早いところの復興を願うばかりなのですが、今回のマスコミ各社の報道にはやや苦言めいたお話も有る様です。ありのままの現状を報道する事を優先するあまりに、直後の混乱した現地に入った報道関係者の行動には結構問題が有ったようで、この辺り、何が最優先な事柄なのか、人道的に判断しないと、当事者の感情を逆撫でしてしまう恐れもたぶんに含んだデリケートな問題。先進国と言われて久しい日本、まだまだ今後改めなければならない事が多いようなのです。
その一方で、政治からの報道に対する締め付け的な状況は、世界的な目線ではかなり厳しい評価を受けているようで、この辺りの問題も今後ますます広がって行きそうな予感も…。
そんな中でも時は既にGWに突入していました。何かと忙しさに追われていて、個人的には休日に対する麻痺感でしょうか、なかなか実感が湧いていませんです。のんびりと普段出来ない事をやりたいところなのですが…。それにしても、とっても寒いし…(泣
ダリル様、ようやく今回で最終回となっています。思った以上に結構時間がかかってしまいましたね〜♪


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画像1、完成その1。
スケールが大きめなのが災いしたのか?思っていたよりも手間がかかってしまいましたダリル様、ようやく完成となりましたよ。
リペイントとしてはもっと簡潔に済ませる予定でしたが、細かな拘りや感情が移入してしまうと…、なかなかどうして状態。
今回の勇姿をゆっくりとご覧ください。


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画像2、完成その2。
その後もあちらこちらの細部を描いて行きながら、なんとか完成なのでした。
オリジナルの状態とはかなり違う物になってくれたか、と。
今回の最大のポイントは出来るだけ似せたいと言う思いから、お顔部分には常時時間を取られてしまいました。その辺がやや反省、なのですが…(笑


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画像3、完成その3。
お肌周りに気を使うのは毎度の事では有るのですが、今回はコスチュームや小物関係も、1/6スケール故の大きめな存在感なので、細部に拘るとなかなか手早い作業にはならなかった訳でして。その分仕上がりにしっかりと反映はしていると思っているのですが。


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画像4、完成その4。
ボウガンの存在はこのキャラクターを語る際には不可欠なアイテムです。ですので決して手が抜けない存在な訳でして、細かな部分にも当然拘りながらの作業になってしまいましたよ。そりゃあ時間も掛かるって物です〜!造形が尋常ではないほどの良い出来だったのがせめてもの救い。縮小サイズとは思えない程とってもリアルな雰囲気に。


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画像5、完成その5。
シャツや皮のベストの存在も今回は手の抜けないところです。素材感や質感、そして使用感と言った要素がビッグスケール故に求められてくる部分でもあります。小スケールでは表現しないところもしっかりと描き込んで行く必要が…(泣 細かな部分ではシャツのステッチ等の縫い目やボタン回り、ボタンの穴の雰囲気等の表現などが該当しますよ。


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画像6、完成その6。
今回の最大の見せ場と言えば、そう、お顔です。
元の造形はかなり精巧に似せている物の、塗装一つで全く違う雰囲気になってしまうのです、決して気の許せない部分なのですよね。描き込んだ細かな髭に加えて、ほほ骨から顎の下回りにかけてやや陰っぽく見えるようにうっすらと濃いめの色を入れてみました。この辺りの微妙な陰影によって本人のイメージに近付いて来たと思うのですが…。


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画像7、完成その7。
ベストのボタン、右下がオリジナルで使われた物のボタンのアップなのですが、ボタンの表面には文字のようなモールドが…。知ってしまったのでなんとかそれらしく描き込んでみましたよ。普通にはどうでもいい部分なのですが…(泣


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画像8、完成その8。
それと、もう一カ所新たに判明した事実が。それが右手親指の付け根付近に入った星形のタトゥー模様。何ともえらいところを知ってしまったのでした。たいした作業ではないので急遽描き込みましたが…(笑
知らぬが仏、的な部分なのですが、なぜかちょっぴり嬉しかったりして…。


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画像9、完成その9。
ベースの出来もとっても良いのですが、細かな色を入れながらリアル感を加えてあります。
左手に持ったナイフにも微妙に色が加えてありますよ。手元の毛の描き込みも結構プラスされていますです。毛なのか、傷なのか、汚れなのか?と言った感じなのですが(笑


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画像10、完成その10。
髪の毛はもう少し手を入れたいところでは有るのですが、今回は取り敢えずこんな簡単な処理に留める事に、髪の毛も拘りだすとキリが無いところ…です。
皮ベストの羽の刺繍の欠落箇所もしっかりと修復してあります。汚れや質感の描き込みもさらにプラスしてあります。


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画像11、背景有り画像その1。
と言う事で、晴れて完成の状態、背景が付くと印象も一段と変わってきます。
ワイルドなダリル様のイメージが良く出た一枚に仕上がりました。


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画像12、背景有り画像その2。
1/6スケール故のリアルな雰囲気はアップ画像だと一段と分かりやすい事に。まあ、描き込みに関してはまだまだ心残りも有るのですが…。劇中のダリル様の雰囲気は結構出ているかとは思うのです。まだ似ていない気もしてしまうのですが…。


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画像13、背景有り画像その3。
劇中の暗めの雰囲気のイメージを思わせる背景の一枚。
やや幻想的な雰囲気の中に、今を生きる事をしっかりと感情的に感じさせられていると思うのですが。


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画像14、背景有り画像その4。
シーズン1の荒廃した町並みのイメージをバックの一枚。
ややうつむき加減の哀愁を感じさせるアングルです。
映画やドラマ物のアイテムは今までも結構手掛けていますが、必要以上に感情移入してしまうのがまずいところでもあるのです。まあ、その分仕上がりに対する愛着度合いも高いのですけれど…(笑


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画像15、今回の決めの一枚。
使い古された暗い雰囲気の鉄の壁をバックに正面からの一枚、です。
ゾンビ物の映画やドラマ、今ではかなりの市民権を得た感じもしますが、話の多くはやはりゾンビではなく、劇中で繰り広げられる様々な人間模様が中心。恐ろしいのはゾンビ以上に人間だと言う事でしょうか?その辺りを考えながらゾンビを鑑賞すると、またひと味違った見方が出来るかも?ですね〜♪
以前紹介したこのシリーズのスタチューも、そのうち取り掛かるつもりです。
ゾンビが先か?リックが先か?……(笑


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2016年4月24日 (日)

ウォーキング・デッド ダリル その4

甚大な被害が広がっています熊本・大分を始め、九州地方の方々の日々の地震に対する心傷には心からお見舞いを申し上げます。余震が落ち着いてからの本格的な復興にもかなりの時間がかかる事と思われますが、何卒頑張っていただきたいと思います。
地震大国日本、今までの体験を後生に引き継いで、素晴らしい国にして行きたい物です。頑張れ、九州!頑張れ、日本!!
そんな中でも各地の催し物関係の準備、皆さん色々とされている様ですよね。私も今年は何かと急がしそうな事になりそうですので、今から着実に進めない事にはえらい事になってしまいそうなのでした!とは言え、なかなか日々の忙しさに追われて作業の方は遅々として進まない、と言う…(泣
進行中のダリル様も進んではいるのです、間違いなく。ただし、忙しいのと、1/6のビッグスケールゆえの細部の描き込みには、いつもの数倍の時間がかかっております、です。手を抜くのは簡単な事なのですが、自分で妥協を許してしまうと…とどまるところを知らない状態になってしまいそうな…(怖


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画像1、細部の描き込みその1。
全体には既に結構手が入っていますので、今回はそれらの細部をさらに描き込みながらリアルさを増して行こうと言う。言うのは簡単なのですが…(笑
お肌も含めて微調整も同時に進行していますので、よくよく見ないとどれだけ変わったのかは、本人さえも分からない事に…(笑
でも、間違いない感じで進んではいるのでした。


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画像2、細部の描き込みその2。
前回と比較すると細かな部分のもっさり感が感じられない事になって来ていますよ。小物のエッジ部分へのハイライトなども効いて、メリハリが立って来たと言う雰囲気に。
顔も出来るだけ似せたいところなので色々と手が入っていますが、なかなか…(泣


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画像3、細部の描き込みその3。
作業を進めていると妙な箇所を発見!皮のベストの背中の天使の羽の模様の一部が真っ黒く欠けたように…。誤ってペイントしてしまったか?と思って良く観察すると、ひび割れてはがれ落ちたようなのでした。どうもこの部分、プリントしたデカールで再現してあるらしく、経年変化でそうなった様ですよ!(怖
後ほど塗装にて目立たないように処理しなきゃ、です。
背面のボウガン周辺も細部に色々と手が入っています。


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画像4、細部の描き込みその4。
ボウガンの下部は発射用の調整ダイヤル等が再現されていますので、その辺もリアルな雰囲気に、傷やら汚れ等を施します。矢の発射用のレール部分はこすれて金属感が出る感じで。
右の画像は腕のアップ。よ〜く見ると細かな腕の毛が描かれていますよ(笑
まだまだ描き始め状態なのですが、今後さらに手が入ります。裸眼では単なる塗装のムラっぽくしか見えませんが…。


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画像5、細部の描き込み第二段階その1。
第二段階突入でさらに細かな部分を描いて行きます。なにが?どこが?と言う感じなのですが、なにせ1/6スケール。やり出すとキリが無いのです。あくまでもとトータル的なバランスを見ながらの調整作業です。


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画像6、細部の描き込み第二段階その2。
シャツの縫い目の糸なんかも再現します。その周辺の凹凸感も同時にプラスしながら、です。この辺りは変に描き込むとかえって違和感が出てしまいますので、あくまで周辺に馴染むように表現させるのがポイント。ここが見せ場では有りませんから…(笑


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画像7、細部の描き込み第二段階その3。
上記での欠落したプリント部の補習も進めます。まだ違和感が有りますが、この後刺繍全体のハイライトも加えながら自然な感じに仕上げて行きます。
腕の毛の感じも微妙に本当に繊細に進行中なのでした(笑


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画像8、細部の描き込み第二段階その4。
制作途中まで存在すら気が付かなかったのが右腕内側にあるタトゥー、資料を探していて発見してしまいました。役者本人の腕に存在している物みたいですが、画像ではっきりとした物が有りません。かすかな資料を拡大して、紙の上にてスケッチ。どうやら悪魔の絵みたいです。
それを元にフィギュアの腕にそれらしく描いて行くのでした。
これが有るのと無いのとでは、どれだけ分かっているのか!?が問われる重大な部分。模型制作の醍醐味とも言える楽しみの一部なのです!!(笑


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画像9、細部の描き込み第二段階その5。
髪の毛辺りも徐々に色が乗っています。
お顔の髭を本当に細かく描いています。点なのか?線なのか?それは私にも分からないような多様な描写でそれらしく描き込んでいるのでした。あくまでくどくならないレベルで、なのですが。こちらも裸眼での判別はやや厳しいレベル…です(笑


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画像10、細部の描き込み第二段階その6。
目元辺りやお肌全体にもしつこく色が入っていますよ。細かな皺の雰囲気や色味の変化もさらにプラスしています。上記の髭の表現はこれでもまだ足りない感じ。ボウボウではなくとも良い雰囲気の無精髭っぽくしたいところ。
眉毛や睫毛もさらなる微調整が進行中、なのです!
それでも完成には至っていないですが、今回は、この辺で…(笑


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2016年4月17日 (日)

ウォーキング・デッド ダリル その3

4月も中盤、新年度にもようやく慣れ始めている矢先の出来事が熊本の大地震です。九州の中でも阿蘇山の噴火にまつわる話かと思っていると大間違いで、熊本直下の活断層が原因とか…。地震の震度も阪神・淡路大震災と同等の物と言いますから、大型なのは容易に想像はできる物の、ニュースでの現地の被災状況を見ていると、涙がこぼれるほどのショック!自然の恐ろしさに改めて身の震える思いですが、熊本を始めとする九州一帯の方々にはくれぐれも生命第一の行動をとっていただく他有りません。
一刻も早く余震が収まる事を心よりお祈り申し上げる次第です。
今週は始めに謝っておきます、「すみません」…(?) と言いますのはこのブログの件。今週は本当に忙しく、制作行程の進捗状況がブログ開設以来の一大事状態。一応の所間違いなく進んではるのですが…。ですので、まるで完成でもしたかのような画像の見せ方になってしまっております、です。くれぐれも完成している訳ではない事をあらかじめお伝えさせていただきます(笑


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画像1、お肌以外の塗装その1。
先週までで一応お肌部分が良いところまで来ましたので、今週からはお肌以外のコスチュームや付属品等の塗装、なのです。
あくまでも今回のフィギュア、完成品のスタチューで、出来るだけベースの色を生かしながら、と言う趣旨ですので、下塗り等はあまり行わないと言う縛りの中での作業なのです。
お肌以外が気持ち進んだ状態の画像。


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画像2、お肌以外の塗装その2。
現段階でオリジナル段階の物と並べるとこのような感じです。肌の表現は明らかに違っているのが手に取るようにお分かりいただける事と思います。あくまで塗装のみですよ。
シャツや皮ベストも少しずつ色が乗って来ているのであります。


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画像3、お肌以外の塗装その3。
シャツの細かなディティールを少しずつ再現していっている最中。皮ベストも質感を表現していっています。右画像のアングルの顔が本人とかなり良い感じで似ているのでは?と思っていますです、個人的には…(笑


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画像4、お肌以外の塗装その4。
髪の毛もさらに黒みを乗せて行っています。黒髪ではないのですが。
首元の皺の雰囲気も追加しています。
シャツは綿っぽさを出したいと悪戦苦闘中の状態。簡単なシャドーとハイライトが施してあります。


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画像5、お肌以外の塗装その5。
シャツの腕の切り口の表現も自然なリアル感を出したいところ。まだまだこれから、なのですが…。
皮ベストの質感も少しずつ再現して行っています。擦れや汚れ、この辺りがポイントでしょうね。あくまで皮らしくと言うのが基本ですが。


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画像6、お肌以外の塗装その6。
付属のアクセサリーのボウガン、こちらもオリジナルの状態では単なる色分けでのべた塗りですので、各部の色味の変化や傷、汚れを徐々に加えていっています。
ここまでが今回の作業のご紹介、何とも簡単なのにこれだけクローズアップしてお見せする他、今回は、無かった訳でして…(泣


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画像7、同シリーズの他のフィギュアその1。
で、ちょっと寂しいので、同シリーズの他のフィギュアをちょっとご紹介、なのです。
まずはゾンビ。これはキャロルの娘のソフィアがいなくなる寸前に襲ってくるゾンビで、通称ソフィアのゾンビ。劇中では本の数秒しか登場しませんです。


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画像8、同シリーズの他のフィギュアその2。
こちらもゾンビ、井戸の中から引き上げられて、あげくには胴体がちぎれてしまうと言う悲しいゾンビ君。井戸の中にしばらく放置されていた為に、通常のゾンビとは趣きがやや違っているのも特徴的です。
持っていてもあまりうれしくは無いアイテム…かも(笑


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画像9、同シリーズの他のフィギュアその3。
お待ちかねのウォーキングデッドの主人公のリック。この方がいないとお話が進みません。まだ警官の制服を身にまとっている頃のワンカットから、ですね。こちらもダリル同様、造形は良いいのに、塗装が…何とも悲しい状態(泣
これらのバストモデルはいずれリペイントされるのを今か今かと待ち詫びている状態なのです。
ゾンビ自体はそんなに変わらない気もしますよ、ね!?(笑


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